心つなぐ・はんどぶっく 表紙・見開き・目次 ----------------------- 表紙 こころつなぐ・はんどぶっく 〜障がいのある人もない人も共に安心して暮らせるまちへ〜 この「はんどぶっく」では、障がいのある方が実際にこまっていることをサポートするときのポイントなど を紹介しています。この冊子を参考にして、できることから始めてみませんか。 多摩市 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 見開き はじめに 〇 皆さんは、まちで困っている方を見かけたとき、どのように接したらよいかわからなくて、 声をかける勇気が出なかった経験はありませんか。逆に、自分ひとりの力ではうまくいかないときに、 まわりからサポートがあるとうれしく思いませんか。 〇 障がいのある人は、障がいのない人があたりまえのようにしていることでも、思うようにできなくて 困ったり、あきらめたりしてしまうことがあります。そうしたとき、どんなサポートが必要でしょうか。 〇 この「はんどぶっく」は、多摩市で暮らしている障がいのある方と一緒につくりました。障害とはなにか、 実際にどんなことに困っているのか、そして、どんなサポートが必要かなどを紹介しています。 〇 平成28年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」、平成30年 10月に「東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例(東京都障害者差別解消条例)」ができ ましたが、社会の理解は未だに十分でない状況にあります。 〇 多摩市では、これまでも障がいのある方と意見交換しながら、様々な取組を行ってきました。さらに一歩 踏み込んで、令和2年7月に「多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例」を つくりました。 〇 この「はんどぶっく」には、多摩市で暮らしている障がいのある方から寄せられた意見や体験談がのっています。 障がいのある方もない人もみんなが安心して暮らせるように、この冊子を参考にして、できることから 始めてみませんか。 「害」の字における表記について 多摩市では、心のバリアフリー化を推進するため、「障害」という言葉が、単語または熟語として用いられ、 「ひと」を直接的に形容するような場合は、「害」を「がい」と表記するか、または可能な場合には他の言葉で 表現しています。  ただし、国の法令や他の地方公共団体の条例等に基づく、制度や施設名、または法人、団体等の 固有名詞についてはそのままの表記としています。 ------------------------------------------------------------------------ 目次 障害とはなんだろう〜個人・社会モデルの考え方〜・・・・・・・・・・・・・・・1 @障害は自分で解決するもの? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 Aバリアの4つの考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 Bバリアを取り除くために(バリアフリー、ユニバーサルデザインの紹介)・・・・・3   障害別の配慮やサポートのポイント〜多摩市で暮らす障がい者の声から〜・・・・・4 〇肢体不自由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 〇視覚障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 〇聴覚障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 〇内部障害・難病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 〇知的障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 〇発達障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 〇精神障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 〇高次脳機能障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 場面ごとの配慮やサポート方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 〇まちで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 〇お店や公共施設などで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 〇駅や電車、バスで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 〇災害、緊急のとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 障がいのある方にかかわるマークや標識を知ろう・・・・・・・・・・・・・・・・30 多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例・35 @「不当な差別的取扱い」の禁止とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 A「合理的配慮の提供」とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 B障害理解・差別解消に向けた取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 C差別を受けて困った時などの相談窓口・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40  ------------------------------------------------------------------------ 1ページ 障害とはなんだろう〜個人・社会モデルの考え方〜 @障害は自分で解決するもの? 〇「障害」とはどのようなことをいうのでしょうか。法律(障害者基本法)では、「 からだや心に障害があって、生活する上で多くの制限を受けている状態」とあります。 このことにより、障がいのある方は、困ってしまうことが多くあります。 〇障害は「その人に障がいがあるから」ということで自分で解決しなければ ならないのでしょうか。皆さんは次のどちらの考え方がよりよい解決に つながると思いますか。 障害の「個人モデル」 障がいのある方が日常生活で困ってしまうのは、「その人に障がいがあるから」 という考え方。解決するのは、個人の責任。       段差があって通れないな・・・ 障害の「社会モデル」 生活する上で困ってしまうのは、「その人に障害があるから」ではなく、 「社会が作り出している」という考え方。 社会全体で解決するもの。 段差をなくすスロープがあるから通れる 〇生活する上で障害がある方が困ってしまうのは、「その人に障害があるから」 ではなく、「社会が作り出しているから」という障害の「社会モデル」の視点に立ち、 どのようにしたら解決できるのかを考えることが大切です。 〇この障害の「社会モデル」は、平成18年に国連総会で採択された 「障害者の権利に関する条約」で示されました。その後「障害者基本法」 「障害者差別解消法」などの法律、東京都や多摩市の条例でも「社会モデル」 の考え方に立っています。 ------------------------------------------------------------------------ 2ページ Aバリアの4つの考え方 〇社会が作り出しているバリア(障壁)は、日常生活の様々な場面にあります。 具体的には、次の4つに分けられます。 (1)「物理的バリア」・・・階段や歩道の段差、通行を妨げる障害物など 階段だと車いすでのぼれないな・・・ (2)「情報のバリア」・・・音声や点字、手話、字幕などわかりやすい案内がない わかりやすい案内がないと理解しづらいな・・・ (3)「制度のバリア」・・・障害を理由に資格・免許等の取得を制限する 障害に合わせた対応をしてほしいな・・・ (4)「心のバリア」・・・差別や偏見、無関心、理解不足による誤解など 声をかけてほしいな・・・ ------------------------------------------------------------------------ 3ページ Bバリアを取り除くために(バリアフリー、ユニバーサルデザインの紹介) 〇まちのバリアは、少しづつ解消してきている面もあります。 例えば、まちの中でも車いすを使用している方が利用できるよう、 段差をなくすためのスロープが設置されたりしています。 〇点字ブロック(33ページ参照)の設置も増えてきています。 〇バスのバリアフリー化が進んでいて、下の絵のノンステップバスは、 車いすの方や足腰が弱い方も楽に乗り降りができます。 〇シャンプーのギザギザなど違いが分かりやすいようにつくられた、 「ユニバーサルデザイン」の製品も増えてきています。 シャンプーとリンスの違いが分かるように、シャンプーにギザギザが きざまれています。 〇読みやすい書体(ユニバーサルデザインフォント)の使用も広がってきています。 市の広報やこの冊子でもユニバーサルデザインフォントを使っています。 〇このようにまちのバリアは少しずつ解消されつつありますが、最大のバリアは、 差別や偏見、無関心などの「心のバリア」です。