乞田川、大栗川のマイクロプラスチック調査の結果
令和2年7月に、市内を流れる乞田川と大栗川でマイクロプラスチック等の流出実態調査を実施しました。
実施概要
実施日
令和2年7月28日
実施主体
一般社団法人ピリカ ※協力 多摩市環境政策課
実施場所
乞田川と大栗川の4地点
- 多摩センター東通り付近
- 和田公園付近
- 新大栗橋付近
- 交通公園付近
調査手法
バッテリー駆動のスクリューで水面付近の水をネットに流し込む方式の採取装置を使用し、プラスチック候補粒子の採取を実施
調査結果のポイント
4地点中、すべての地点でマイクロプラスチックを採取
- 人工芝、コーティング肥料、発泡スチロール等の製品が見つかる
- 多摩市の河川からも、海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックが流れていることが判明
全プラスチック38個の破片中15個(全体の約40%)が人工芝
個数では人工芝の割合が多いが、質量的にはポリウレタン等の成分も多く存在しており、原因となるものが多数存在している
全プラスチック38個の河川ごとの内訳
- 1立方メートル当たりの平均個数は約2.70個
- 一番少ない地点は、多摩センター東通り付近(乞田川)で1立方メートル当たり0.71個
- 一番多い地点は、新大栗橋付近(大栗川)で1立方メートル当たり6.37個
重量比では、複数の成分のプラスチックが見つかる
ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン
参考
上記成分を含むプラスチック製品としてマイクロプラスチックになる可能性のある製品例
ペットボトル、タイヤ、靴底のソール、フリース、ホース、ビニール傘、レジ袋、マスク、ストロー、その他プラスチック製品各種
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