平成26年1月1日から、「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」が施行されました!

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ページ番号1003325  更新日 2023年3月16日

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多摩市では、昭和61年に「多摩市婦人行動計画」、平成6年には「多摩市女と男がともに生きる行動計画」を策定して、男女平等の実現、性別による差別の解消をめざしてきました。
このような社会的な取り組みの結果、男女の在り方をめぐる人々の考え方は、時代とともに変わってきました。しかし、現実の社会には、固定的な性別役割分担意識や慣行がなお残っています。また、一方では、少子化、高齢化、働き方の多様化に伴う雇用形態間の処遇の格差、配偶者や交際相手からの暴力の深刻化など、新たな課題も生じてきており、女性はもちろん男性も生きにくいと感じることがみられるようになりました。

そこで、市・市民・事業者等が一体となって、男女平等参画社会の実現に向けた取組みを進めるために、「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」が平成25年第3回市議会定例会で可決され、平成25年9月30日付けで公布、平成26年1月1日から施行されました。皆さんのご理解、ご協力をお願いします!

男女平等参画社会とは

男女が社会の対等な構成員として、自らの意思であらゆる分野の活動に参画することができ、ともに責任を分かち合うことができる社会のことをいいます。

市民参画によってできた条例です

この条例は、学識経験者・市民委員等で構成する「(仮称)多摩市男女平等推進基本条例検討懇談会」や「多摩市男女共同参画社会推進協議会」、パブリックコメント(市民意見の募集)の意見を生かして作られました。

条例で決められていること

基本理念、市・市民・事業者の責務、市が取り組む施策などを定めています。また、すべての人が、性別等による差別的取扱いと暴力を行ってはならないこと等を定めました。

  • 市は
    男女平等参画社会の実現に関する施策、啓発・普及広報活動を実施し、市民・事業者・団体の活動の支援等を行います。
  • 市民は
    家庭、学校、地域、職場などで男女平等参画社会の実現に努めるとともに、性別等による差別的取扱いや暴力の根絶に努めます。
  • 事業者は
    個人の能力を適正・公平に評価し、従業員が仕事と家庭生活・地域活動を両立できる職場環境づくりに努めます。

条例の特徴

性的指向・性自認を規定(第2条~第8条、第21条関係)

人の恋愛感情や性的な関心がいずれの性別に向かうかの指向(性的指向)、自分がどの性別であるかの認識(性自認)について、広く使用されている「性的マイノリティ」(性的少数者)という表現をせずに、「性的指向」、「性自認」として第2条に定義しました。
また、条例の基本理念を「すべての人が、個人として尊重され、性別並びに性的指向及び性自認にかかわらず、個人の能力及び個性を発揮し、意欲及び希望に沿って、社会的責任を分かち合うこと」とし、性別並びに性的指向及び性自認にかかわらず、すべての人がさまざまな場面で平等・対等な立場が保障され、差別を受けることがない社会をめざすよう規定しました。

「性と生殖に関わる権利と健康」(第16条関係)

平成6年(1994年)にカイロで開かれた国際人口/開発会議において提唱された「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の概念は、女性が生涯にわたって身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味し、「性と生殖に関する健康と権利」と訳することが多い状況です。
本市では「性と生殖に関わる権利と健康」と規定し、男女がそれぞれの性を理解・尊重し、女性と男性が対等な関係において性に関する適切な自己決定をする「権利」を支援し、そのうえで、女性と男性が生涯を通じて健康を保持及び増進できるよう必要な支援を行うよう規定しました。

「災害に強いまちづくり」について(第17条関係)

阪神淡路大震災や東日本大震災を受けて、防災計画、防災対策、避難所の問題等を考える上で、女性の視点を取り入れることが課題となっており、男女平等参画の視点を持った防災(減災)対策、被災地・被災者の支援、避難所や仮設住宅の運営等を行うことが求められています。
このことから、本市においても「男女平等参画の視点に立った災害に強いまちづくり」をするよう規定しました。

苦情の処理について(第21条・第22条関係)

市は、性別等による差別のない、すべての人にとって、住みやすく暮らしやすい男女平等参画社会の実現を目指し、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。皆さんのご理解・ご協力をお願いします。

すべての人にとって、住みやすく暮らしやすいまちを目指して

市は、性別等による差別のない、すべての人にとって、住みやすく暮らしやすい男女平等参画社会の実現を目指し、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。皆さんのご理解・ご協力をお願いします。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

平和・人権課 平和・人権・男女平等参画担当
〒206-0011 東京都多摩市関戸四丁目72番地 ヴィータ・コミューネ7階
電話番号:042-376-8311 ファクシミリ番号:042-339-0491
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