「心のバリアフリー」は、 一人ひとりがすぐに始めることができます。日頃からどのようなサポートができるのか、 相手の気持ちになって考えてみましょう。 ------------------------------------------------------------------------ 4ページ 障害別の配慮やサポートのポイント〜多摩市で暮らす障がい者の声から〜 〇障害ごとの主な特性や、障がいのある方が実際に困っていること、配慮やサポートする ときのポイントなどを紹介します。多摩市で暮らしている障がいのある方から寄せられた 意見や体験談をもとにしています。 〇障害は見た目でわからない場合があります。2つ以上の障がい(目と耳が不自由な方、 内部障害のある肢体不自由の方など)のある方もいます。障害といっても一人ひとり 違いますので、その人に聞くことが一番大切です。 ポイント@ 困っていることに気づき、進んで話しかける 〇ヘルプマークなどを持っている方や、困っている様子に気づいたら、 「お困りですか?」「お手伝いしましょうか?」など進んで声をかけ、 相手が望んでいることを確認しましょう。もし返事がないときは、声かけを止めて そっと見守りましょう。 〇付き添いの方がいても必ず本人と話をしましょう。確認のために付き添いの方に 話しかけるときも、本人の意思を尊重しましょう。 ポイントA 話をよく聞く 〇話を聞くときは、一人ひとりの背景や気持ちの理解に努めましょう。話しをよく 聞こうとする姿勢が伝わるだけで相手の気持ちは楽になります。 〇話しづらそうにしているときは、「はい」「いいえ」で答えられる質問をすると 答えやすくなります。 ポイントB わかりやすく伝える 〇ゆっくり、わかりやすい言葉を使い、できるだけ短く話すようにしましょう。 相手のペースに合わせ、必要に応じて、きちんと伝わっているか確認しながら 話しましょう。 〇言葉以外にも、絵や写真、図を使うなどわかりやすく伝える工夫をしましょう。 大事なことはメモを渡すようにしましょう。 コロナ禍では、お互いの距離をとることやコミュニケーションを控えることが 求められ、声かけや見守りがされにくい状況があります。いつもより積極的な コミュニケーションを心がけましょう。 ------------------------------------------------------------------------ 5ページ 肢体不自由 〇肢体不自由とは、手や足などの体の一部、又は全部に障害があることをいいます。 生まれつき、大人になってからの事故や病気の後遺症など様々です。 〇移動に杖や車いす(電動/自走式)を使う方、介助犬(24ページ参照)を 連れている方、義手、義足をしている方、脊髄のけがなどで体温調節が困難な方、 脳性まひで意思に反して手足が動いてしまう方、言語障害(はっきりと 発音ができない、話しにくい、声が 出にくい等)があり意思の伝達が難しい方などがいます。 こんなことに困っています。                              日常生活で多くの不便があり、様々な場面で                      支援が必要になります。                                                                                                      こんな配慮やサポートが必要です まず声をかけ支援を必要としているか確認して ください。サポートするときは無理せず、必要に応じて協力 を求めてください。 こんなことに困っています。 本人ではなく付き添いの方に直接話しかけられました。車いすを利用していると、 見下ろされているように感じることがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 付き添いの方がいても必ず本人と話してください。車いす  の方に話しかけるとき、立ったままだと見下ろすようになり、 威圧的な印象となることがありますので、かがんで同じ目線で話してほしいです。                                                                                     こんなことに困っています。 言語障害(はっきりと発音ができない、話しにくい、声が出にくい等)のある場合、    意思の伝達が難しいです。わかったふりをされることがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 聞き取れなかったことはそのままにせず、わかるまで聞き直して ください。わかったふりをすると危険を招くことがあります。 こんなことに困っています。 車いすの場合、ドアの開閉、スロープ、段差での移動が難しいです。また、高い所に    ある物を取ったり、床に落ちたものを拾ったりすることが難しいです。  こんな配慮やサポートが必要です 進んでドアの開閉をしてほしいです。スロープや段差などでは、ひと声かけて          車いすを押したり、手の届かない所にある物を取るなどしてください。勝手に 車いすを押すのは危険なので、確認してからにしましょう。 こんなことに困っています。                                                                                    車いすで「だれでもトイレ」しか使えないのに、行列でなかなか入れずに困っています。 こんな配慮やサポートが必要です 「だれでもトイレ」しか使えない方のため、一般のトイレを 使える方はそちらを利用しましょう。                                             ------------------------------------------------------------------------------------------- 6ページ こんなことにも困っています。 〇お店で、車いすの人は混んでいる時間には来ないでと言われました。 〇お店が狭かったり段差があったり、固定いすのため車いすで入れるお店が少なくて困っています。 〇車いすトイレが男性トイレ側にしかついていない場合が多く、女性は利用しづらいため、 女性トイレ側にも増やしてほしいです。 〇PTAや学校行事(修学旅行、運動会、遠足)、自治会や地域活動などに、障がい者だから参加しなくて よいと言われ、疎外感を覚えました。 〇外食するとき、嚥下障害のため店員に許可を取りミキサーを使っていたら、お客さんにうるさいと 言われました。 〇銀行で、手が動かないため代筆を申し出ましたが、本人が書かなければ受け付けないと言われました。  本人の自筆でないと対応できません。 〇駅員が足りないため、「車いすの人は駅員がたくさんいる駅に行ってください」と言われました。 〇車いすで電車を利用するとき、長時間待たされたり、男性でも女性専用車両に案内されて困っています。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 7ページ 視覚障害 〇視覚障害とは、視力や視野(見える範囲)などに障害があることをいいます。まったく見えない、 ぼやけて見える、ものの半分だけ見える、視野の一部が欠ける、色の見え方が異なるなど様々です。 生まれつきの方もいますが、中途障害の方が多いです。 〇白杖を使って移動する方、盲導犬を連れている方、ガイドヘルパー(講習を受けて資格を持った 外出時に移動のお手伝いをする方。代読、代筆もします。)と一緒の方がいます。 〇中途障害の場合、点字を読める方は多くありません。拡大文字や専用機器を使って視覚的に 情報を得ている方もいます。画面を読み上げるアプリを使っている方もいます。 こんなことに困っています              まわりの状況がわかりづらいので自分から       助けを求めることが難しいです。 こんな配慮やサポートが必要です 白杖や盲導犬などに、こちらから気づき、「お手伝いしましょうか?」と声をかけてもらえると助かります。 こんなことに困っています 点字ブロックに物が置いてあり、通れませんでした。 こんな配慮やサポートが必要です 点字ブロックは、交差点の位置を示したり、行き先を 誘導する重要な道しるべです。その上に自転車や物を置かないで ください。 こんなことに困っています 歩きスマホの人とぶつかりやすく危険を感じます。 こんな配慮やサポートが必要です 歩きスマホで画面に集中していると周りに気づかず、 歩いている方と接触するなど危険ですのでやめてください。 こんなことに困っています 道路で自動車や自転車が来るときや、駅のホームで    電車が来るときに、音でしかわからず、危険を感じる    ことがあります。                    こんな配慮やサポートが必要です 道路や駅のホームで危険なときには「止まって」 「白杖の(盲導犬といる)方、ストップ」など声を かけてほしいです。 こんなことに困っています 複数人で話していると誰が話しているのかわかりづらいです。 こんな配慮やサポートが必要です 会議などの複数人での話し合いでは、名乗ってから話すようにしてほしいです。 こんなことに困っています 文書を読むことや、書類に記入することが難しいです。  こんな配慮やサポートが必要です 点字、拡大文字、音声読み上げ、代筆など、個々に 寄り添った対応をしてください。 こんなことに困っています 物の位置を把握することが難しいです。 こんな配慮やサポートが必要です 「あちらにあります」といった表現ではなく、 「あなたの右にあります」など具体的に説明してほしいです。 