令和7年度第29回多摩市身のまわりの環境地図作品展(オンライン開催)

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ページ番号1018873  更新日 2025年12月2日

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市内在住・在学の小・中学生が、日常、触れたり、感じている身のまわりの環境を題材に取り上げ、自ら調査・研究し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解と認識を深めるため、「環境」をテーマに調べたこと、気付いたことを地図に表わした、「身のまわりの環境地図」を製作しました。

今年度は11の学校から作品の応募があり、制作者の児童・生徒数は35名、作品数は小・中学校あわせて29点となりました

ご応募いただいた作品は全てホームページに掲載いたします。
さらに、令和8年2月28日と3月1日にパルテノン多摩で開催する「多摩エコ・フェスタ2026」で、会場に全作品を展示する予定です。お楽しみに!

本事業の実施にあたり、趣旨にご賛同をいただいた多くの団体からご協賛・ご後援を賜りました。皆様のご支援に心よりお礼申し上げます。
ご協賛・ご後援くださりました団体様をご紹介いたします。
国土交通省 国土地理院、一般社団法人 環境情報科学センター、一般財団法人 日本地図センター、一般社団法人 地図調製技術協会、一般財団法人 地図情報センター、公益社団法人 日本地理学会、日本地図学会、小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、東京ガス株式会社 東京西支店

令和7年度(第29回)多摩市身のまわりの環境地図作品展優秀賞作品

国土交通省国土地理院長賞

写真:多摩市内のペットボトルリサイクルの取り組み

作品名:『多摩市内のペットボトルリサイクルの取り組み』
製作者:多摩市立多摩第三小学校3年 三浦 璃奈さん

いつも買い物をしているスーパーにリサイクルBOXをみつけて「何かな?」と思ったことがきっかけです。調べていくうちに多摩市は令和2年に気候非常事態宣言を表明しプラスチックのさくげんをすい進していて、ペットボトルのリサイクルBOXはそうした取り組みの一つだと分かりました。
暑い中多摩市のスーパーを全部まわったのは大へんだったけれど身近なことがかんきょうにつながっているのだなと勉強になりました。

一般社団法人環境情報科学センター理事長賞

多摩市を守れ!多摩市の外来種MAP

作品名:『多摩市を守れ!多摩市の外来種MAP』
製作者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校2年 新免 小遥さん

自然豊かな多摩市ですが、多摩市にいる外来種は私たちの生活にどのような影響を及ぼしているのか疑問に思い調査しました。調べてみると私たちの身近に、意外に外来種がたくさん生息していることが分かりとても驚きました。また、外来種の数は年々増えていて、大切な在来種がこの先いなくなってしまうかもしれません。この地図を見て、少しでも多くの人に外来種のことについて知ってもらい、今ある多摩市の自然を大切にしてほしいです。

一般財団法人 日本地図センター理事長賞

連光寺、聖蹟桜ヶ丘周辺のバリアフリーマップ

作品名:『連光寺、聖蹟桜ヶ丘周辺のバリアフリーマップ』
製作者:聖ヶ丘中学校1年 栗田 優さん

私がこの作品を作ろうと思った理由は、身近なところにも、様々なバリアフリーが存在しているということを多くの人に知ってもらいたかったからです。このマップは実際に周辺を歩いてみて、見つけたバリアフリーの位置を示したもので、実際に見た写真や、気づいたことなども書いています。私はこの作品を作っていく中で、周りには様々なバリアフリーがあることに関心をもつと同時に、必要な場所にスロープや音声式信号機が無かったりしたので、もっと設置してほしいと思いました。

一般社団法人地図調製技術協会長賞

立体地図で見る多摩市 ~ニュータウンと自然~

立体地図で見る多摩市 ~ニュータウンと自然~

作品名:『立体地図で見る多摩市~ニュータウンと自然~』
製作者:多摩市立大松台小学校6年 佐藤 瑛星さん

ぼくは、昆虫採集や生き物調査に参加するうちに、生き物がいる場所に特徴があることに気づきました。そこで地形に関心を持ったのが環境地図を作ったきっかけです。
立体地図にすると、多摩市の地形の特徴がよくわかります。特に丘陵の形です。丘陵と丘陵の間に川が流れて、高低差がある所には湧き水が出ていて、水の流れまで見えてきます。
地図づくりではパネルを等高線の形に切るのは根気がいる作業でした。パネルを重ねる作業では地図同士の重なる位置を見ながらずれないように慎重に貼り重ねました。

一般財団法人地図情報センター理事長賞

多摩市内の未就学児のための施設について

作品名:『多摩市内の未就学児のための施設について』
製作者:多摩市立東寺方小学校6年 吉賀 晴哉さん

4年生の時に、福祉について勉強をして興味を持ったので、このテーマにしました。その中でも未就学児の預け先に注目してみました。少子化なのに待機児童が問題になっているのも理由です。調べてみると、通っていた幼稚園以外にも、様々な形態の施設があり、驚きました。分かりにくい場所にあったり、マンションの間にあったりして探すのがとても大変でした。駅の近くに保育園が多いことや、多摩市内にも、保育園が多いことが分かり、勉強になりました。

