令和5年度の教育活動に向けて(教育長メッセージ)

平素より、多摩市の教育行政にご理解とご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。いよいよ今週から新学期が始まります。それぞれのご家庭で進学・進級のご用意を進めていただいていることと存じます。

新年度を迎えるにあたり、新型コロナウイルス感染症に関する教育委員会の対応について保護者の皆様、地域の皆様にお伝えさせていただきます。

本年3月13日以降の新型コロナウイルス感染症対策におけるマスク着用につきましては、政府の見直し方針が示され、「感染症対策としてのマスクの着用を行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断にゆだねることを基本とする。」とされました。また、学校教育におけるマスク着用の見直しが4月1日に行われ、児童・生徒及び教職員については、学校教育活動にあたって、マスクの着用を求めないことを基本とすることになりました。

このような状況下にあって、多摩市教育委員会では、4月6日以降に実施する入学式においては、児童・生徒、教職員、来賓や保護者の皆様にマスクの着用を求めないこととしました。一方式典等の中で、感染症対策が必要となる場面（集団での歌唱など）においては、十分な距離が取れない場合に限り、児童・生徒、教職員等に対しマスクの着用を促すことがございますので、ご理解とご協力をお願いします。

学校生活の中でのマスク着用を含む感染症対策については、改めて見直しを行い、4月1日以降、マスクの着用を前提ルールとしない教育活動に取り組んでまいります。また、児童・生徒の学びを止めないよう、教室換気の徹底や手洗いの励行、児童・生徒の健康確認など、学校での感染症対策を引き続き行い、安全な教育環境の確保と維持の取り組みを継続してまいります。
なお、学校生活の中でのマスク着用につきましては、さまざまな事情によりマスクを外せない児童・生徒が一定程度おりますこともご理解いただきたいと思います。多摩市立小中学校では、いじめや差別につながらないように注意指導してまいりますので、保護者の皆様、地域の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

引き続き多摩市の子どもたちが、笑顔で楽しく学べる環境を整えられるよう各学校とともに教育委員会事務局一同取り組んでまいります。

令和5年4月3日
多摩市教育長　千葉　正法