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成人式に寄せて(平成19年1月)

最終更新日:平成20年3月30日

 

成人式に寄せて(多摩市長)

 

 清清しい平成19年の幕開けとともに、成人の日を迎えられた皆さん、おめでとうございます。
 多摩市では、今日、1,864名の方が成人式を迎えられました。
 「成人の日」は、皆さんが、自分の行動に責任をもつことを自覚する日である、とともに、今日まで健やかに成長し、社会人として自立していく皆さんを、私たち大人社会が、心から祝福し、歓迎する日でもあります。

 皆さんは、既に社会に出て職業人として頑張っている方、大学や専門学校で学んでいる方、充電中の方など様々でしょう。
 心から話し合える友達がいますか? いらっしゃる方は幸せと思います。
 人間は社会的存在であり、ひとりで生きていくことはできません。
 社会には色々な人がいます。
 誰しも短所はあります。でも、どんな人にも必ずいいところがあります。
 私は、いいところを誉め、伸ばすことを大切にしてきました。子育てにおいても、家族との関係においても、そして職場でも。
 近年、命や生きることについて考えさせられる事件が多く起きています。行政は、虐待やいじめを無くすための地域での取り組みを広げる努力をしていますが、原点は、一人ひとりが「自分の命を大切にすること。友だちの、他者の命を大切にすること。」にあると思います。
 どうぞ、ご自分を大切にしてください。同じように、他者の存在を大切にしてください。

 人生においては、自分の思い通りに行かないことも沢山あるでしょう。つらいことやいやなこともあるでしょう。でも、失敗から学ぶことも沢山あります。楽しいことや嬉しいことも一杯あります。生きるって素晴らしいと思います。
 地球上では、食べることができずに、あるいは戦争で、12人に1人の子どもたちが亡くなっています。日本は今、平和で食料もあります。
 私は、命を大切に、生きていきたいと思います。
 夢をもって努力していきましょう。
 大切なのは、チャレンジする気持ちです。チャンスは、つかむ気持ちがなければ、見つかりません。
 お一人おひとりの夢や希望を、具体的な形にしていくことによって、かけがえの無い人生を歩んでいってください。

 成人になられた皆さんには、公職選挙法によって選挙権が与えられます。
 選挙権は、権利であり、義務でもあります。
 今年は東京都知事選挙、多摩市議会議員選挙、参議院議員選挙が予定されています。
 幸せな社会にしていくために、住み続けたい多摩市にするために、是非、投票に行きましょう。選挙立会人にもなってみてください。
 20歳から飲酒や喫煙が解禁となります。飲酒運転は犯罪です。吸殻のポイ捨ても禁止です。
 4年前の成人式には、岩崎元紀さんの遺影を抱いた同級生が参加されました。元紀さんは19歳の平成14年1月、泥酔状態の車に追突され、90メートル引きずられて亡くなりました。元紀さんのお母さんは、「危険運転致死傷罪」の適用と「飲酒運転やひき逃げ事件に対する厳罰化」を訴えて活動を続けられています。どうか、同じ悲しい事故を起こさないで下さい。飲酒運転は絶対にしないでください。

 少子高齢化が進む日本にあって、多摩市にあって、皆さん方若い世代の存在は宝です。
 仕事と家族との時間を両立して生きていける社会にしていくために、皆さん方の柔軟な発想力と力強い行動力に大いに期待しています。
 また、消防団や地域活動にも興味をもち、参加してくださることを願っております。

 実行委員会方式による成人式は、今年で5回目。今回のスローガンは「祝 自分20周年 さぁ、ここからだ」でした。15名の実行委員の皆さん、創意工夫を凝らした数々の企画をありがとうございました。参加された新成人の皆さんの胸に、一生の思い出として刻まれたことと思います。

 最後になりましたが、今日まで深い愛情をもって見守り続けてこられたご家族や恩師の皆様、関係者の皆様、心からお祝い申し上げます。

 本日は、誠におめでとうございます。

 平成19年1月8日
  多摩市長 渡辺 幸子

新成人代表の言葉(成人式より)

 

 人間とは不思議な存在だと思います。
 喜怒哀楽。様々な感情があり、言葉という表現方法を持っている。
 その人間という存在は自然の中から生まれ、自然の中に生きている。いま、人間は自然というものをどのように感じているのでしょうか。

 自分という存在の不思議さを感じます。
 鏡でしか知ることのできない顔、録音でしか知りえない声、最も身近であり、最も遠い存在である「自分」。
 理解しているつもりで、自分は自分をどこまで本当にわかっているのでしょうか。
 僕は今でも自分のことがよくわかりません。
 小学校の卒業アルバムの中に、10年後の自分について書くところがあり、そこに「うまくいっていれば、大学卒業だろうな」と、書いたことを思い出します。
 当時はわからないなりにもそうなるだろうと思っていました。しかし、8年経った今になってみると、まるで想像もしなかった道を歩いています。

 20年生きてきた自分。そしてこれからの日々。

 成人という名の扉は、その扉を開けてからが、旅の始まりだと思います。
 ちょっと早回しだった自分の時計をはずして、自分という名の地図をひろげ、自分の進むべき道を探しに。
 さあ、一緒に扉を開きましょう!

 平成19年1月8日
  新成人代表 甲野 陽紀

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