先輩職員インタビュー(1)

事務職　市民経済部市民課　Nさん（平成29年度入庁）

入庁したきっかけ

大学が周辺にあり、多摩市に親近感があったのが受験しようと思ったきっかけです。
学生時代は、「縁の下の力持ち」として、市民の生活基盤から支えたいという気持ちがあって、公務員を目指していましたが、多摩市の「健幸都市」の取組みの中に、自分がやってみたいことが結構盛り込まれているなと思って、改めて志望するようになりました。

現在の業務内容

主に、住民票の発行や住所変更、マイナンバー関係の手続きを担当しています。
メインは、窓口での受付業務や郵送で証明書の請求があった場合の対応等ですが、DV等の被害者に対して住民票に閲覧制限をかけるなどのイレギュラーな対応もあります。他にも、住民基本台帳の閲覧請求について対応したり、他課や住民からの申出を受けて、住民登録している方が実際にそこで暮らしているのか、実態調査を行ったうえで、不現住であれば最終的に住民票を職権にて消除したりします。窓口業務が中心ではありますが、他にもさまざまな業務がありますね。

仕事する上で大切にしていること

仕事をする上で大切にしていることは、「市民の方へ分かりやすく説明すること」です。
例えば、住所の変更は、市役所で働いている私にとっては毎日の業務ですが、市民の方にとっては、何年かに1度あるかないか、という手続きです。また、お子さんがいる方やご高齢の方は他にも手続きが必要な場合があるなど、住所の変更の他にもさまざまな手続きが付随される場合があります。なので、市民課の知識だけでなく、他の課の知識も持った上で、分かりやすく説明することが求められるんです。
特に、多摩市は高齢者の方が多いので、説明する時には、メモをつけてあげたり、繰り返し説明したり、時には、手続きが必要な課までご案内することもあります。市民課には、さまざまな方がいらっしゃいますが、「よく分かったよ」と言ってもらえると、良かったなと思います。
また、窓口業務で難しいと感じるのは、法律を守って適切に対応しなければならない反面、いかに柔軟に対応できるかということです。
「今、目の前にお客様が来ている」という中で、お客様の要望に少しでも近づけるよう、持っている知識を総動員したり関係課と連携したり、「時間との勝負」でもあるな、と感じます。

入庁して感じたギャップ

市民課に配属された時は、申請を受け付けるのがほとんどで、単純なことが多いのかなと思っていましたが、全くそんなことはありませんでした！
お客様一人ひとり、状況が異なるので、単純なケースはほとんど無くて、柔軟な対応が必要だなと実感しています。
また、住民票の閲覧制限、マイナンバーなど、住民票に付随する業務が本当に幅広いと感じます。特に、マイナンバーを利用する機会が増えてきた分、手続きも以前より煩雑になっているので、業務の幅は年々広がっているなと感じています。

職場の雰囲気について

女性が8割の職場で、一人ひとりの家庭や体調のことも気遣ってくれる職場だと思います。市民課は、土曜日、日曜日も開庁しているので、シフト勤務で土曜日、日曜日の勤務もありますが、週に2回、課内でミーティングを行い、全員が一律の対応ができるようにしています。
長期休みもとりやすい環境で、夏休みには、4～5日連続で休みをとって、四国一周の一人旅をしたこともあります。（笑）

多摩市の魅力

多摩市の魅力は、「発信力の強さ」と「市役所全体で市を支えていこうという気持ち」だと思います。
多摩センター全体を、健幸都市とキティで飾ったり、UR団地と無印のコラボ事業があったり…。街全体で、市の施策をアピールしている街ってなかなか無いなと思いますね。
また、今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、売り上げが落ちてしまった市内の飲食店を支えようと、職員でお弁当を注文して多摩市を盛り上げ良いという動きがあったり、職員全員、多摩市を支えていこうという気持ちが強いからこそできることだなと思います。

未来の仲間へメッセージ

市役所で働く魅力は、いろいろな面から市民を支えられることだと思います。市役所の職員は定期的に異動があるので、これからいろいろな部署に配属されて、市民課としてだけでなく、さまざまな視点で仕事ができるのはとても魅力だと思います。
また、多摩市には若者を呼び込む施策だったり、強く発信されていない事業があったりと、職員の自分でも知らないことがあるので、まだまだ「可能性を秘めている街」なんだと思います。
入庁されたら、一緒に多摩市を創っていきましょう！