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東京2020日本代表の増田成幸(ますだなりゆき)選手に聞いた!

[2021年6月20日]

ID:13460

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東京2020日本代表の増田成幸(ますだなりゆき)選手に聞いた!

 けがや病気に見舞われながらも、2015年全日本自転車選手権大会ロードレース3位、2019年同大会タイムトライアル優勝など実績を積み、東京2020大会男子個人ロードレースの日本代表となった増田成幸選手(37歳)に、これまでの歩みや現在の思いを伺いました。

--自転車競技を始めたきっかけは?

 もともと自転車に乗るのが大好きだったのですが、たまたまテレビで「ツール・ド・フランス」(自転車ロードレース)の様子を見て、雨の日も風の日も山や町を駆け抜けていく長距離の種目があることを初めて知り、衝撃を受けました。
 かっこいい、やってみたいと興味を惹かれ、子どものころからずっと貯め続けていたお金を「使うのは今しかない!」と決断して自転車を買ったのが、高校2年生の春です。ヘルメットやシューズも必要でしたが、サイクルショップの店長さんが自分の使わなくなったものをくれたので始めることができました。
 高校時代は、そのショップにあるクラブチームに入って、1日100km以上走ったり、アマチュア対象のホビーレースに少しずつ出たりしていましたね。

--地元は自転車競技が盛んだったのでしょうか。

 宮城県仙台市が地元ですが、特別盛んだった訳ではなく、他の地域と変わらなかったと思います。
 レースは探せば各地方・地域にあるので、南三陸のレース(今はない)や、仙台から北に30~40km行ったところのレースに出場していました。

--自転車の魅力は?

 遠くへ行けることです。マラソンも同じ長距離の種目ですが、自転車という道具を使えばもっと遠くへ行けます。道路が舗装されていれば高い山も上れますし、そこからすごくきれいな景色も見られます。自転車で走行しているときのスピード感や風を切る感触は、ランニングでは味わえないものです。五感を刺激されるスポーツだと思います。

--どんな練習をしているのですか?

 スタジアムが必要な競技とは違い、公道上が練習場所になるため、交通ルールを守って山へ行ったり、平たん路を走ったりしています。トレーニングで体を追い込み、その次は体を休める。その回復の過程で体がさらに一歩上のレベルに行けるので、トレーニングと休養のバランスが大事。
 長い時は6時間以上、距離でいうと200km以上走る日もあれば、ゆっくりのペースで1時間程度走って体を整える日や自転車には全く乗らず、散歩程度にして体を休める日もあります。
 一週間のリズムでいうと、3日トレーニングして1日休み、2日トレーニングして1日休むというふうに練習を組み立てていますね。

--競技用自転車と普通の自転車の違いを教えてください

 国際的なルールで下限値が6,8kgと決められていて、どこのメーカーも下限値に近づけますのでとても軽いです。
 私自身、ノーマルバイク3台と、タイムトライアルバイク1台の計4台を持っています。大事に使おうと思ったら5年以上は使用できますが、スポンサーさんから毎年新品の競技用自転車をいただけるので、毎年新車に乗っています(笑)。
 メーカーが変わると自転車の感覚が変わりますが、モデルチェンジしても感覚は変わりません。

--ヘルメットの形は?

 ヘルメットの形はメーカーによって変わってきます。
 自転車のヘルメットは190g~200g程度で、200km近く走っていると数10g変わるだけで肩の疲れ具合がかなり変わってきます。
 ウェアもいろいろな種類がありまして、ピタッとしたウェアもあれば、寒い時はアームカバーを付けて、気温が上がってきたら脱げるウェアもあります。脱いだアームカバーなどはポケットに入れたりサポートカーに渡したりします。

--靴はペダルにくっつくようになっているのでしょうか

 スキーやスノーボードの様に、プラスチックのパーツが靴の裏に付いているので、ペダルとはまって外れないようになっています。
 落車したときは外れますが、全力で漕いでも外れません。踵を外にひねると外れますよ!
 最初につまずくポイントがあるとしたら、ペダルから足が離れにくい部分ですね。僕も最初、赤信号で止まろうと思った時にペダルから足が外れなくてそのまま転んでしまったこともありました(笑)。初心者の方はよく転びますね。今は無意識にできるので問題ありませんが、最初は意識的にやらないとですね。

--自転車を続けて行く上で最もハードルになるのは、費用の部分でしょうか

 やり方次第だと思います。高い自転車、高いパーツ、高いウェア、高いシューズを求めたら、本当にきりがないスポーツです。性能の良し悪しはあるかもしれませんが、安くても自転車を楽しむことはできます。

--他に競技を続けて行く上でハードルになることはありますか

 続けて行く環境ですかね。どこの高校にも自転車競技部があれば自転車競技が発展していくと思うのですが、子どもたちを預かっている学校側からすると、公道を走らなければならないなど、リスクを伴うスポーツなので積極的に自転車競技部を作ることができないという印象を持っています。これをどうクリア(改善)して楽しんでもらえるかを考えています。

--競技を辞めようと思ったことはありますか?

 心の底から辞めたいと思ったことは一度もありませんが、大きなけがや病気をして、くじけそうになったことは何度もあります。このまま引退しなければならないのかなとも考えました。でも、辞めたり、諦めたりするのは、リハビリなど復帰に向けて一生懸命頑張ってみてからにしようと考えました。たとえ諦めることになるとしても、それまでの過程がとても重要だと思います。全力を尽くした結果なら、悔いなく受け入れられますから。そして、一日一日を過ごしていたら、意外に体が回復し、以前よりも強い自分になったと感じました。この経験から、困難があっても簡単には諦めないようにしています。

--支えになっている物や存在はありますか?

 自分の自転車が好きな気持ちもありますが、やはり家族ですかね。家族は無条件に応援してくれますし味方でいてくれますので、支えになっていますね。

--東京2020大会が延期された時はどんな気持ちでしたか

 延期という判断は仕方ないと思いましたね。それと同時にこの先どうなるんだろうという不安もあり、外的要因で揺さぶられ、ブレずにやっていくことの大変さを身に染みて感じた1年でした。昨年があったからこそ、今年は何が起きても意外と平常心でいられます。自分自身と向き合って、今何をするべきか集中して取り組めていますね。

--東京2020大会では、多摩市内もコースになっていますが

 2019年のテストイベントで初めて走り、去年の日本代表合宿では何度も試走を重ねています。レースの最初の展開は、逃げグループができたりアタック合戦が起きたりして激しくなることも多いのですが、レース序盤にあたる多摩市ではそんな場面を目撃できるかもしれませんね。

--東京2020大会へ向けての意気込みを教えてください

 自分のこれまでの競技人生、十数年の中でピークのコンディションを整えて本番に臨みます。ワールドランキング上位の強豪国は5名まで出場できるなか、日本代表は2名です。強豪国が大きな流れを作っていくと思うので、その流れを利用しながら最後はもうひとりの日本代表・新城幸也(あらしろゆきや)選手と協力し、最高の結果を持って帰れるように頑張りたいと思っています。

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