多摩市立多摩中央公園オープニング記念 旧富澤家特別展示「旧富澤家とゆかりの品々」
イベントカテゴリ: 文化
開催エリア:多摩センター駅周辺
- 開催期間
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2025年4月19日(土曜日)から2025年5月14日(水曜日)まで
- 開催時間
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午前9時30分 から 午後4時30分 まで
- 開催場所
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旧富澤家(多摩市落合2-35 市立多摩中央公園内)
旧富澤家(施設案内) - 対象
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どなたでも
- 内容
富澤家は江戸初期から連光寺村の名主を務めた家であり、多摩地域の歴史を知る上で重要な資料が多く残されています。
本展示では、幕末から明治時代を中心とした富澤家ゆかりの資料を展示します。
特に、15代・富澤政恕(まさひろ)と新選組との関係や、明治天皇の連光寺村行幸と富澤家との関わり、富澤家の襖絵や資料を通して富澤家と多摩の歴史を紹介します。- 申込み
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不要
- 費用
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不要
- 休館日
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会期中の休館日
毎週月曜日(祝日除く)、4月24日(木曜日)、5月7日(水曜日)、8日(木曜日)
※5月5日(月曜日・祝日)は開館 -
料金
- 無料
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交通案内
- 京王多摩センター駅、小田急多摩センター駅下車、徒歩8分。
多摩中央公園大池南側。 - 問い合わせ
- 多摩市教育委員会教育振興課文化財係
電話番号042-338-6883
展示のみどころ
富澤政恕
1824年(文政7)~1907年(明治40)。武蔵国日野領連光寺村に生まれました。富澤家第15代の当主で、連光寺村名主を勤め、1861年(文久元)、38歳の時に日野宿寄場組合44ヶ村の大惣代となりました。10代より剣術を学び、天然理心流三代目・近藤周助の古参門人でした。1860年(万延元)の府中六所宮(現在の大國魂神社)への額奉納や、翌年の近藤勇の四代目襲名披露の野試合に大きな役割を果たすなど、近藤勇にとって10歳年上の政恕は、多摩の良き支援者であったと思われます。
さらに政恕は、新田を開発し、戸籍を編集し、連光寺に向ノ岡学校を設立するなど地域に大きな役割を果たしました。文化面では、名主として俳諧、和歌、漢詩、さらに茶道、挿花などを嗜みました。特に、俳諧などにおいては、多摩村のみならず、日野、町田方面にも門人がいるほどの近隣の中心的存在であり、門弟指導にあたった功績は大きなものです。
富澤政恕が1864年(元治元)、地頭の天野氏の供で上洛した際の、道中及び京都での滞在などを記した上洛日記。富澤が京に到着後、初めて壬生の新選組屯所を訪ねた折り、近藤は不在でしたが、翌日富澤の宿で京情勢などを談話したことや、旧知の新選組の近藤勇、土方歳三、井上源三郎、沖田総司らと祇園で祝宴をあげ、花見会を催して交歓したりしたようすが書かれています。また、富澤らが京を旅立つ際、土方、井上が別れを惜しんで伏見まで見送りに来て、互いに再会を期して別れたことなども記録されています。京での歓待状況から、富澤と新選組の人々との親交の深さや、近藤、土方らの彼に対する心遣いがうかがえます。
行在所としての富澤家
明治天皇の連光寺村行幸は、明治14年から17年まで4度にわたりました。連光寺村行幸には富澤家が深く関わっており、明治14年2月以来計4度の行幸時に行在所とされ、当時の表札が残っています。当時、「行在所」は天皇が宿泊した場所、昼食を食べる場所の事を示しました。裏面には、「明治十四年二月廿日」と記されています。
このページに関するお問い合わせ
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