時計の文字盤にたとえて「3時の方向」と説明もできます (相手の手前:6時、向かい:12時、右:3時、左:9時)。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 8ページ 白杖とは 〇視覚障がいのある方が歩行するときに使う白色の杖です。 〇地面に杖の先端を触れながら歩くことで、障害物や段差、路面の変化を知ることができます。 車の運転手、自転車、歩行者に「見えない」「見えにくい」ことを知らせることができます。 盲導犬について 〇盲導犬と一緒なら大丈夫ということはありません。 盲導犬は移動のサポートをしているだけで、盲導犬が道を覚えて、案内をしているのではないのです。 〇盲導犬に話しかけたり、触ったり食べ物を与えないでください(混乱します)。盲導犬は、 かわいそうではありません。ユーザー(利用者)といつも一緒にいる事が楽しく、ほめられる事が うれしいのです。 〇盲導犬を連れている方には積極的に声をかけましょう。ホームからの転落事故も、そのひと声を かける心くばりで防ぐことができるはずです 誘導の仕方 〇肩や肘の少し上あたりを持ってもらうのが一般的です。周囲の様子の変化を伝えながら 歩きましょう。混雑時や狭い箇所では、誘導側が前に立ち、1列になりましょう。 〈誘導の基本〉               @2人分の歩く幅を意識            A肩の力を抜き、リラックス        Bまわりに気を配り、安全に配慮        C歩く速さは相手に合わせる           D段差や頭上の危険も意識  〈誘導でのNG行為〉    杖や手を引っ張る、腕を持って歩くことは、 身の自由を奪われ、不安を感じる歩き方になる ためしないでください。 ただし、緊急時はこの限りではありません。 【視覚障がいのある方からのメッセージ】 白杖や盲導犬のことを、学校や家庭で話題にし、 少しでも理解していただけると声かけが広まります。皆さんのちょっとした心くばりで 視覚障がいのある方は安全に行動ができます。ご協力をお願いします。   ------------------------------------------------------------------------------------------- 9ページ 聴覚障害 〇聴覚障害は、耳に障害があることをいいます。生まれつき、中途、高齢により、聞こえない、 まわりの音や声が聞こえにくい、ほとんど聞こえない、話せていても聞こえないことがあるなど 様々です。 〇補聴器を使っていても、音の有無はわかっても、話し声の内容がわからない場合があります。 聴導犬(24ページ参照)を連れている方もいます。 〇身振り、筆談(紙や手のひら、スマートフォンなどに文字を書く)、空書(空中に文字を書く)、 手話、指文字(50音を指の形に表したもの。物や人の名前を表すときなどに使う)、 口話(唇を見やすいように相手に顔を向け、口を大きく開けてゆっくりと話す)、 要約筆記(音声で聞き取った話を要約し、紙やパソコンで文字に書き表す)など様々な コミュニケーション方法があります。 こんなことに困っています               外見からわかりにくいため、気づいてもらえない     ことがあります。声をかけられても返事ができず、   無視したと誤解されることがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 「ヘルプマーク」などが目印になります。 声をかけても返事がないときは、相手から見える 場所で合図するか、近づいて肩を軽くたたいて もらえると気づくことができます。 こんなことに困っています 誰もが手話や指文字が使えるわけではないです。     文字や図など視覚から情報を得ている方もいます。 こんな配慮やサポートが必要です 手話や指文字以外にも、身振り、筆談など個々に 応じた方法でコミュニケーションをとってもらえると 助かります。 こんなことに困っています 補聴器をしているのに、大きな声で話しかけられ、      逆に聞き取りにくいことがあります。            また、まわりの雑音でよく聞こえないことがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 補聴器をしている方には、普通の声の大きさ、 聞き取りやすい声の高さで、ゆっくり、はっきり、 言葉を区切りながら話してほしいです。まわりの 雑音が少ない個室で話す配慮も必要です。 こんなことに困っています 手話通訳者に直接話しかけられることがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 手話通訳者がいる場合でも、必ず本人と話をしてください。 こんなことに困っています コロナ禍では、マスクをしていると顔が隠れて     しまい、口形(口の動き)や表情が読めません。  こんな配慮やサポートが必要です マスクをしていると表情がわかりにくいため、目線を合わせて コミュニケーションをとってください。 フェイスシールドや口元が見える透明マスクの活用も有効です。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 10ページ こんなことにも困っています 〇PTAや自治会の役員は、会議に出ても話し合いができないので、 やらなくてよいと言われました。 〇交通事故との時、手話通訳がいなかったため、コミュニケーションが とれず、警察が相手側の言い分ばかりを聴取していました。 手話を学び、地域で活動する手話通訳者になりませんか  多摩市手話講習会 市では、聴覚障がい者への理解促進・手話技術の普及・手話通訳者養成のために、無料(別途 テキスト代あり)で手話講習会を実施しています。手話を学んでみたい未経験の方、歓迎です。 毎年4月のたま広報で受講者を募集しています。詳しくは、障害福祉課へお問合せください。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 11ページ 内部障害・難病 〇内部障害とは、からだの内部に障害があることをいいます。心臓、呼吸器、じん臓、 ぼうこう、直腸、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害などがあります (主な内部障害については12ページ参照)。 〇難病とは、原因が不明で、症例数が少なく治療方法がはっきりわかっていない病気のことを いいます。血液系、免疫系、神経・筋・感覚系など様々です。免疫系として「潰瘍性 大腸炎」(下痢と腹痛がよく起こる)、神経・筋・感覚系として、「パーキンソン病」 (手足がふるえたり、動作がゆっくりになったりする)などがあります。 こんなことに困っています              外見からはわかりにくく、まわりの人に気づいて    もらえないことがあります。              こんな配慮やサポートが必要です 「ハート・プラスマーク」「ヘルプマーク」 などに気づき、進んで声をかけてもらえると 助かります。 こんなことに困っています 外見ではわからない症状があったり、日によって     体調の変化が大きいことがあります。           また、病気の特性や薬の影響などで食欲がなくなったり、   だるくなったり、眠くなったり、熱が出たりすることが   あります。    こんな配慮やサポートが必要です 疲れやすい、重いものを持つことができない、 言語障害やまひで会話や意思伝達が難しい、 いたみやしびれ、食事の制限があるなど 様々な症状があります。症状にあった サポートが必要です。プライバシーの保護にも 気をつけてください。     こんなことに困っています 長い距離を歩行することや長時間立っていることが難しいです。                                  こんな配慮やサポートが必要です 話をするときは、いすやベンチなど楽な姿勢で                                ゆっくりと話せるように、長時間にならないように 配慮してください。 電車やバスなどでは優先席でなくても席をお譲りください。 こんなことに困っています 定期的な通院や服薬が必要なことについて、職場や     学校などでの理解や配慮が少ないです。           こんな配慮やサポートが必要です 定期的な通院や服薬への理解が必要です。 人工ぼうこう、人工肛門をしている場合、 腹圧が過度にかかることやトイレに行ける環境についての トイレに行ける環境についての配慮が必要です。 こんなことに困っています HIVや難病について、いわれのない偏見や差別があります。 こんな配慮やサポートが必要です HIVや難病は、感染力が弱く、一般に社会生活を送る中では 感染するものではありません。偏見や差別のないよう接してください。 ------------------------------------------------------------------------------------ 12ページ  こんなことにも困っています 〇呼吸器の機能が弱まっている場合、たばこの煙が苦しく感じます。 〇飛行機に乗るときに、呼吸器をつけていたり、車いす(ストレッチャー型、リクライニング型) に乗っていると、スペースが必要という理由で数席分のお金を取られ困っています。  〇人分の料金になります 主な内部障害 〇心臓機能障害   心臓の障害により脈拍が不規則になっている状態です。脈拍を正常に調整するため、胸部やお腹に ペースメーカーという医療器具を埋め込んでいる方もいます。 〇呼吸器機能障害  肺などの呼吸をするための気管に障害があって、呼吸することが困難な状態です。 〇じん臓機能障害  血液をきれいにするじん臓に障害があり、不必要な物質がからだに蓄積される状態です。 