環境問題(ごみ)を考える(平成17年9月)
最終更新日:平成20年3月30日
ごみの分別・資源化と処理について(現状とこれから)
青く美しい地球を次代の子ども達に引き継いでいくために、日の出町二ツ塚最終処分場を長期間利用させていただくために、より一層のごみ減量を進めましょう。また、地球温暖化防止のために、二酸化炭素(CO2)の排出を削減すると共に資源の有効利用を進め、環境負荷の少ない資源循環型社会の構築に寄与する日常生活にしていきましょう。
多摩市では、東京都市長会を通して、(1)生産段階でのごみの発生抑制 (2)繰り返し使用できる製品の製造 (3)事業者責任の明確化(回収コスト負担)を強く国に要請をしてきました。
市民の皆さんも消費者として、製造者・販売者へごみになるもの、必要のないものは声を大きくして働きかけてください。ごみになるものは断る、ごみを減らす、繰り返し使う、再生して使う工夫がごみの減量と資源の保護になります。例えば、買い物はマイバックを持ってレジ袋は断る、レジ袋をもらったときは何回も使う努力をしましょう。
家庭で分別された可燃ごみと不燃ごみ(二ツ塚最終処分場の状況)

多摩清掃工場で処理された焼却灰、破砕された不燃ごみなどは、日の出町にある二ツ塚最終処分場に埋め立てられます。
この最終処分場はすでに埋め立て区域全体の4割近くが埋め立てられ、このままで推移するとあと10年程度で満杯になります。そのため、埋め立て処分している焼却灰をセメントの原料にする「エコセメント事業」が進められており、平成18年4月から施設が稼動する予定です。この事業で最終処分場を30~40年と長く使うことができますが、それでも限界があり、この後の最終処分場確保は難しい状況です。
多摩市の平成16年度のごみ搬入実績は、4,706トンで25市1町のうち7番目でした。他市と比較して多い搬入量になっています。残灰の埋め立てもそうですが、特に問題なのが不燃残渣(ふねんざんさ)といわれる破砕したプラスチックごみなどを埋め立てていることです。これは、最終処分場への負荷が大きく、ごみ減量の努力をしないと早期に満杯になるなど、将来にわたっての環境管理や負担金の増額など難しい課題となっています。
不燃ごみ処理の実情

多摩市はこれまで、市民の皆さんのご理解とご協力により、「燃やせるごみ、燃やせないごみ、粗大ごみ、有害性ごみ、資源9種類」13区分の分別をお願いしてきました。
平成14年4月からは清掃工場の不燃・粗大ごみ新処理施設の運転を開始しましたが、不燃ごみの中のプラスチックごみが、平成11年度は36.63パーセント、平成12年度のダストボックス廃止後は62.59パーセント、平成16年度では59.41パーセントで、平成11年度と比較すると22.78パーセント増加している状況です。
不燃ごみのなかには、プラスチック類、生ごみ、木くず、わら、竹、乾電池、ガラス、陶器類、金属類、ゴム、皮革類などのあらゆるごみが入っている状況です。これらのごみを人手あるいは機械で、アルミ、鉄、カレットなどのリサイクルできる資源、乾電池など有害なもの、軟質系のプラスチックなどに選別します。それらを選別した後、ごみは破砕機や回転ふるいを通り、陶磁器や硬質プラスチックなどは最終処分場に埋め立てられます。
また、軟質系のプラスチックは日の出町の最終処分場への埋め立て量を減らすため固形燃料化(RDF)をしてきました。これら工程の中に、汚れたプラスチックなど、どうしても焼却処理せざるを得ないごみが発生すると、焼却処理をしています。これを除去可燃ごみといいます。
平成16年度は不燃ごみ5,260トン、粗大ごみ1,388トン、合わせて6,648トンのごみ量となりましたが、このうち65.51パーセントの4,355トンを除去可燃ごみとして焼却処理しました。収集不燃ごみの組成分析によると、プラスチック類が59.41パーセント、可燃ごみ類8.88パーセント、金属類8.72パーセント、ガラス・陶器類9.59パーセント、ゴム・皮革類7.06パーセントがおもなものとなっています。
多摩ニュータウン環境組合・多摩清掃工場の運転状況
多摩ニュータウン環境組合・多摩清掃工場は、有害物質の除去や発電の設備を備えた最新鋭の性能を持った施設で、安全・衛生と環境に十分配慮して、きわめて安定的・良好に運転されています。ダイオキシンなどの排出ガスの測定値・放流下水調査結果について、たま広報及びニュータウン環境組合のたまかんニュース、ホームページに掲載・公表してきています。
清掃工場では、資源にならないプラスチックごみやゴム製品は、850~950度の高温で焼却し、熱源回収しています。熱源回収とは、清掃工場でごみを焼却することによって発電をし、それを清掃工場内で使用し、余った電力は電力会社へ売電するシステムです。さらに、温熱を隣接の総合福祉センターと温水プールに供給することによって温水・冷暖房のエネルギーとしても活用しています。
これからの取り組み
- これまで以上にさらに資源化を推進するために今までの9品目の分別に加えて、新たにプラスチックごみを容器包装リサイクル法のルートにのせます。
- 同時に多摩清掃工場で行っている不燃ごみ処理の実態に見合ったごみの分別とごみ処理の見直しを行い、これまで実施してきた固形燃料事業(RDF化)は廃止します。
- 合わせてごみの減量化の効果をねらうひとつの手法であることと、市民の皆さんのごみ減量・分別等の努力を評価できるシステムでもあることから、家庭系ごみの有料化を市民の皆さんに説明や啓発を充分に行ないつつ、実施してまいります。
まずは、市民の皆さんお一人おひとりが1日100グラムの減量で15パーセントの減量をお願いします。
(注)家庭系ごみ有料化など「今後のごみ減量に向けた基本方針(案)」に係るパブリックコメント(市民意見の募集)を平成17年10月11日(火曜)まで実施しています。ぜひ皆さんのご意見・ご提案をお待ちしています。
(注)10~11月にかけて地域説明会(自治会・管理組合単位)や出前説明会(希望する団体・市民グループ単位)も実施しますので、ぜひご参加ください。
平成17年9月16日
多摩市長 渡辺 幸子
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