図書館本館再整備実施設計の検討状況について
図書館本館再整備の実施設計は、令和元年7月にまとめた基本設計を基に、今後の建設工事に向けて、さらに建築技術面の検討を深めていくプロセスです。同年8月に着手し、令和2年5月に完了予定です。
これまでの主な検討状況について報告します。
基本設計のおさらい
令和4年(2022年)11月に中央図書館として開館することを予定しています。
場所は、多摩中央公園の北西角地です。
公園とレンガ坂に調和した4階建て(地上2階・地下2階)の建物です。
省エネ性能が高く、太陽光発電など創エネにも取り組む環境配慮型の公共建築物とする計画です。


フロアについて
地上の1階と2階が利用者エリアです。
1階はワンストップで利用できる幅広い分野の資料をそろえ、静寂読書室や個人研究室、広めの閲覧デスクなど読書や調べものにも最適なフロアです。
対面朗読室や録音室など視覚障がい者向けのエリアも整備します。
2階は、暮らしに身近なテーマの本や雑誌をそろえ、子ども連れの親子やグループ学習をしたい中高生の利用なども想定した節度あるにぎやかさと開放感のあるフロアです。
階 | 面積 | 収蔵数 | 座席数 |
---|---|---|---|
1階 | 約1,850平方メートル | 約17.5万冊 | 約200席 |
2階 | 約1,800平方メートル | 約8万冊 | 約350席 |
書架と家具
1階・2階の書架と家具は、木の質感と温かみをバランスよく取り入れ、多様な資料をバリエーション豊かに展示することができるものを設置する計画です。
サイン
サインは図書館の使いやすさを左右する重要な要素です。建築や家具との調和、中央公園のイメージから緑色を基調としたオリジナルデザインのサインとする計画です。見やすさと分かりやすさにも十分配慮しながら、引き続き検討を進めます。


技術面の検討
実施設計のなかでは、館内の検討と連携して、建築・電気設備・空調設備・機械設備等の図面の作成や設備機器・内外素材の選定等、技術面の検討も進めています。
実施設計の期間について
令和2年3月末の完了に向けて実施設計を進めてきましたが、確認申請を指定確認検査機関に対し行ったところ、都市計画法に定める高度地区に係る解釈の相違が確認され、設計を一部修正する必要が生じたため、実施設計の期間を令和2年5月まで延長しました。
このページに関するお問い合わせ
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