不要物を取り除く人工透析治療を定期的に受ける必要があります。 〇ぼうこう・直腸機能障害  尿をためておくぼうこうや、便を出すための直腸に障害がある状態です。お腹に人工のぼうこうや 人工肛門をつけている方(オストメイト)は、排泄物をためるための袋(ストマ)を装着していることがあります。 〇ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害  からだをいろいろな病気から守る免疫機能が低下し、様々な感染症が起こりやすくなったり、 脳や神経の障害にかかったりします。早期発見による適切な治療を行うことでウイルスの活動を 遅らせたり、症状を軽くすることができます。 ------------------------------------------------------------------------------------ 13ページ 知的障害   〇知的障害には、いろいろな障害があり個人差があります。子どもの頃から物事を理解したり、 覚えたりすることに時間がかかることもあります。 言葉でうまく話すことができなかったり、はじめての出来事や状況の急激な変化についていくことが 苦手だったり、こだわりがあったり、複雑な会話や、抽象的な話、読み書きや計算が難しかったりします。 こんなことに困っています                        外見では障害がわかりにくいです。困ったことが起きても自分から     助けを求めることができないことがあります。  こんな配慮やサポートが必要です 「ヘルプマーク」などを持っている方や、困っている様子に気づいたら、 「お困りですか?」「お手伝いしましょうか?」など進んで声をかけて もらえると助かります。 こんなことに困っています 知らない人と話すときは緊張します。嫌なことや、困ったことがあっても、  気持ちの伝え方がわからなくて混乱することがあります。                                       こんな配慮やサポートが必要です 自分から言えない場合も多いです。何に困っているのか、どうしたいのか、 質問してください。本人のペースに合わせて、話を聞いてください。時には そっと見守ることも大切です。 こんなことに困っています 子ども扱いした言葉づかいや呼び方をされることがあります。障害があるから   わからないだろうと思って口にする不用意な言葉に傷つくことがあります。  こんな配慮やサポートが必要です 子ども扱いしないで、年齢に合った言葉づかいや接し方をしてほしいです。 こんなことに困っています 複雑な話や抽象的な話を理解することが難しいです。 こんな配慮やサポートが必要です ゆっくり、ていねいに、短い文章で伝えるようにしてほしいです。絵カード や写真を使ったり、難しい言葉はやさしい言葉に変えるとわかりやすくなります。 こんなことに困っています お店のメニューや会議の資料で、漢字やカタカナにルビがないと困ります。   難しい言葉が多いと意味がわかりません。 こんな配慮やサポートが必要です お店のメニューや会議の資料は、漢字を少なくしたルビ(ふりがな)が                    必要です。絵や写真などで見やすくするなど工夫をすると自分で選び やすくなります。 こんなことに困っています 話し合いの中で、考えたり、発言するのに、時間が必要なのに、どんどん     話し合いが進んでしまいます。      こんな配慮やサポートが必要です 事前に資料を送って、準備できるようにしてください。発言しやすいように、                   、 わかりやすい言葉で話してください。話を理解したり、考えをまとめたり する時間も作ってください。 ------------------------------------------------------------------------------------ 14ページ  こんなことにも困っています 〇公共の場で過ごしていたら露骨に嫌な表情をされ、近くから離れられることがあります。 〇知的障がい者とは働きたくないと言われ、採用を取り消されました。 〇知的障害を理由に入園を断られました。 〇習い事をしようとしましたが、知的障害というだけで、受付で断られました。 〇病院や歯医者などで「知的障がいがある人は診れない」と言われて断られました。 だめです 〇電車で切符を買うとき、窓口で手帳を見せて購入したいと言ったら「障がい者なら券売機で 子どもを買ってください」と言われました。 〇駅の案内(切符を買うとき、出口など)や標識が漢字だらけで読めません。 〇だまされてお金を盗られたり、高額な商品を売りつけられました。      この商品お得ですよ   だますの簡単だな 実際に配慮を受けて嬉しかったこと     病院で問診票に「知的障害があるので自分からうまく症状を説明したり、理解することが難しい」 と記入したところ、とても優しく対応(短く・ゆっくり・わかりやすい説明・絵での説明)してくれました。 2度目以降も何も伝えなくても同じ対応をしてくれました。 ------------------------------------------------------------------------------------ 15ページ 発達障害 〇発達障害は、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などをいいます。 2つ以上に当てはまる方もいます。育て方や家庭環境が原因ではなく、生まれつき脳の働きに違いがある点が 共通しています。 〇障害は多様で外見からはわかりにくく、まわりの人から誤解を受けることがあります。そのことで自信をなくしたり、 生きづらさを感じることがあります。周囲の理解と適切な支援が必要です。 こんなことに困っています 外見ではわかりにくく、まわりの人に気づいて        もらえないことがあります。                 こんな配慮やサポートが必要です ヘルプマーク」などを持っている方や、困っている様子に気づいたら、 「お困りですか?」「お手伝いしましょうか?」など進んで声をかけて もらえると助かります。 こんなことに困っています 困ったことが起きても自分から助けを求めることができないときがあります。   こんな配慮やサポートが必要です 何に困っているのか、何を望んでいるのか、本人のペースに合わせて 話しをしてほしいです。 こんなことに困っています 予定外のことが起きるとどうしたらよいかわからなくなる    ときがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 急な予定の変更に対応が難しい場合があります。本人のペースを大事にして、 あらかじめ予定どおりにいかない可能性があること、別の選択肢もあることを伝えてほしいです。 こんなことに困っています 相手の話や、表情、その場の雰囲気を読み取るのが苦手なのに、   「相手の立場に立ちなさい」「友達の気持ちを考えなさい」と 言われてしまいます。 こんな配慮やサポートが必要です あいまいな言葉や抽象的な表現を理解しづらい場合があります。 具体的に「何をしたらよいのか」を話しながら、コミュニケーションを 取ってほしいです。 こんなことに困っています 同時に2つ以上のことをするのが難しいです。できないことを    要求されることがあります。                   こんな配慮やサポートが必要です 一つずつ順を追って簡潔に話をしてください。また、優先順位をメモ書きで 伝えるなどの配慮をしてほしいです。 ------------------------------------------------------------------------------------ 16ページ  こんなことにも困っています   〇「我慢する経験をさせてない」と子どもの特性を保護者の子育てのせいにされました。 〇しつけがされていないだけと思われて、園で厳しく叱られ続けました。  〇偏食指導をされて、嫌いな食べ物が余計に嫌いになったり、食事の場面そのものが嫌いになりました。  実際に配慮を受けて嬉しかったこと   小学校で、勉強の遅れを放課後や長期休みに個別で見ていただけて、自信をつけました。 学び方に工夫が必要なことを、担任の先生に理解してもらえました。  主な発達障害   〇自閉スペクトラム症 コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどで相互にやりとりをしたり、 自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。 特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。感覚の鋭敏さを持ち合わせている 場合もあります。 〇注意欠如・多動症(ADHD) 発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性・衝動性)、注意が持続しにくい、 作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。 〇学習障害(LD) 知的な遅れがなく、視覚や聴覚に障害がないにもかかわらず、読む・書く・計算するなど特定の学習のみに 困難がある状態をいいます。 ------------------------------------------------------------------------------------ 17ページ 精神障害 〇精神障害には、統合失調症、うつ病、てんかん、依存症(アルコール・ギャンブル・買い物・薬物等)などがあります。 