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平成29年度 市長コラム「多摩の風」

[2017年9月5日]

ID:4486

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多摩の風68 福島県浪江町と共に(たま広報平成30年2月5日号掲載)

 今年も3・11を迎えます。福島県浪江町で7年ぶりに晴れやかな成人式を行ったとの報道がありました。
 浪江町は、昨年3月末に全域避難指示の指定が解除されましたが、依然として帰宅困難地域は町の大半を占め、帰還者は約500人程度と厳しい状況です。原発事故による放射線への不安、避難先で生活基盤が定着したなど、帰還は容易ではないようです。
 聖蹟桜ヶ丘周辺の商店会や関・一つむぎ館の運営協議会で構成される「せいせき桜まつり実行委員会」は、継続して東日本大震災の復興支援を行っており、特に原発震災で悲惨な状況となった浪江町の支援に力を入れてきました。4月の「せいせき桜まつり」で交流事業の報告会を行う予定です。
 2月10日(土曜日)には、多摩第一小学校の児童と多摩中学校の生徒が、福島県二本松市で避難・開校している浪江町の小・中学校を訪れ、合唱などの交流事業を行うことになっている他、3月の「復興フォーラム2018」では、原子力に頼らない再生可能エネルギーの未来に関するシンポジウムが行われます。
 津波で取り残された住民を救うことができなかった浪江町消防団を描いたアニメ「無念」は涙無く観ることはできません。この悔しい思いは二度と繰り返してはなりません。原発事故の代償は余りに大きすぎます。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風67 バリアのない社会を目指して(たま広報平成29年12月5日号掲載)

 質問です。シャンプーとリンスの違いとは? 頭皮の脂肪を洗い流すのがシャンプーで、髪の毛のダメージを防ぐのがリンス。そう答えたくなりますよね。
 シャンプーのボトルの側面にギザギザが入っているのをご存じでしょうか。一方、リンスのボトルにはありません。触ってわかる。これがユニバーサルデザインの一例です。
 多摩市は「障害者差別解消法」の施行に合わせ、今年の6月に障がいがある当事者の皆さんと力を合わせ、「心つなぐ・はんどぶっく」を作りました。
 シャンプーボトルの話はこの冊子に掲載されています。その他にも、「外見だけで分かりにくいため返事ができず、無視されたと誤解され、後ろから叩かれた」という聴覚障がいの方。視覚障がいの方からは「道路を歩いていても自動車や自転車は音でしか分からず危険な目に遭う」など。冊子には当事者の皆さんの経験談がいっぱい詰まっています。ぜひご一読ください。
 色刷りで分かりやすいパンフレットや広報ビデオも必要ですね。
 階段や道の段差などの物理的バリア。音声や点字、手話などの情報のバリア。障害を理由に制限する制度のバリア。差別や無関心などの心のバリア。
 バリアが無く誰もが幸せに生きられる社会を。12月9日は「障害者の日」です。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風66 アスリートへの応援賛歌(たま広報平成29年11月5日号掲載)

 東京オリンピック・パラリンピックを目指す多摩市在住のお二人のアスリートのお話です。
 柔道金メダリストの松本薫(かおり)さんは現在、子育て真っ最中。産後一カ月でトレーニングを再開し、現役復帰を目指しています。
 あるテレビ番組でスタジオ中が仰天した松本流育児・稽古両立術が、娘を乗せたベビーカーを押して、多摩川河川敷をマラソンランナー並みのスピードで10km走るメニューというから驚き。抱っこ紐で娘を抱き高尾山に登ったとの話も。
 また、先日お会いした野口佳子(けいこ)さんからは、南アフリカで開かれたUCIパラサイクリング世界選手権ロード大会の、タイムトライアル部門で優勝したとの報告をいただきました。
 もともと趣味でトライアスロンをしており、自転車競技のロードレース大会に昨年の4月に参加し転倒。瀕死の重傷を負い、意識不明状態に。脳の損傷もあり、医師からは完治不能との厳しい宣告を受けたそうです。
 しかし、歩行訓練はもちろん、漢字・計算ドリルに繰り返し取り組むなど、想像を絶するリハビリの結果、パラサイクルと出会い、練習を重ね世界大会へ挑戦。
 ご自身の記憶障害との闘いについて講演するなど、地元の認知症セミナーでも活躍中です。
 応援しています。頑張れアスリートの皆さん!