公益社団法人日本地理学会長賞

たまひじ付近の防犯安全まっぷ

作品名:『たまひじ付近の防犯安全まっぷ』
製作者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校2年 宮坂 杏里さん

私がこのテーマで地図を作ろうと思った理由は、下校時の学校近くがとても暗かったからです。また、多摩市にはハザードマップや観光マップはあるが、夜の暗く危険な所、道の明るさなど日々の安全を守る地図がないと思ったからです。調査した時に母や姉たちと危険だと思う所を実際に歩いたりして暗さを実感したりしました。私のまっぷを活用したり詳しい情報を加えたりして多摩市の安全が守られたらうれしいです。

日本地図学会長賞

連光寺周辺の高低差と三角点 ~立体地図で見る多摩丘陵北端部~

作品名:『連光寺周辺の高低差と三角点 ~立体地図で見る多摩丘陵北端部~』
製作者:多摩市立連光寺小学校6年 荒井 優羽さん

立体地図模型に挑戦しました。連光寺は坂が多く、多摩丘陵の北端部にあたるので立体地図にしたらおもしろいと思ったからです。元になる地図から等高線を拾い出す作業が大変でした。模型にしてみると実際の地形と異なる所もあったので現地に行き確認して修正しました。三角点は、地下埋設タイプが多く探し出すのに苦戦しましたが、発見したマンホールのふたに、何か刻印されていて「基準点」と解読できた時は、とても嬉しかったです。

連光寺周辺の高低差と三角点 ~立体地図で見る多摩丘陵北端部~

連光寺周辺の高低差と三角点 ~立体地図で見る多摩丘陵北端部~

連光寺周辺の高低差と三角点 ~立体地図で見る多摩丘陵北端部~

パルテノン多摩賞

多摩市食べきり協力店

作品名:『多摩市食べきり協力店』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 井川 莉花さん

私がこの作品を制作したのは、総合での調べ学習でこの「多摩市食べきり協力店」という取り組みを知り興味をもち、もっとくわしく知りたいと考えたからです。
この作品を作るときに情報が多くまとめるのが大変でしたが、多摩市では自分の想像以上にしっかりと食品ロス削減に取り組んでいるということに気がつきました。今回知ったことを活かして、私もこれからは今まで以上に食品ロスを意識していきたいと思います。

多摩市教育委員会教育長賞

聖ヶ丘のポイ捨てマップ

作品名:『聖ヶ丘のポイ捨てマップ』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 山田 時子さん

この地図は、私の住んでいる地域をゴミ拾いしてどんなゴミが・どんな場所にあるのかを調べたものです。よく見るポイ捨ては現状どのくらい落ちているのかを調べるため制作をしました。私は地図制作にあたり実際にゴミ拾いを行ったため、ポイ捨てが多いという現状を目の当たりにし、驚きを感じました。草や排水溝の中などの一見捨てられていないように見える場所にも実際はゴミがあり、隠れてしまっているゴミを見つけて拾うのに苦労しました。

運営委員会委員長賞

猛暑を電気に変えよう!!多摩市の太陽光発電マップ

作品名:『猛暑を電気に変えよう!!多摩市の太陽光発電マップ』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 千葉 碧士さん

今回の作品では、多摩市の太陽光発電について調べ、地域ごとの発電量を地図と表でまとめました。調べる中で、同じ市内でも発電量に大きな差があることが分かり、特に桜ケ丘や連光寺の地域が多いことに気づきました。また、公共施設でも多くの電気をまかなっていることを知り、太陽光発電は身近でとても大切なエネルギーだと感じました。見やすいように写真や色分けを工夫し、まとめを書くのが難しかったけれど、学んだことを整理して書くことでより理解が深まりました。

多摩市長賞

未来を変えろ! ~みんなで作ろう理想の多摩市へ~

作品名:『未来を変えろ! ~みんなで作ろう理想の多摩市へ~』
製作者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校2年 青木莉帆さん、伊藤華純さん、濵田りのさん

この作品は、多摩市の地域性、人口、住宅、交通の変化を分析し、未来を予測しました。このテーマに取り組んだ目的は、「住民の視点」と「外部からの視点」の違いを明確にし、より住みやすいまちづくりについて知りたかったからです。広範なデータを集め、説得力のある図表に整理するのが大変でした。この作品を通して客観的データに基づく地域社会の現状分析と多角的な視点の重要性を学び社会を見る視点が大きく広がるきっかけとなりました。

健幸まちづくり賞

聖ヶ丘3-51と52番地の外で座れる場所マップ

聖ヶ丘3-51と52番地の外で座れる場所マップ

作品名:『多摩市高低差&交通MAP』
製作者:多摩市立和田中学校2年 吉賀 絢哉さん

私は高低差と交通機関の関係性について調べ、その土地がどういう場所であるのかなどを調べました。京王電鉄様にも連絡をし、細かい情報まで調べました。多摩市は高低差がとてもあることに驚きました。普段バスや電車には乗りませんが、バスの本数が思っている以上に多いことにも驚きました。バスに多くの人が乗っていて、バスがとても役立っていることが分かりました。バスが通っていない場所では上り下りしないといけないのは大変だと思いました。