〇「せん細でストレスに弱い」、「緊張したり精神的に疲れやすい」、「仕事、勉強、外出する気持ちがなくなる」、 「実際にはない声が聞こえたり、ものが見えたりする」など症状は様々です。大きな音、強い光、人混みなどが 苦手な場合があります。 〇長期入院のために社会生活に慣れていない人もいます。薬を飲んだり、病院に通ったりして症状が良くなる人も多くいますが、 再発することもあります。 こんなことに困っています                    外見からはわかりにくく、まわりの人に気づいて       もらえないことがあります。                    こんな配慮やサポートが必要です 「ヘルプマーク」などを持っている方や、困っている様子に 気づいたら、「お困りですか?」「お手伝いしましょうか?」 など進んで声をかけてもらえると助かります こんなことに困っています ストレスが周りに理解されず、怠けていると誤解される       ことがあります。 こんな配慮やサポートが必要です 精神障害への正しい知識を持っていただけると助かります。 こんなことに困っています 人より不安が強かったり緊張するため、人と話すことが苦手です。   強い口調で話しかけられると混乱します。逆に自己防衛のために     強い口調で話しかけることもあります。 こんな配慮やサポートが必要です できるだけ自然体で、本人の気持ちやペースを大事にして 穏やかな応対やコミュニケーションを取ってもらえると助かります。 こんなことに困っています 慣れない場所や情報の多いところに行くと緊張して不安を      感じやすいです。警戒心が強く、自分に関係ないことでも       関係づけて考えることがあります。                 こんな配慮やサポートが必要です 静かな場所や時間を選んで話してもらえると助かります。服薬の状況や 体調によって、疲れやすいこともあるので、休憩できる場所にも 配慮してもらえると助かります。 こんなことに困っています 定期的な通院や服薬が必要なことについて職場や学校での     理解や配慮が少ないです。 こんな配慮やサポートが必要です 職場や学校などでは、定期的な通院や服薬について理解してもらえると助かります。 こんなことに困っています うつ状態のときに過度な励ましの言葉をかけられるとかえって    ストレスになる場合があります。 こんな配慮やサポートが必要です 無理にはげますと、本人がストレスを感じることがあります。本人の気持ちやペースを 大事にしてほしいです。 ------------------------------------------------------------------------------------ 18ページ こんなことにも困っています 〇おなかが痛くて病院に行ったのに、精神障害者保健福祉手帳を見せると、「精神障がい者は診れない」と 病院をたらいまわしにされました。    実際に配慮を受けて嬉しかったこと  職場で健常者と同じように接してくれました。 職場で通院日を確保してくれました。一つの仕事が終わってから次の仕事の指示 を出してもらえました。  主な精神障害 〇統合失調症  こころや考えがまとまりづらくなり、気分や行動、人間関係などに影響が出てきます。陽性症状(幻覚、妄想等)、 陰性症状(意欲の低下、感情表現が少なくなる等)、認知機能障害(注意・集中力、判断力、記憶力の低下等)があります。 〇うつ病  精神的・身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。具体的な症状は、気分が憂うつになる、 理由もなく悲しい・寂しい、不安や焦りを感じる、何をするのもおっくう、人と会ったり話したりするのが面倒になる、考えが まとまらない、決断力や判断力が低下するなどです。 〇てんかん  突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」を繰り返し起こす脳の疾患です。外傷や脳炎といった脳の損傷が 原因の場合もありますが、特定の原因が見当たらない場合もあります。 〇その他  アルコール、薬物、ギャンブルを優先し、日常生活に支障をきたす依存症があります。ストレス反応として 身体が痛いと訴える神経症などの適応障害などもあります。 ------------------------------------------------------------------------------------ 19ページ  高次脳機能障害 〇高次脳機能障害は、事故や病気などの脳の損傷により脳機能の一部に障害が生じることをいいます。 「言葉が出にくい」、「新しいことを覚えられない」、「感情がコントロールできず怒る」、 「目では見えているが、片側の空間を見落としてしまう」など様々です。 〇会話がスムーズにできても、実際に行動する際に「おやっ」と思うほど簡単なことができない方もいます。 こうしたことが、周囲から理解されにくい理由となっています。 こんなことに困っています                 見た目では障がいのあることがわかりにくいです。                                    こんな配慮やサポートが必要です   「ヘルプマーク」などを持っている方や、困っている様子に気づいたら、 「お困りですか?」「お手伝いしましょうか?」など進んで声をかけて もらえると助かります。 こんなことに困っています 本人が症状に気づきにくいこともあり、まわりの人から   理解を得るのが難しいです。  こんな配慮やサポートが必要です                 本人が症状に気づいていない可能性があることを念頭に置いてください。 受傷後、日常生活や対人関係がうまくいかず自信をなくし、混乱や不安の中に います。これまでの生活や人生観などを尊重した関わりを大切にしてほしいです。 こんなことに困っています 話そうとしてもなかなか言葉が出てきません。言いたいことが 伝わらず、些細なことでイライラしてしまいます。 思わず早口になったり、つい口調が厳しくなってしまいます。 こんな配慮やサポートが必要です 話しづらそうにしているときは、「はい」「いいえ」で答えられる 質問にしたり、前後の会話から推測し「〜ということですか?」など 確認しながら話してもらえると助かります。 こんなことに困っています 内容の理解に時間がかかったり、たくさんのことを一度に言われると、 わからなくなることがあります。記憶があいまいで、新しい ことが覚えにくいです。 こんな配慮やサポートが必要です ゆっくり、わかりやすく、言葉を区切りながら、短い文章や、 やさしい言葉で話してください。うなずいたり、指でOKサインを出すなど のジェスチャーも有効です。 こんなことに困っています 疲れやすくやる気がでないです。怠けていると誤解される     ことがあります。集中力が続かず、気が散りやすいです。  こんな配慮やサポートが必要です 本人のペースに合わせて静かな環境で話してください。疲れている様子が見られたら     休憩を取ってほしいです。 こんなことに困っています 2つ以上の作業を同時に行ったり、ものごとの優先順位をつけて   行うことが難しい。 こんな配慮やサポートが必要です                        一つずつ説明したり、メモに書いて渡す、絵や写真、図などを使って伝えるなど 工夫してもらえると助かります。 ------------------------------------------------------------------------------------ 20ページ 地域活動支援センター「あんど」へお気軽にご相談ください  多摩市社会福祉協議会の運営する地域活動支援センター「あんど」では、高次脳機能障害で お困りの方、ご家族、関係者を支援する窓口として、日々のお困りごとなどを当事者の 皆様と一緒に考えます。お気軽にご相談ください。  相談専用電話 042-356-0348  高次脳機能障害を知ってもらい助け合う社会を目指して活躍するねこです。よろしくニャン!! 高次脳機能障害には、どんな原因があるの? 〇脳卒中  脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など 〇外傷性脳損傷  交通事故・スポーツ事故・転倒・転落など 〇低酸素脳症  心臓停止により脳が酸欠になることで起こる 〇その他  脳炎・脳腫瘍・一酸化炭素中毒など ------------------------------------------------------------------------------------ 21ページ     場面ごとの配慮やサポート方法 まちで 歩道や通路で 〇車いすで通れないことがありますので、歩道や通路に自転車や物を置かないようにしましょう。 横断歩道で 〇横断歩道では「信号が青になりましたよ」など声をかけましょう。誘導が必要な場合には、 誘導して一緒にわたりましょう。 〇視覚障がいのある方は、遠くや後ろからでは気づきにくいので、そばによって 「お手伝いしましょうか?」など声をかけましょう。 【視覚障がいのある方からの声】  一人で歩いていて迷った時に、声をかけていただいて助かりました。   点字ブロックで 〇道路で見かける点字ブロック(33ページ参照)は、交差点の位置を示したり、行き先を誘導する 重要な道しるべです。その上に自転車や物を置いたり、立ち話をしていると通行を妨害してしまうので 注意しましょう。 〇歩きスマホで画面に集中していると視野が狭くなり、点字ブロックを歩いている方と 接触してしまうなど危険です。歩きスマホはやめましょう。  ------------------------------------------------------------------------------------ 22ページ     階段やスロープで 〇視覚障がいのある方に、階段などで立ち止まって声をかけ、「ここから上り階段が始まります」 「階段が終わりました」など次の行動を予告しましょう。近くにスロープがある場合、階段よりも スロープを案内しましょう。 〇スロープや段差では、ひと声かけて車いすを押すなどのサポートをしましょう。ひとりの力では 難しいと思ったら、まわりに協力を求めましょう。 エレベーターで 〇「車いす・ベビーカー優先」のエレベーターはできるだけ利用を控えましょう。通常のエレベーターでも 障がいのある方を優先しましょう。 〇視覚障がいのある方とエレベーターで乗り合わせた場合、「何階に行きますか」とたずね、行先階のボタンを 押しましょう。 運転中に 〇聴覚障がいのある方は、前後から来る自動車のクラクションや自転車のベルが聞こえません。 無理な追い越しはしないでください。 【知的障がいのある方からの声】 雪でバスが動かなかった時に、通りがかりの方がヘルプカードを見てグループホームまで 送ってくれました。 ------------------------------------------------------------------------------------ 23ページ     お店や公共施設などで 出入口などで 〇車いすの方や視覚障がいのある方はドアの開閉が困難です。進んでドアの開閉をしましょう。 〇車いすの方や視覚障がいのある方のため、入口から窓口(カウンター)までの動線上に 物を置かないようにしましょう。 レストランで 〇嚥下障がいのある方は、飲食店などで店員に許可を取った上でミキサーを使うことがあります。 音が出ることについて理解しましょう。 〇一般用のメニューとは別に、ルビありの絵や写真などで一覧にした見やすいメニューを用意する、 点字メニューを用意する、タッチパネルで注文できるようにするなどにより注文をしやすく しましょう。 店内で 〇店内で視覚障がいのある方を見かけたら、「店員さんを呼びますか?」と声をかけましょう。 または、どんな商品を探しているのか聞いて、必要なサポートをしましょう。 〇車いすでは、商品棚の高いところにあるものを取ったり、床に落ちたものを拾ったりすることが 困難です。声かけしてから代わりにとって手渡しましょう。 トイレで 〇最近、障がいのある方、小さな子どもがいる方、介助が必要な方などだれでも使える多目的トイレ 「だれでもトイレ」が増えています。「だれでもいいなら私たちでも」と思ってしまいがちですが、 「だれでもトイレ」しか使えない方のため、一般のトイレが使える方はそちらを利用しましょう。 〇オストメイト(人工肛門・人工膀胱を使用している方)対応のトイレには、入り口や誘導プレートに オストメイトマーク(31ページ参照)が表示されています。 ------------------------------------------------------------------------------------ 24ページ  障がい者用駐車場で 〇障がい者用駐車場は、車いすを利用していて歩行が困難な方などのための専用駐車スペースです。 障がいのない方は停めないでください。   案内表示や設備について 〇案内表示は、漢字だけでなく、ひらがなやピクトグラムを一緒に書くとわかりやすくなります。 車いすの方でも見やすい位置に表示しましょう。 〇飲食店や劇場などでは、車いすごと入れるように、取り外しのできるいすを設置するなどの 配慮があるとよいでしょう。 〇体温調節が難しい方のため、公共施設では空調を部屋ごとに調節できるなどの配慮があると よいでしょう。  補助犬について 〇補助犬は、特別な訓練や衛生管理の行き届いた犬で、身体障害者補助犬法で公共施設や 交通機関、飲食店、スーパー、ホテルなど色々な場所への同伴が認められています。 補助犬への理解を深め、温かく受け入れましょう。 【補助犬の種類】 〇盲導犬・・・視覚障がいのある方と歩き、交差点や段差で止まったり、障害物や車の接近を 知らせたりして安全な歩行を助けます。 〇聴導犬・・・聴覚障がいのある方に、ブザー音や電話の呼び出し音など生活上必要な音を知らせて 行動を助けます。「聴導犬」と書かれた胴着をつけています。 〇介助犬・・・肢体不自由がある人の手足となり、落としたものを拾ったり、ドアの開閉をしたり するなど日常生活を助けます。「介助犬」と書かれた胴着をつけています。   ----------------------------------------------------------------------------------- 25ページ  駅や電車、バスで 駅のホームで 〇視覚障がいのある方は、駅のホームでは線路への転落の危険があります。ホーム上の移動・電車の乗り降り等で 危ないときには「止まって」「白杖の(盲導犬といる)方、ストップ」など声をかけましょう。 返事がないときは、声かけを止めてそっと見守りましょう。   〈電車の乗り降りを誘導するとき〉 ・電車とホームのすき間や段差に注意しましょう。 ・誘導時にはドアに直角に近づき、「乗ります」「すき間があります」と声をかけましょう。 ・車内では、空席または手すりを案内し「お気をつけて」と伝えて完了です。その場を離れて かまいません。 座席で 〇心臓機能・呼吸器機能障がいのある方、下肢装具をつけた方は、長時間歩いたり、立ち続けることが 困難です。電車やバスでは、バランスを崩して転倒しやすくなりますので、席を譲りましょう。 〇杖を使っている方には、立ち上がりやすいように、手すりのある端の席を譲りましょう。混雑している場合は、 手すりのある場所を譲りましょう。 〇視覚障がいのある方は、電車やバスで空席を見つけることができません。「席が空いていますよ、ご案内 しましょうか」など声をかけ、座席まで案内しましょう。 【視覚障がいのある方からの声】  バスに乗ったときに席を譲ってもらえて助かりました。 ----------------------------------------------------------------------------------- 26ページ  駅の案内(切符を買うとき、駅の表示) 〇知的障がいのある方は、駅の案内(切符を買うとき、出口など)が漢字だらけで読めないことがあります。 声かけをして、必要なサポートをしましょう。券売機の利用が難しい場合には、操作を手伝ったり、窓口に 案内するなどのサポートが必要です。 優先席付近で 〇電車やバスの優先席付近では、心臓ペースメーカーをつけた心臓機能障害のある方のため、電波が誤作動を 起こす危険のある携帯電話の電源は必ず切りましょう。 音声アナウンスで 〇聴覚障がいのある方は、駅の構内、電車やバスの車内などで音声アナウンスが聞き取れません。電光掲示板のある 場所を示したり、筆談で情報を知らせたりしましょう。 車いすスペースとは 〇多くの電車やバスでは、一部の座席をなくす、または折りたためるようにして車いすで乗車する人のための スペースがあります。車いすの方が乗車してきたら、そのスペースを空けましょう。 【視覚障がいのある方からの声】  駅などで「困っていたらお声かけください」とアナウンスされている機会が増えました。 ----------------------------------------------------------------------------------- 27ページ  災害、緊急のとき 早めの避難を 〇障がい者や高齢者など要配慮者は、移動に時間がかかります。「早めの避難」ができるように配慮しましょう。 状況をわかりやすく伝える 〇災害時に不安でパニック状態になってしまうことがあります。「大丈夫ですよ」と声をかけるなどして 相手の不安な気持ちに寄り添い、状況をゆっくりと説明しましょう。状況を知ることで不安が やわらぎます。一度に多くの内容ではなく、大切な一つのことを簡単に伝えるようにしましょう。 〇聴覚障がいのある方は、災害時や緊急時に流される警報やアナウンスを聞くことができません。 手話や身振り、筆談、口の動きなどで状況を伝えましょう。 状態の変化に気づく 〇内部障がいのある方は、病気の特性や薬の影響で体調が急変することがあります。 早めに気づき、本人がかかりつけの医療機関などへの連絡を希望する場合は協力したり、緊急時には 救急車を呼んだりしましょう。 障がいのある方に関わるマークの活用 〇本人が話せない場合でも、本人が配慮してほしいことや連絡先を記載した連絡用カード(多摩市 ヘルプカードなど)を持っている場合があります。本人に聞いて確認の上、記載内容に沿った支援を しましょう。 〇ヘルプマーク、多摩市コミュニケーション支援ボード、たつのおとしごマークなどは緊急時や 災害時などにも活用できます(32、34ページ参照)。 ----------------------------------------------------------------------------------- 28ページ  避難所で 〇避難所では、順番に並ぶのが難しい方、服用している薬で動けない方のため、配給などでは柔軟なルール変更を 考えましょう。 〇避難所で、車いすの方には、必要な広さの確保や動きやすい位置を聞きましょう。   災害時に備えて 〜地域での取組〜 〇災害時に、障がいのある方は、自力での避難が難しい、必要な情報が得られないなど困ってしまうことがあります。 そうしたときにどのような配慮やサポートができるのか、地域の人たちと一緒に考えていくことが必要です。 〇地域の自主防災組織や自治会・管理組合では、障がいのある方、高齢の方など災害時に支援が必要な方へのサポート活動を 実施しています。