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風65 100歳長寿訪問(たま広報平成29年10月5日号掲載)

 今年も「100歳長寿訪問」を行いました。今年100歳を迎えられた方は19人もいらっしゃいました。
 「ミカンジュースは好き」と弓山愛媛(ゆみやまえひめ)さん。ご両親の故郷が愛媛県だったことから、この名前が付けられたそうです。「魚よりは肉が好き」とにっこり。
 天辰(あまたつ)ハルヱさんは「最近まで食事は一人で作っていたのよ」「今は週に3回、ヘルパーさんに夕食を用意してもらっているの」とおっしゃっていました。食事は完食とか。
 他の方からも、新聞を毎日読む、日々写経を欠かさない、バスを使って自分で買い物に出掛ける、好き嫌い無く食べるなど、元気の秘訣をたくさん伺いました。
 先月パルテノン多摩で行われた「長寿を共に祝う会」には、75歳以上の多くの皆さんにご来場いただきました。
 在宅で老いを迎えること、外出することの不安、家族間での悩みなどは最寄りの「地域包括支援センター」にご相談ください。
 11月9日(木曜日)には「シルバーデモクラシー」を著した多摩大学の寺島実郎(じつろう)学長、「がん哲学外来」提唱者の順天堂大学樋野興夫(ひのおきお)教授はじめ市内の医療関係者による「健幸(けんこう)まちづくり」に関するシンポジウムも開催されます。
 市内に100歳以上の方は54人お住まいです。老いと向き合うご自身のスタイルも考えてみませんか。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風64 多摩市がアートなお祭りに包まれる日(たま広報平成29年9月5日号掲載)

 9月16日㈯・17日㈰に聖蹟桜ヶ丘、永山、多摩センターが、お祭り・フェスティバル・アートの喧騒(けんそう)に包まれます。
 「せいせきみらいフェスティバル2017」は、17日に一ノ宮公園で開催。午前10時からは子どもたちが「遊び」「学び」「仕事」を体験できる「KAOFES(カオフェス)2017」。子どもたちが自動車整備士や保育士などに変身。夕刻から、太鼓・吹奏楽・ミュージックダンスに続き400発の花火がフィナーレを飾ります。ラスカルの花火も夜空を賑わすとか。
 今年で20周年を迎える「永山フェスティバル」は、16日・17日に開催。午前11時から20時40分まで永山駅周辺でジャズ・吹奏楽・合唱・演劇・展示など多種多彩な催しと出店で大賑わい。出演は全て地域のメンバーで、出店の食器は学校給食の食器を利用し使い回すという、環境に配慮したお祭りです。
 「パルTAMAフェス2017in多摩センター」は、16日・17日の午前11時30分から19時までパルテノン大通り・パルテノン多摩大階段・多摩中央公園で開催。音楽・演劇・大道芸などさまざまなジャンルの第一線のアーティストが多摩センターをアートな街に変身させます。
 新しい出会いがあなたを待っているかもしれません。
 ぜひご来場ください。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風63 いのちの授業(たま広報平成29年8月5日号掲載)

 「人間にとって最も大切なものはお金や財産、地位や名誉ではありません。いのちです」。105歳で天寿を全うされた聖路加国際病院名誉院長・日野原重明先生は全国の200校を超える小学校に出向き、「いのちの授業」で話したそうです。
 今、国内でも大きな課題となっている子どもたちの貧困は、引きこもりという形で大人の年齢にも影響を及ぼしています。多摩市は、この4月に児童青少年課に子ども・若者育成係を設置し、先月、ひきこもり・不登校の長期化状況についての講演会を行い、大勢の皆さんにご参加いただきました。
 現在、地域で子どもたちや一人暮らしの方の「食」を応援しようと「だれでも食堂」の皆さん同士が連携する「たま食ねっと。」のネットワークが立ち上がっています。そのメンバーであるNPO法人シェア・マインドさんは、食べ物を必要としている方のために、家で余っている食品の収集活動に動き出しました。
 日野原先生は子どもたちに、「心臓はいのちじゃないよ。心臓は単なるポンプ。いのちは目に見えないもの。いのちとは時間の証」と語りかけていました。
 先生の限りある時間は無くなってしまいましたが、「だれでも食堂」「フードシェア」など、いのちの時間を大切に使われている市民の皆さんに感謝です。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風62 自由で平等で平和な社会(たま広報平成29年7月5日号掲載)

キース・へリング。この名前を耳にしたことはあるでしょうか。そして彼と多摩の子どもたちとの共同作品がパルテノン多摩にあることはご存じでしょうか。ちょうど今から30年前。オープンを目前に控えていたパルテノン多摩の開館記念イベントとして、当時世界的に活躍していたアーティスト、キース・へリングに壁画制作を依頼。へリングは多摩の子どもたちと一緒に作品を作りたい、と提案し、幼児・小学生総勢462人と巨大な壁画制作などに挑戦しました。へリングは沖縄に駐留していた父親の影響もあり、日本に愛着があり、被爆地・広島も訪問しています。1990年にエイズで31歳という若さで亡くなるまで、感染症患者や病気で苦しむ子どもたちへの支援、街頭や街中での「みんなのためのアート」に奔走し、「平和」を表現してきました。
 当時、共に制作活動に加わった多摩の子どもたちも、今や30歳代から40歳代の大人たちへ。来月には原爆忌を迎えます。今年は4年に一度の平和首長会議総会の年でもあります。私は、8人の多摩の子どもたちと共に広島平和記念式典に参列し、核兵器の廃絶と戦争の無い「すべてのいのちに平和な地球を」祈ってまいります。
 へリングが目指した自由で平等で平和な社会。「多摩市平和展」でご覧ください。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風61 観光ボランティアガイドの勧め(たま広報平成29年6月5日号掲載)

