30by30・自然共生サイトについて

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア

ページ番号1014333  更新日 2024年3月21日

印刷大きな文字で印刷

30by30について

30by30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。
30by30目標は、2022年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された新たな国際目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や「生物多様性国家戦略2023-2030」にも盛り込まれています。
 

自然共生サイトについて

自然共生サイトとは、30by30達成のために国が実施している取組で、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する区域のことです。
認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)」として国際データベースに登録されます。
このサイトには、以下の例のような場所のうち、生物多様性の価値を有し、事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組によって、(本来の目的に関わらず)生物多様性の保全が図られている区域が、「自然共生サイト」の対象となります。

【例】企業の森、ナショナルトラスト、バードサンクチュアリ、ビオトープ、自然観察の森、里地里山、森林施業地、水源の森、社寺林、文化的・歴史的な価値を有する地域、企業敷地内の緑地、屋敷林、緑道、都市内の緑地、風致保全の樹林、都市内の公園、ゴルフ場、スキー場、研究機関の森林、環境教育に活用されている森林、防災・減災目的の森林、遊水池、河川敷、水源涵養や炭素固定・吸収目的の森林、建物の屋上、試験・訓練のための草原・・・など多様な場所が該当します。

長谷工テクニカルセンターが自然共生サイトに認定!

多摩市内では、長谷工テクニカルセンターが令和5年10月に自然共生サイトに認定されました。
長谷工テクニカルセンターは、17,662平方メートルの敷地に4棟の施設を配置し、地上部分や建物の壁面部分・屋上部分などに約8,000平方メートルの緑地を確保しています。また、敷地の中央部にはビオトープを設け、大栗川から採捕したアブラハヤやミナミメダカを池に放流しているほか、昆虫や鳥など多くの生き物が確認できるなど、生物多様性の保全に寄与しています。
 

株式会社グリーン・ワイズ本社事務所が自然共生サイトに認定!

令和6年2月、多摩市内に立地する株式会社グリーンワイズ本社事務所が自然共生サイトに認定されました。

認定内容の詳細は、後日、ご紹介します。

30by30アライアンス

「生物多様性のための30by30アライアンス」とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるというゴールに向け、世界及び自国の陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護すること(30by30)を目指した、行政、企業、NPO等の有志連合です。
多摩市としても、OECMの認定を受けることで、市の特色であるみどりの価値を高め、活用の後押しにもつながると考えられるため、本アライアンスの設立趣旨に賛同すると共に、認定に向けた情報把握の観点からも本アライアンスに参加しています。
 

このページに関するお問い合わせ

環境政策課 環境政策担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6831 ファクシミリ番号:042-338-6857
電話番号のかけ間違いにご注意ください
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。