初夏の時期は、野生のカラスにご注意ください
[2018年5月16日]
ID:6759
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3月下旬から7月中旬頃まではカラスの繁殖期にあたり、特に5月以降になると、巣やヒナの近くを通る人に対して、親ガラスが卵やヒナを守ろうとする本能から威嚇や攻撃をすることがあります。
しかし、カラスにとって自分よりも大きな人に向かうのは相当な覚悟の上での行動であり、人に威嚇や攻撃を行うのも繁殖期に限られます。生態や対処法を知っていれば、人が怖がることはない野生の動物です。
攻撃された近くの樹木などに巣やヒナがいることが考えられ、通常は巣やヒナから離れれば威嚇や攻撃は収まります。
それでも攻撃される場合は、カラスは後ろから人の頭をめがけて飛んできますので、傘(折りたたみ傘)などの棒状のものを肩にかつぐようにして頭の上にあげてください。すると、カラスは習性として羽が接触することを恐れるため、近寄りません。また、カラスは後ろから足で蹴って攻撃するため、帽子やカバン等で頭を守ることで防げます。
一般的に3月中旬から4月頃にかけて巣作りを始めます。
5月の連休前後に、通常3個から5個の卵を産みます。約2週間で卵からヒナがかえり、その後巣立つまで約1ヶ月程度かかります。
産卵は通常年1回ですが、、途中で巣を落とされたり卵を取られたりして繁殖に失敗した場合、稀ですがもう一度繁殖をやり直す場合もあります。
巣立ちの時期になると、ヒナは足が丈夫になり巣の近くの木や枝に止まったり、羽ばたくようになります。しかし、まだ上手に飛べないために、時には道路や庭などの地面に落ちることがあります。ヒナが地面に落ちた時は、親鳥がビルや電柱・電線の上からヒナを見守り、周囲を監視しています。
カラスの警戒心が最も強くなるのがこの時期で、人が巣やヒナのそばを通った際に、子を守ろうとする本能から攻撃してくることがあります。
また、飛びながらくちばしで突くという動作も体の構造上できません。人に攻撃する場合は、後ろから足で蹴ります。
巣に近づかないことが一番ですが、人通りが多い場合や迂回することが困難な場合は、巣のある場所(樹木など)の所有者または管理者にご相談ください。やむを得ず巣を撤去する場合は、原則としてその敷地の管理者が行い、その場合は鳥獣保護管理法に基づく捕獲の許可を東京都知事から得る必要があります。
ただし、巣の中に卵やヒナがない場合は、許可なしで撤去することが可能です。
多摩市役所環境部環境政策課環境政策担当
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