緑がだんだん濃くなる季節となりました。まずは「歩く」ことから健康に気を付けてみませんか。このほど多摩市健康づくり推進員の皆さんが「ウォーキングマップ」を作成しました。聖蹟桜ヶ丘、永山、多摩センターの三つ。思わず歩いてみたくなるコースを紹介したマップです。「遊歩道・多摩よこやまの道ガイドマップ」と併せてご愛用ください。
まちの魅力をさらにアップしようと、多摩市はこの4月に組織改正を行い、新たにシティセールス政策監を設置しました。東京都内では初めて、全国的にも珍しいポストです。この3月まで東京都で産業労働局観光部振興課長をされていた若林和彦さんを起用しました。昨年4月に就任した健幸(けんこう)まちづくり政策監の安里賀奈子さんともどもよろしくお願いいたします。
若林政策監とは、日本一長い遊歩道や多摩よこやまの道、そして市内の名所旧跡、あるいは多摩ニュータウンをはじめ市内各地の見どころをPRしていただく観光ボランティアガイドなどの仕組みをつくってはどうだろうか、と楽しい話もしています。
「人生100年時代」とも呼ばれる今日、多種多様な副業を持つ楽しみもあって良いのでは。健幸まちづくりと相性もピッタリです。マップを手に市内を一緒に散策しませんか。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風60 「武者返し」の秘密(たま広報平成29年5月5日号掲載)

加藤清正といえば熊本城を築城した武将としてあまりに有名ですが、昨年の熊本地震でその築城技術が改めて注目されています。
熊本市とNHKの合同調査で、加藤清正時代に築城された「武者返し」と呼ばれる独特の城壁の損壊率は10%程度と、明治以降に修復された城壁の損壊率を大幅に下回り、二度にわたる強震、3千回を超えた余震に耐えたとの話です。
清正は朝鮮半島を含め国内外で多くの城を造ってきましたが、1596年に発生した慶長伏見大地震に遭遇した際、伏見城の倒壊と恐怖におののく城内を目の当たりにし、その結果が地震に強い「武者返し」の城壁となったとの推論です。
4百年も前の話だけに驚愕しきり。歴史をひもとき古文書や史実の探訪から真実が浮かび上がってきます。虚と嘘が大手を振って闊歩(かっぽ)している今日、耐震その他に参考となる先達の技術を見抜く目を養っていきたいですね。
市内には道路・橋りょうなど日々の生活に欠かせない大事なインフラ施設が多くあります。道路の陥没を未然に防ぐための地中探査により、路面下の空洞を発見し補修工事も行っています。
公共施設の安心・安全も同様です。石垣の積み方の角度と急峻なのり面により、強度を増した「武者返し」の秘密に大いに学びたいですね。

(多摩市長 阿部裕行)

多摩の風59 羽ばたけ「ナスカイ」!(たま広報平成29年4月1日号掲載)

現在、パルテノン多摩で、特別展「多摩と災害」を開催しています。関東大震災をはじめとする地震による被害、富士山の噴火による影響、多摩川の水害など各種自然災害と、多摩ニュータウン開発や多摩消防団の黎明期に関する展示が7月23日(日曜日)まで開かれています。
かつて多摩村では土砂災害のことを「ビャク」と言ったそうです。関東大震災でも相原(町田市)で「ビャク」により犠牲者が発生しました。多摩川や大栗川もたびたび洪水に見舞われ、家屋や田畑が被害に遭ったようです。パルテノン多摩の学芸員が丁寧に地域の自然と暮らしの歴史を掘り起こし、現在に蘇らせました。
また会場には、平成23年6月から旧豊ヶ丘中学校に避難し学校生活を過ごした那須高原海城中学校・高等学校の記録も展示されています。東日本大震災での激震被害により、全寮生活をしていた生徒たちは那須を離れ、多摩の地で被災と避難の経験を乗り越え、地域の皆さんとの交流も深めました。閉校して数年しかたっていなかった豊ヶ丘中学校の校舎が、再び学び舎として役に立ったことは本当に良かったと思っています。ご支援いただいた皆さんに改めて感謝申し上げます。
那須高原海城中学校・高等学校はこの3月で幕を閉じましたが、「ナスカイ」で学ばれた皆さん、いつでも多摩の地に帰ってきてください。

(多摩市長 阿部裕行)

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