農業者大学校の皆様、ありがとうございました~多摩市での最後の卒業式(平成21年3月)
最終更新日:平成21年3月16日

平成21年3月4日、農業者大学校(多摩市連光寺)の、多摩市で行う最後の卒業式に列席してまいりました。
農業者大学校は、多摩市の在校生を残し平成20年4月につくば市に移転したため、今回の卒業式を最後に、残念ながら多摩市の校舎は閉校となります。
農業者大学校は、昭和43年、農業者育成のための唯一の国立の教育機関として、多摩町に設立されました。以来、世界の動向を見据えながら農業と農村を考え、行動する農業者であると同時に、地域を考え、地域の人々から信頼されるリーダーを育ててこられました。
昨年、創立40周年を迎えられましたが、農業者大学校の卒業生は、今年の39期生19人を加え、1,257人となりました。卒業生の9割を超える皆さんが、全国各地で地域特性を活かした農業経営者として活躍されています。
命の源である食の安全を消費者は強く望んでいます。また、食料自給率の向上も大きな課題です。さらに、経済危機、雇用不安が深刻化する中で農業が就業先としても注目されています。卒業生の皆さんには誇りと自信をもって、日本の農業の新しい機軸を切り開いていただきたいと存じます。私たち消費者も、米の消費にもっと積極的になるなど、農業の振興に寄与してまいります。
卒業生をはじめ学生の皆さんには、地域住民の方との交流に力を入れていただいたことに大変感謝しております。
1988年には開校20周年企画として、多摩センターで産地直売が2日間にわたり実施され、全国各地から卒業生の方が育てたおいしい野菜がたくさん集まり、とても楽しく思い出深い催しとなりました。それを機に多摩市の「消費者まつり」に大学校生の方々にご参加いただき、産直販売を通して「本物の味」を届けていただきました。また、毎年秋に行われた「豊饒祭」は、米や野菜の産直販売、お餅つき、芋煮などの出店、カラオケ大会など、子どもからお年寄りまで楽しめる、地域の一大イベントとして親しまれてきました。長い間、ありがとうございました。
40年の歴史を重ね、地域に根付いた大学校がなくなってしまうことは、寂しく惜しまれますが、今後つくばの地において、日本の農産・畜産と地域社会の発展、そして生産者、消費者に豊かな暮らしと幸福をもたらす学校として発展されることを願っています。
大学校の土地は、都立桜ヶ丘公園として永遠に引きつがれます。OB会をこの多摩の地で開いていただけると大変うれしく思います。
最後になりましたが、卒業を迎えられる19人の皆さん、ご卒業、新たな出発(たびだち)おめでとうございます。
校長先生をはじめとする先生方、卒業生の方々、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
多摩市長 渡 辺 幸 子
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