学校賞

多摩市立聖ヶ丘中学校

多摩市身のまわりの環境地図作品展にご応募いただいた11の学校の中で、最も多くの作品をご提出いただいた、多摩市立聖ヶ丘中学校を選考いたしました。

概要

主催

多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会

後援

国土交通省国土地理院

地球上における位置の基準を定め、国土の地形、建物の位置等の国土の基盤的な地理空間情報を整備し、提供しています。また、測量の基準の統一、地図と地理空間情報の秩序と正確さを確保するため、国の機関や地方公共団体の行う公共測量の指導・調整や情報発信を行っています。さらに、災害対策基本法に基づく政府の指定行政機関として、測量・地図分野の最新技術を活用した防災施策を推進し、国土の測量に関するわが国唯一の行政機関として、国際的な活動や研究開発も行っています。

一般社団法人 環境情報科学センター

1972年に環境科学の体系化、総合的な研究と環境科学の普及啓発に寄与することを目的に設立された団体で、1977年環境庁(当時)から公益法人として許可を受け、2011年4月より一般社団法人に移行し活動しています。自然科学、社会科学などの研究者、行政担当者、技術者など個人を中心とした学会活動とともに、環境省などから委託を受けて化学物質問題やヒートアイランド現象などについて調査研究を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

一般財団法人 日本地図センター

内外の地図・空中写真等に関する情報サービスを一元的に行うとともに、国土交通省国土地理院刊行の地図・空中写真等の円滑な供給、地図等に関する調査研究、並びにこれらについての普及活動を行うため、1972(昭和47)年2月に設立されました。特にコンピューター技術やニューメディア等を使用した多様な地図情報の作成・提供及び地図等の一層の推進、拡充・強化にむけて地図研究所を平成2年4月に設置し、時代の進展に適応する独自の刊行物の刊行、地図・空中写真等の普及啓発のための各種イベント・サービス、研修会等幅広く多彩な業務を行っております。

一般社団法人 地図調製技術協会

地図調製技術(測量成果をもとにした精度の高い地図作りをする技術)及び地理空間情報技術(その場所を示す情報と自然現象、社会的情報などを地図に組み合わせる技術)に関する研究開発、普及促進、人材育成等の事業を行い、地理空間情報を活用し人々の生活に役立つ活動を目的としています。当協会の会員(会社、個人)は、測量法に基づいた地図情報から地図の印刷、GIS及びIT技術を利用して正確で新しい内容を組み込んだ地理空間情報を通して、国や地方公共団体、各種事業への積極的な貢献を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

一般財団法人 地図情報センター

国内外で永年にわたって作られ、表現されてきた地図および地図資料を広く収集し、調査研究、整備保存し、その成果を普及しようとするために設立されました。地図と地図表現による情報の伝達は、世界中の誰もが理解できる共通言語のメディアとして優れた役割を担っています。当財団も国際化の中において、わが国の立場を深く認識し、地図文化の向上と地図・地理に関する学術研究の振興に寄与したいと考えております。事業活動として各種地図資・史料の収集・公開。地図に関する情報処理および研究。内外学術団体・教育団体との交流。研究会、見学会、セミナー等の開催。機関誌など定期刊行物、学術資料・二次資料の刊行。教育・普及活動。地図に関する学術・普及活動への後援と表彰などを積極的に進めております。

公益社団法人 日本地理学会

1925(大正14)年に創立された日本の地理学界を代表する学会です。現在の会員は、大学・研究所・企業の研究者・技術者や小・中・高校の教員を中心に、その数は約3千人です。会員の研究分野は地形・気候・水文・植生などの自然地理、農業・工業・人口・都市などの人文地理のほか、世界各地の自然・歴史・産業・文化などの総合的な地域研究、地図・リモートセンシング・GIS(地理情報システム)など、広い分野にわたっています。本学会は、近年のグローバルな環境危機や地震・火山噴火・地すべり・豪雨などの自然災害に対して、大地とそこに生活する人類を統合して研究調査し、具体的な対策の立案に大きく貢献しています。また、国際化と国際理解の推進、国土の開発と保全、社会の持続的発展の可能性の追求、空間的情報処理技術の開発など多面的な課題に取り組んでいます。さらに、これらの学術的成果を次の世代に伝えるために、地理の教育実践についても活発な活動を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

日本地図学会

地図に関する研究活動や情報収集交換につとめ、会員諸兄にすぐれた地図情報を提供し、地図作成・地図情報利用技術等の発達に寄与することを目的として1962(昭和37)年11月に設立され今日に至っております。この間、わが国を代表する地図学研究団体として、国際地図学協会(ICA)と密接な連絡をとり、国際交流の場を拡げております。

協賛

  • 小田急電鉄株式会社
  • 京王電鉄株式会社
  • 東京ガス株式会社 東京西支店

このページに関するお問い合わせ

環境政策課 環境政策担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6831 ファクシミリ番号:042-338-6857
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