個別の避難計画を作ったり、災害時の安否確認や避難のサポートをしてくれる方をサポーターとして登録 しています。 〇地域では様々な取組が実施されています。例えば、普段から良好な人間関係が築けるよう、車いす体験、防災訓練、定期的な 見守り訪問などを実施しています。災害時に備えて、このような活動を広げていきましょう。 防災訓練などで定期的にサポーターの方と交流しています。 ----------------------------------------------------------------------------------- 29ページ   災害時に困ったこと、地域の人ができること。           日常の暮らし            困ったこと 避難訓練に参加したことがない      避難場所を知らない            誰にも助けを求められない                                     必要なこと ・日ごろからの地域での取り組み                             (災害サポーター制度への参加など)  ・日ごろから、顔見知りになったり、地域の人との  人間関係を築く。                          ・要配慮者個別避難計画作り ・障がいに考慮した避難所の設置、物資準備 災害発生時とその後の行動                困ったこと 情報が得られない 聴覚障がい:情報がラジオだけで聞こえないので情報が入らなかった 視覚障がい:周りがどうなっているかわからなかった。どこに行ったらいいかわからない 知的障がい:何が起こったかわからず泣いていた 肢体不自由:自力で動けず逃げ遅れた。エレベーターが動かなくなり脱出できなかった 必要なこと 障がいに合わせた適切な情報情報を伝える             ・聴覚障がいのある方は、手話や身振り、筆談、 口の動きなどで現在の状況や今後の見通し、避難指示などの状況を伝えましょう。                ・視覚障がいのある方は、まわりの状況を自分の目で確認することが できません。相手の目となって、まわりの状況や非常口の位置などを 確認して知らせましょう。                      ・知的障がいのある方は、「あぶない」「にげよう」など、わかりやすく 身の危険を知らせてください。                               ・車いすの方は、自力で非常階段を下りて避難することができません。 避難・避難誘導を手伝ってください。サポートする人は、まわりの協力を 求めましょう。                               ・災害時や避難時、障がいのある方が一人で行動するのは普段よりも難しくなります。 できるだけ孤立しないように、一緒に行動するようにしましょう。 避難生活   困ったこと ストマを変える場所がなかった          呼吸器の電源がなく避難所に行けなかった              食糧配給のアナウンスが聞こえず もらえなかった                         車いすトイレが体育館にないため飲水を       我慢して体を壊した          盲導犬を拒否された          障がい者は「怖い」「迷惑」と白い目で     見られて避難所にいられなくなった                                       必要なこと ・地域の人の理解と協力                                                                                なにか手伝うことはありますか? たべもの のみもの たりてますかー?                                                ・障がい者に配慮した設備 個室 マット 車いすトイレ イラストボード 電源 筆談ボード ・情報提供  難しい言葉を使わず、わかりやすく説明をする。 視覚障がい者の人向けに、音声で詳細な状況がわかるようにする。 聴覚障がいの人のための案内、筆談。 掲示板は、漢字があればルビをふり、ひらがなや、絵で、わかりやすくする。  障がい者と一緒に、災害時について話し合っておくことが大切です。    ※多摩市の障がい者自立生活支援団体「自立ステーションつばさ」作成資料 ----------------------------------------------------------------------------------- 30ページ  障がいのある方にかかわるマークや標識を知ろう 〇国際シンボルマーク  @ A 〇日本でのシンボルマーク  B C D E F G H I 〇車の運転に関する標識  J K 〇点字ブロック  L M N 〇多摩市が作ったカードやマークなど  O P Q ----------------------------------------------------------------------------------- 31ページ  〇国際シンボルマーク @【障がい者のためのシンボルマーク】(公財)日本障害者リハビリテーション協会   すべての障がいのある方を対象に、建造物や公共交通機関で、障がいのある方が利用できることを    示しています。 A【盲人のためのシンボルマーク】(社福)日本盲人福祉委員会   視覚障がいのある方の安全や、バリアフリーに考慮された機器・設備・建物等に設置されているマークです。   使用する際、色はすべて青にしなければならないことになっています。 〇日本でのシンボルマーク B【ほじょ犬マーク】厚生労働省/社会・援護局  身体障害者補助犬法の啓発のためのマークです。法により、施設やお店は盲導犬・聴導犬・介助犬の同伴を 受け入れる義務があり、このマークは施設やお店の入り口などに掲示されています。 C【耳マーク】(社団)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会  耳が不自由であることを自己表示するためのマークです。例えば病院の診察券にシールで貼ったりして使用します。  このマークを見かけたら、ゆっくり話したり、手話や筆談などの配慮が必要です。 D【オストメイトマーク】(社団)日本オストミー協会  オストメイト(人工肛門・人工膀胱)の方が、ストマ用装具の交換・着脱・排泄の処理などを行えることを示しています。  だれでもトイレなどに表示されています。 E【ハートプラスマーク】内部障害・疾患者の暮らしについて考えるハートプラスの会  内部障害のあることを示すマークです。内部障害は、見た目ではわかりにくいため、誤解されることがあります。  駐車場で、車いすマークとともに使用されることもあります。 ----------------------------------------------------------------------------------- 32ページ  F【ヘルプマーク】東京都福祉保健局    援助や配慮が必要な方のためのマークです。このマークを付けている方を見かけたら、   電車内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなどのサポートをしましょう。 G【白杖SOSマーク】(社福)法人福岡県盲人協会   視覚障がいのある方が、外出先で道に迷ったり不安な時や災害時など困った際に、白杖を   頭上50cmに掲げてまわりに助けを求める合図です。 H【手話マーク】(全日本ろうあ連盟)   聴覚障がいのある方などが手話での対応を求めるときや、窓口などで手話で対応できることを示すマークです。 I【筆談マーク】(全日本ろうあ連盟)   聴覚障がいのある方などが筆談での対応を求めるときや、窓口などで筆談で対応できることを示すマークです。 〇車の運転に関する標識 J【身体障害者標識】各警察署交通課・交通安全協会   肢体不自由のある方で、普通自動車を運転する場合、このマークを表示することが努力義務となっています。   このマークの自動車への幅寄せや割込は原則として禁止されています。 K【聴覚障害者標識】各警察署交通課・交通安全協会   聴覚障がいのある方は、いくつかの条件のもとで運転免許を取得することができます。このマークも   その1つで、表示義務があります。このマークの自動車への幅寄せや割込は原則として禁止されています。 ----------------------------------------------------------------------------------- 33ページ  〇点字ブロック  点字ブロックは1965年に日本で誕生し、歩道や鉄道の駅や民間の商店の出入り口近くなどで広く敷設が進んでいます。  現在、世界各地で導入されています。点字ブロックの上に自転車や物を置かない、その上で立ち止まっておしゃべりをしないと  いうことは、世界共通のマナーとなっています。 L【誘導ブロック】進行方向を示すもので、視覚障がいのある方が、このブロックに沿って進めるように  設置されています。 M【警告ブロック】警告ブロックは、危険個所や誘導対象施設等の位置を示します。  階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端等に設置されています。 N【ホーム縁端警告ブロック】ホーム縁端警告ブロックは、特に電車の駅のホームで設置されていて、線路側とホーム側を  示しており、線状の突起がある方向が安全なホームの内側になります。 ----------------------------------------------------------------------------------- 34ページ  〇多摩市が作ったカードやマークなど O【多摩市ヘルプカード】   (表面)   あなたの支援が必要です。   