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多摩市行財政診断白書 第2部各論編 第3章 重点検討対象事業(11)

最終更新日:平成20年3月31日

3. 11 やまばと号

ポイント

  • 背景とやまばと号の役割
    • 昭和48年に市立図書館が開館するまでの間、都立立川図書館の「むらさき号」が巡回してきており、開館にあわせて巡回を終了しました。
    • 昭和49年に主としてニュータウンの諏訪・永山地域を中心に市内全域サービス提供のため「初代やまばと号」が巡回を開始しました。
    • 巡回当初は市立図書館を上回る利用があり、市立図書館のない地域への役割を果たしてきましたが、地域館の整備とともにその利用は減少しています。
  • やまばと号の行政コストは、平成13年度決算で約1千万円。利用者一人あたり2千円となり本館・地域館と比較し約2倍のコストがかかっています。
  • 図書館1館あたりの人口は類似都市と比較しても中位であり、整備水準は低くなく、各地域館の機能も充実しています。また、図書館利用が困難な肢体不自由者等の読書要求に応えるため、宅配サービスも行うなど館外サービスも充実しています。
  • 市内のバス網の水準は高く、図書館利用がしやすい状況にあるといえます。
  • 平成14年4月から、日野市・稲城市との相互利用を開始しています。
  • 現下の厳しい財政状況から、限られた財源を重点的かつ効果的に活用した行財政運営が求められています。
  • やまばと号の所期の目的・役割は達成されたので廃止し、必要な分野へその財源を活用するよう見直しを検討することが必要です。

1. やまばと号を含めた図書館別個人貸出状況

 自動車図書館「やまばと号」の利用は、最初の地域館が整備されるまでの間は本館を上回り、市民サービスの提供に努めてきましたが、地域館が順次整備されるとともにその利用は減少しています。
 現在、市内13箇所を2週間に1回巡回しています。

地域館の整備とともにやまばと号の貸し出し冊数が減少

図表1 図書館別個人貸出状況(冊数)

図表2 やまばと号貸出状況(冊数)

2. 平成13年度のやまばと号の利用状況

 過去5年間の利用者数をみると、平成9年度の永山図書館開館以降ほぼ横ばいで、平成13年度の利用者数は4,803人となっています。

年間利用者数は全体の0.8%(4,803人)

図表3 過去5年間の利用状況 (人)

  9年度10年度11年度12年度13年度
本館 57,671 53,316 54,275 49,441 46,582
東寺方 23,021 24,259 22,055 24,719 25,642
豊ヶ丘 111,030 117,759 122,457 116,576 105,436
関戸 113,867 121,912 129,880 127,338 126,774
聖ヶ丘 53,129 57,832 58,595 56,771 51,921
永山 202,027 229,225 248,265 238,610 227,092
やまばと号 5,279 6,009 5,028 5,672 4,803
団体貸出 91 117 116 130 114
障がい者サービス 40 21 26 30 36
合計 566,155 610,450 640,697 619,287 588,400

図表4 図書館別過去5年間の利用者数(人)

 一日あたりの利用者数をみると、15.7人で全体の0.8%という利用状況となっています。

 一日あたりの利用者数は15.7人

図表5 平成13年度図書館別の利用者数(個人)

  開館日数年間一日あたり一人あたり
貸出点数
  利用者数貸出点数予約点数利用者数貸出点数予約点数
本館 293 46,582 124,418 19,672 159 424.6 67.1 2.67
東寺方 293 25,642 67,746 8,888 87.5 231.2 30.3 2.64
豊ヶ丘 294 105,436 289,663 41,552 358.6 985.2 141.3 2.75
関戸 293 126,774 301,114 43,429 432.7 1,027.70 148.2 2.38
聖ヶ丘 293 51,921 130,632 17,640 177.2 445.8 60.2 2.52
永山 293 227,092 540,219 84,697 775.1 1,843.80 289.1 2.38
やまばと号 306 4,803 16,219   15.7 53   3.38
合計 2,065 588,250 1,470,011 215,878 2,006 5,011 736 2.50

図表6 平成13年度図書館別の利用者数(人)【一日あたり】

 平成13年度の貸し出し冊数をみると16,219冊で、全体(150万6,132冊)の1.1%と少ない状況になっています。

 年間図書貸し出し冊数は全体の1.1%

図表7 平成13年度図書貸し出し冊数

 市立図書館東寺方図書館豊ヶ丘図書館関戸図書館聖ヶ丘図書館
冊数 124,418 67,746 289,663 301,114 130,632
比率 8.30% 4.50% 19.20% 20.00% 8.70%

 

 永山図書館やまばと号団体貸出その他合計
冊数 540,219 16,219 33,767 2,354 1,506,132
比率 35.90% 1.10% 2.20% 0.10% 100%

図表8 平成13年度図書貸し出し冊数

3. 平成13年度のやまばと号の行政コスト(運営等に係る経費)

 平成13年度の行政コストを本館、地域館の施設管理経費を除く図書館サービス部門と比較すると、利用者一人あたりのコストは図書館サービス部門の約2倍と割高になっています。

 利用者一人あたりのコストは約2倍

図書館サービス
【行政コスト】   13年度

対象人件費(万円) 37,354
退職給与引当金繰入額(万円) 6,216
対象物件費(万円) 21,503
対象補助費等(万円) 229
行政コスト(万円) 65,302
コストの単位 利用者一人あたり
利用者数(人) 583,447
1単位当たりコスト(円) 1,119
【コストの財源内訳】  
使用料・手数料等(万円) 0
国庫(都)支出金(万円) 0
一般財源(万円) 65,302

やまばと号
【行政コスト】   13年度

対象人件費(万円) 248
退職給与引当金繰入額(万円) 29
対象物件費(万円) 693
対象補助費等(万円) 1
行政コスト(万円) 971
コストの単位 利用者一人あたり
利用者数(人) 4,803
1単位当たりコスト(円) 2,021
【コストの財源内訳】  
使用料・手数料等(万円) 0
国庫(都)支出金(万円) 0
一般財源(万円) 971

4. 図書館の類似都市比較

 図書館1館あたりの人口は中位・自動車図書館は4市のみ

 多摩地区の類似都市(10市)と図書館1館あたりの人口で比較すると、図書館の整備水準は中位となっています。また、自動車図書館を運行しているのは4市のみとなっています。

図表10 図書館数と図書館1館あたり人口 平成13年度

図表11 自動車図書館運行都市(類似都市10市)  平成13年度

三鷹市 日野市 東村山市 多摩市
  計 4市

5. 今後の方向性

 市立図書館本館及び5ヶ所の地域図書館の整備やサービスの充実に伴い、自動車図書館「やまばと号」の所期の目的・役割は達成されたので廃止し、厳しい財政状況の中、必要な分野へその財源を活用していく必要があります。
 今後の図書館サービスとして、学校図書館など現有施設等を有効に活用しネットワーク化を図るなどの見直しも含め改善が必要と考えられます。

このページに関する問合せ先

企画政策部企画課
電話番号:042-338-6813 ファクシミリ番号:042-337-7658
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