令和5年度第27回多摩市身のまわりの環境地図作品展(オンライン開催)

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ページ番号1012247  更新日 2023年12月7日

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日常、触れたり、感じている身のまわりの環境を題材に取り上げ、自ら調査・研究し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解と認識を深めるため、市内在住・在学の小・中学生が、「環境」をテーマに調べたこと、気付いたことを地図に表わした、「身のまわりの環境地図」を製作しました。

今年度は12の学校から作品の応募があり、制作者の児童・生徒数は36名、作品数は小・中学校あわせて28点となりました。

令和5年度(第27回)多摩市身のまわりの環境地図作品展優秀賞作品

国土交通省国土地理院長賞

写真:そんなバナナ!?暑いze多摩市

作品名:『そんなバナナ!?暑いze多摩市』
製作者:多摩市立南鶴牧小学校6年 尾山 基さん

コメント
その夏、僕は遊歩道を歩いた。

んー!暑い!去年より暑いぞ!

なぜ日焼けするのか調べてみた。

バナナで実験開始。

ナかなか進まず悪戦苦闘。

ナんとかまとめて感謝です。

あつめたデータは努力の証。

ついつい、だらける夏休み。

いっぱい調べた夏休み。

ぜひみてください4部作。

たましはみりょく的な街だよね。

まいにち歩く遊歩道。

しってほしい身の回りの環境。

一般社団法人環境情報科学センター理事長賞

微生物で分かる多摩川水系の環境

作品名:『微生物で分かる多摩川水系の環境』
製作者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校1年 安達 琉天さん・嶋田 夏偉さん・田中 佑真さん・畠中 隼志さん

コメント
安達 琉天さん

今回の作品を制作するにおいてとても苦労した事は、炎天下の中で調査したことです。また、調査してみると多摩川はゴミなどがなく、ルールやマナーが守られているのに対して、乞田川や大栗川では藻がたくさんあったりゴミが散乱していたり、泡が流れたりしていました。僕はそれを見て多摩市の川の状況は、あまりよくないなと思いました。今回調査を通して、僕はボランティア活動を行い、みんなでキレイにしたいなと感じました。

 

嶋田 夏偉さん

今回の作品を制作するにあたって大変だったのは、川の水や藻を採取するときのことです。まず、川の水を取るために土手を探した際には、マップを使って歩き回ったので大変でした。さらに藻を採取するときには、足元が険しいところでしか藻が見つからなかったのでとても苦労しました。しかし、この活動を通じて夏休みの良い発見と経験になったので良かったです。

 

田中 佑真さん

今回の作品を制作するにあたって苦労した事は、綺麗な多摩市の自然の中で起こっている変化をどう分かりやすく伝えるかです。普段焦点を当てることが少ない河川で起こっている環境の変化を、カラーペンを使ったり詳しい資料を参考にしながらまとめ上げました。また、調査中にボランティアで河川の清掃を行っている人にお会いし、河川の環境はボランティアの方の協力もあり守られている部分もあるのだと実感しました。

 

畠中 隼志さん

今回受賞した作品を制作する過程において、苦労したことは夏休みの非常に暑い中、環境に配慮し排気ガスを出さないよう、できるだけ歩いて調査をしたことです。また、調査をしていると、川に流れ出していた生活排水や工業排水の泡が、海洋や微生物への悪影響を及ぼすことが分かりました。そして、それらが海に流れ出している現状に違和感を覚えました。調査を終えて、多摩市の川を昔のテムズ川のようにしてはいけないと思いました。

一般財団法人 日本地図センター理事長賞

写真:災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+

作品名:『災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+』
製作者:多摩市立連光寺小学校4年 荒井 優羽さん

コメント
私は、去年の研究で災害救援自販機を知りました。今年は、多摩市全体の災害救援自販機を調べて災害の時に役立つような地図を作りたいと思いました。色々な所に問い合わせしたり、インタビューしたり、イベントに参加したり、何度も同じ場所に自販機を見に行ったりしました。調査をはじめて地図が完成するまで8ヶ月かかって、すごく大変だったけれど、がんばって作った作品なのでたくさんの人に見てもらいたいです。

一般社団法人地図調製技術協会長賞

写真:流れる生命の謎を追え ~環境DNAと採集による多摩市の川の魚類調査~

作品名:『流れる生命の謎を追え~環境DNAと採集による多摩市の川の魚類調査~』
製作者:多摩市立諏訪小学校5年 佐伯 茉優歩さん

コメント
環境DNA調査法は、川や海の水で、そこに生息している可能性が高い魚が分かる、魚に優しい調査法です。今回の研究を通して、私は水だけで大栗川に生息する魚の種類の多さを知ることができ、とてもおどろきました。特にニホンウナギが生息する可能性を知った時は本当におどろきました。研究完成後の9月下旬、大栗川でタモ網による採集をしました。この時は環境DNAでは見られなかった雷魚等を確認する事ができました。