ヘルプカード    多摩市   (裏面)  〜あなたの支援が必要です〜   私の名前  支援をしてほしい内容を詳しく記入した  ヘルプカードを        に入れています。  よろしくお願いします。   障がいのある方などが、まわりに障害への理解や   援助を求めやすくするため、緊急連絡先や必要な支援   などを記載したカードです。このカードが   示された場合には、記載内容に沿った支援をお願いします。 P【多摩市コミュニケーション支援ボード】   文字や言葉で伝えることが難しい場合にこのボードを通じて、情報を伝えることが   できるコミュニケーション支援ボードです。   絵や記号、簡単な図などを使って説明や意思表示などのやり取りができます。 Q【たつのおとしごマーク】   多摩市において聴覚障がい者であることを知らせる目印です。   目で見えるコミュニケーションをお願いします。    ----------------------------------------------------------------------------------- 35ページ  多摩市障がい者への差別をなくし  共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例 〇平成28年4月に障害者差別解消法、平成30年10月に東京都障害者差別解消条例が でき、少しづつ取組が進みつつありますが、未だに障がいのある方は生きづらさや 困難を感じている状況にあります。 〇多摩市では、これまでも障がいのある方と意見交換しながら、様々な取組を行って きましたが、さらに一歩踏み込んで障がいのある人もない人も暮らしやすいまちにして いくため、令和2年7月に「多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例」 をつくりました。 条例のポイント @「不当な差別的取扱い」の禁止 A市や会社・お店などの事業者に「合理的配慮の提供」を義務づけたこと B障害理解・差別解消に向けた取組を行うこと C差別を受けて困った時などの相談窓口をつくったこと   条例のくわしい内容は多摩市公式ホームページをご覧ください。 ----------------------------------------------------------------------------------- 36ページ @「不当な差別的取扱い」の禁止とは  障がいのある方に対して、きちんとした理由もなく、障がいのあることを理由として  サービスの提供を拒否する、サービスを提供する場所や時間を制限するなど差別すること  を禁止しています。きちんとした理由があると判断した場合は、障がいのある方にその理由を  説明して、理解を得るよう努めましょう。    (例)盲導犬を連れているため入店を拒否する。       (例)本人を無視して付き添いの方だけに話しかける。 A「合理的配慮の提供」とは  障がいのある方から社会の中にある障壁(バリア)を取り除いてほしいと言われたときに、  負担が重すぎない範囲で対応することです。市や会社やお店などの事業者は、合理的配慮を  提供する義務があります。   (例)メニューが文字だけだと分からないため、絵や写真を使う。   (例)段差だと通れないのでスロープを設置する。  合理的配慮の方法は1つではありません。  障がいのある方から申し出のあった方法で対応できない場合は、きちんと話し合って(建設的対話)、  代わりの方法を考えることが大切です。それでも合理的配慮をすることが難しい場合(=負担が重い場合)は、  その理由を説明して理解してもらうように努める必要があります。 ----------------------------------------------------------------------------------- 37ページ B障害理解・差別解消に向けた取組 〇市は、障害や障がい者のことを知ってもらったり、差別をなくすための取組を 「多摩市障がい者基本計画」などに書いて、計画的に行っています。 〇取組内容については、条例に基づき設置した多摩市障がい者差別解消支援地域協議会や 権利擁護専門部会(38ページ参照)などで、障がい当事者や関係者の意見を伺いながら、 検討しています。   障害や障がい者のことを知ってもらうために ・多摩市に住む人や働く人に対して、講演会、ワークショップ、出前講座、障がい者美術作品展、 ハンドブックの配布等、障がい者のことを知ってもらう取組をします。 ・多摩市役所で働く人に対して、障害について理解を深めるよう、市役所の中での研修、勉強会、 情報提供を行います。 ・障がいのある人もない人も、お互いを知るために、子どものときから一緒に遊び、学び、育つ ことが大切なので、交流できるようにします。 ・小学校や中学校に通う子どもに障害についてよく知ってもらうための取組をします。  差別をなくし障がいのある人もない人も安心して暮らせるまちにするために ・それぞれに合わせた教育を受けられるようにします。 ・仕事についての相談を受けたり支援をしたり、必要な情報を伝えます。 ・手話、文字、点字、音声、わかりやすい表現等、障害に合わせたコミュニケーションが できるようにしたり、情報をわかりやすく伝える方法を広めていきます。  障がい者や、会社・お店で働く人など多摩市のいろいろな人から意見を聞いて、  差別をなくすための取組にいかします! ----------------------------------------------------------------------------------- 38ページ 【主な取組】 〇多摩市障がい者差別解消支援地域協議会  差別に関する相談について解決策を話し合ったり、差別を解消するために必要な取組  の検討などを行っています。 〇多摩市地域自立支援協議会  障がいのある方が自立した生活を営むことができるよう、地域の様々な問題に対し、  地域の関係機関等と連携し、支援体制の整備について協議を行っています。 〇権利擁護専門部会  多摩市地域自立支援協議会の専門部会として、平成28年に「権利擁護専門部会」を設置  しました。障がい当事者や関係者の声を聞きながら、差別をなくすための取組を、  積極的に進めています。例えば、次の取組を行っています。  ⇒出前講座   障害者差別解消法や市の条例の内容を社会に広く知らせ、障がい者が困っていることを、   少しでも多くの方に理解してもらうために、出前講座を開催しています。   障がい当事者が講師となり、パワーポイントを使って、わかりやすく説明します。   学校、地域の団体、会社などに訪問できます。ご希望がありましたら、障害福祉課   までご連絡ください。  ⇒作業グループ 参加者募集中!!   「多摩市権利擁護部会」には、身体・知的・精神の3つの作業グループがあります。   この作業グループでは、課題についての議論や意見交換を行っています。   この部会では、多くの方の意見を必要としています。どなたでも自由にご参加いた   だけますので、ぜひご参加ください。 ----------------------------------------------------------------------------------- 39ページ   〇障がい者美術作品展   市内の障がい者が制作した絵画、書道、工芸など、繊細なものから迫力のある大作まで、   見応えのある美術作品を毎年12月の障がい者週間に合わせて展示しています。 〇多摩市福祉交流会「障がい者とともにひとときの和」  市内障がい者団体やボランティア団体の協力のもと、障がいのある方と児童・  教師・保護者が一緒に集い、交流・体験する場をつくっています。市内小学校にて  輪番制で開催していて、視覚・聴覚・肢体などに障がいのある方の話を聞いたり、点字・手話・  車いすの体験などを実施しています。 〇ハートフルオフィス  障がい者雇用・就労を推進するために、障がい者を会計年度任用職員として期間を定めて雇用し、  その業務経験を踏まえて一般企業への就職の実現を図ることを目的として多摩市チャレンジ雇用 「ハートフルオフィス」事業を実施しています。 〇多摩市障害福祉ネットワークたまげんき(ぜひご活用ください!!)  市内の作業所が共同して仕事を請け負うことで「地域の活性化」と障がい者の「工賃  アップ」を目指しています。クッキーなどの焼き菓子の提供、プレゼントの作成・納品、  チラシのポスティングなど様々なご要望にお応えします。 ----------------------------------------------------------------------------------- 40ページ C差別を受けて困った時などの相談窓口 〇障害があることで差別されたり、いやなことや、困ったことがあったら、多摩市役所  障害福祉課に相談してください。 〇障害福祉課は、相談を受けたら、すぐに確認をします。相談の内容によって、アドバイス  したり、もっとくわしく相談にのってくれる窓口を教えたり、障害者差別解消法や市の  条例のことを伝えたりして解決できるようにします。 〇相談で解決しない場合は、助言・あっせん、勧告等の方法で解決を図ります。      差別を受けた・差別を見た      どんな配慮をしたらよいかわからなかった          ↓   そんな時はぜひご相談ください!!    多摩市役所 障害福祉課(本庁舎1階)    場所  :関戸6−12−1    電話  :042-338-6847    ファクシミリ  :042-371-1200    メールアドレス :f-sodan@city.tama.tokyo.jp