気候非常事態宣言を共同で表明しました

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ページ番号1002199  更新日 2023年3月7日

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多摩市と多摩市議会は地球温暖化対策に取り組みます

気候非常事態宣言とは

世界でさまざまな異常気象が観測され、猛暑や干ばつ等による甚大な被害が発生し、もはや気候変動ではなく気候危機であると言われています。
この気候の危機的な状況について、自治体等が気候危機を宣言することで、市民と気候危機を共有し、ともに地球温暖化対策に取り組むため宣言を行うものです。

多摩市気候非常事態宣言

写真:市長と議長の共同宣言


世界では、気候変動は避けることのできない緊急事態であり、もはや「気候危機」であると言われています。多摩市と多摩市議会はこの気候危機を防ぐために、気候が危機的な状況にあることを全市民と共有し、地球温暖化対策に積極的に取り組むことを目的として、多摩市気候非常事態を宣言するものです。

  1. 「気候危機」が迫っている事実を市民全員と共有し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指します。
  2. 資源の有効活用を図り、使い捨てプラスチックの削減を推進します。
  3. 生物多様性の大切さを共有し、その基盤となる水とみどりの保全を積極的に推進します。

気候非常事態宣言全文

多摩市議会の取り組みは次のページをご覧ください。

市民の皆様へ

「気候非常事態宣言」後、最も重要なことは、気候が危機的な状況にあることを全市民と共有し、一人ひとりがこの気候の危機を「自分のこと」として考え、市民全員で取り組んでいただくことです。市や東京都では地球温暖化対策のためにさまざまな取り組みを行っています。皆さんも自分のできることから取り組んでいきましょう。

「2050年ゼロカーボンシティ」の認定について

環境省では「2050年にCO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指した旨を公表した自治体」を「ゼロカーボンシティ」として国内外に広く発信しています。

写真:ゼロカーボンシティ認定書

表明に際して江守先生からのメッセージ

多摩市気候非常事態宣言表明に際し、令和元年12月に気候変動について講演を行っていただいた江守先生よりお言葉をいただきました。

メッセージ

昨年(令和元年)の台風19号をきっかけとして、多くの人が近年同様の災害が増えていることで、気候に対する危機感を持ちました。それが防災の話にとどまらず、気候変動という、世界的な問題に、多摩市が注目して認識をし、気候非常事態宣言を表明するということは非常にすごいことだと思っています。
気候の問題は世界的な問題である一方、地方自治体は地に足のついた生活の現場であり、住民の皆さんの多様な思いがある所だと思います。その間を行政や議会が上手く繋いで、そして住民の皆さんの生活や生き方を世界の問題の解決という方向に結びつけて進めていただくことを強く期待しています。
環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんは、you are never too small to make a difference(変化を起こすために、あなたが小さすぎるということはありません)と言っています。
地球温暖化の問題について言及するとき、ある意味では誰が言い出しても一主体としては小さすぎる。国や大企業であっても、その一主体だけの行動では世界を直接変えることはできません。
しかし、そういう認識を持った人たちから声を上げることによって、それが広がっていくプロセスが重要だと思いますし、実際にそういう流れが起きつつあると思います。その流れに多摩市が加わるということは非常に大きな意味があると思います。

プロフィール

江守正多氏

国立環境研究所 地球環境研究センター 副センター長
1970年、神奈川県に生まれる。1997年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程にて博士号(学術)を取得後、国立環境研究所に入所。2018年より同地球環境研究センター副センター長。専門は地球温暖化の将来予測とリスク論。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次・第6次評価報告書主執筆者。著書に「異常気象と人類の選択」、「地球温暖化の予測は『正しい』か?-不確かな未来に科学が挑む」。2012年度日本気象学会堀内賞受賞。

※プロフィールはメッセージをいただいた当時のものになります

講演動画

令和元年12月講演の動画をYouTube多摩市公式チャンネルにアップロードしました。

気候変動について詳しく解説されています。ぜひご視聴ください。

補助金等

市や都では家庭や事業所向けにさまざまな取り組み支援を行っています。

多摩市

東京都

気象観測装置POTEKAの設置

多摩市役所本庁舎の屋上に気象観測装置 POTEKA(ポテカ)を設置しました。

気象観測装置 POTEKAでは、多摩市の気温や湿度などの気象情報をリアルタイムで確認することで、ゲリラ豪雨を避ける、熱中症予防を行う、日常生活に役立てることができます。

スマートフォンアプリ「My POTEKA」のダウンロードも行うことが出来ます。

トークリレー(環境に関する動画の配信)

気候危機について考え、身近な問題として捉えてもらうために、宣言で掲げた3つの目標に沿ったテーマで、専門家、市民団体や市内の学生さん、市長にトークしていただいたものを動画配信しています。

多摩循環型エネルギー協会オンライン講演会動画公開

一般社団法人多摩循環型エネルギー協会が多摩市気候非常事態宣言を受け、令和2年8月22日にオンライン講演会「気候危機への取組みとコロナ禍からのグリーン・リカバリー」を開催しました。講演動画がYouTubeで公開されましたので、ぜひご覧ください。

地球環境戦略研究機関の浜中裕徳氏の講演のほか、多摩市からは浦野卓男副市長と藤原まさのり市議会議長よりメッセージを、また地球温暖化対策担当課長より多摩市気候非常事態宣言についての説明をさせていただきました。

エコアクション宣言

地球温暖化対策の一環として、市民や市内事業者の方が地球温暖化を「自分ごと」として捉え、日常生活の中で環境に配慮した行動を実施する「エコアクション」が広がっていくことを推進しています。

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このページに関するお問い合わせ

環境政策課 環境政策担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6831 ファクシミリ番号:042-338-6857
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