「受動喫煙」と「分煙」 たばこを吸わない人のために。たばこを吸う人のために
[2015年12月7日]
ID:977
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副流煙は主流煙より有害です!禁煙しましょう。
実際の煙の測定値(ISO法):たばこの箱に表示されていた値の平均はニコチン1.03mg/本、タール12.67mg/本
(国立保健医療科学院での測定:3銘柄の平均)
たばこの煙は、喫煙者が吸い込む主流煙と、たばこの先から立ち昇る副流煙に分けられます。
主流煙の場合は、煙はフィルターを通ることにより有害物質の一部が取り除かれますが、副流煙はフィルターを通らないため、主流煙に比べて約2倍から4倍以上多くの有害物質が含まれています。
たばこの煙は空気で薄まりはしますが、喫煙者と一緒にいるだけで、周りにいる非喫煙者は少量のたばこを自分で吸ったのと同じような状態になってしまうのです。
このことを受動喫煙といいます。(厚生労働省:禁煙支援マニュアル テキスト教材より)
たばこの煙には200種類以上の有害化学物質が含まれています。
代表的なものに、ニコチン、タール、一酸化炭素があり、また、カドミウム、砒素、アンモニア、シアン化水素、さらにはダイオキシンなども含まれています。
ニコチン、タール、一酸化炭素を摂取すると、人体に以下のような影響があるといわれています。
依存性があり、たばこ依存症を引き起こします。また、血管を収縮させ血液の流れを悪くするほか、胃酸の分泌を促進させるため胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こすことがあります。
約40種類の 発がん物質を含んでおり、肺がんをはじめ、多くのがんの発生要因となります。
体を酸素欠乏状態にするため、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などの心臓病の引き金になります。 また、酸素欠乏の状態は、持久力や作業能率を低下させてしまいます。
(参考:厚生労働省 禁煙支援マニュアル テキスト教材)
社会保険出版社「COPDの基礎知識」より抜粋
ニコチンは胎盤への血流量を減らし、また、一酸化炭素は酸素をおしのけて血液中の酸素を運ぶ役割のヘモグロビンと結合するため、胎児・胎盤の成長・発達に必要な酸素が不足します。
胎児・胎盤の低酸素状態は、流産・早産、低出生体重児、新生児死亡、胎児死亡のリスクを高めます。
お母さんが喫煙することで、母乳の分泌が低下します。
また、ニコチンが母乳に入り、赤ちゃんにニコチンによる症状(不眠、嘔吐・下痢、頻脈など)が出現することがあります。
受動喫煙も多大な影響を与えます。
赤ちゃんが受動喫煙することで、ぜんそく、気管支炎、中耳炎などにかかる確率が高くなり、ぜんそく発作も誘発させます。
SIDS(乳幼児突然死症候群)の原因になることもあります。
たばこは事故の原因になることもあります。
赤ちゃんの誤飲事故での第一位は「たばこ」です。赤ちゃんが、たばこや吸殻入れの水を誤飲すると命の危険があります。
(参考:東京都福祉保健局「みんなで始める禁煙講座」)
多摩市役所健康福祉部健康推進課(健康センター)成人担当
電話番号: 042-376-9139
ファクシミリ番号: 042-371-1235
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