一般財団法人地図情報センター理事長賞

写真:聖ヶ丘の階段マップ

作品名:『聖ヶ丘の階段マップ』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 山田 琴子さん

コメント
聖ヶ丘はその名の通り丘の上にあり、階段や坂がたくさんある地域です。そこで私は階段に着目し、段数や注意ポイントを調べてみました。暑い日に実際に階段を回り、段数を調べるのは大変でした。でも普段歩いている階段も改めてみると手すりがついていたり、色をつけるなど安全への配慮に気付きました。この地図が私達の町、聖ヶ丘の安心安全に少しでも役立てば嬉しいです。

公益社団法人日本地理学会長賞

写真:木実の名は~たまにはどんぐり見てみよう~

作品名:『木実の名は~たまにはどんぐり見てみよう~』
製作者:多摩市立南鶴牧小学校4年 尾山 颯さん

コメント
今年の夏は特に暑く、私は主に夕方家のまわりのどんぐりや実のなる木を調べました。「どんぐり」とよんでいるけれど、実にはそれぞれ名前があることが分かりました。また、夏の実は成長とちゅうで葉から調べるのにとても時間がかかりました。おどろいた事は、スタジイの実です。みつけた時は、みたことのない形がこわかったです。げんざい、前々回調べた鳥たちが木や実に集まっています。私は鳥の名前と木の名前を知ったのです。

日本地図学会長賞

写真:多摩市ゴミ0作戦隊!

作品名:『多摩市ゴミ0作戦隊!』
製作者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校1年 竹内 彩乃さん

コメント
私は、日頃から道に落ちているゴミが気になっており、「お世話になっている多摩市を綺麗にしたい」と思ってこの活動を行い、その活動についてまとめました。一度綺麗にしてもすぐに別のゴミが捨てられるので、何回もゴミ拾いするのが大変でした。しかし、ゴミ拾いをして環境問題に目を向けることができたいい機会だったので、これからも環境問題をなくす取り組みを積極的に行っていきたいと思いました。

パルテノン多摩賞

写真:多摩市de地産地消 ~ガイドマップ・夏ver~

作品名:『多摩市de地産地消~ガイドマップ・夏ver~』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 野堀 柚葉さん

コメント
今まで私は、地産地消はおろか産地を気にすることも殆どありませんでした。今回調べていく中で、多摩市産の新鮮で美味しい野菜が沢山ある事を知り、野菜や地元の素晴らしさに気付きました。この環境をもっと多くの人に知ってもらい、みんなで守っていきたい、そんな気持ちで取り組みました。猛暑の中での取材は大変でしたが、農家さんは暑くても寒くても1年中頑張って野菜を育てているので、沢山食べて応援したいです。

多摩市教育委員会教育長賞

写真:多摩市全ての公園の土の酸性度&あじさいの色MAP

作品名:『多摩市全ての公園の土の酸性度&あじさいの色MAP』
製作者:多摩市立東寺方小学校6年 吉賀 絢哉さん

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調べたきっかけは、あじさいは場所によって色がちがったため不思議に思ったことです。そのため、多摩市の全ての公園を調べてみることにしました。この作品を作っている時に酸性の場所が多いなと感じました。あじさいが咲いている1ヵ月間に全ての公園を探して回ることが大変でした。また、広い公園ではあじさいを見つけるのがとても大変でした。作り終えてみて、とても達成感がありました。

運営委員会委員長賞

写真:公衆電話でGO! ~災害発生時に備えて~

作品名:『公衆電話でGO!~災害発生時に備えて~』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 川村 桃子さん

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通学路で見かける公衆電話が減少していること、災害時の情報伝達手段として有効なことを知り、興味を持ちました。今この瞬間に災害が起きたら、まず知りたいのは、身近な大切な人の無事です。フェイクニュースにだまされず、非常事態にこそ冷静になるために有効な公衆電話がどこにあるのか、いつでも使えるものはどこにあるのかを知ることで安心感が生まれました。暑い中は何をするのも大変ですが、調べてよかったです。

多摩市長賞

写真:多摩市のわくわく橋mapと橋の長さ

作品名:『多摩市のわくわく橋mapと橋の長さ』
製作者:多摩市立貝取小学校4年 小出 梨心さん

コメント
おばぁちゃんが住んでいる町と比べて多摩市は橋が多いなぁと思ったので、どのくらいあるか知りたくて地図にしました。橋がある場所や橋の長さを市役所の人に聞いて実際に見に行きました。そして、長さくらべをしたり橋の名前の由来を知りました。多摩市の丘りょう地を利用して橋をかけていることが分かりました。橋をさがして、自分で写真をとることが楽しかったです。

健幸まちづくり賞

写真:多摩市のきつい坂

作品名:『多摩市のきつい坂』
製作者:多摩市立聖ヶ丘中学校1年 中巻 翼さん

コメント
この作品を製作した理由は、自分の家の周りは坂が多く、他の地域はどうなのかと思ったのと、坂を調べることで多摩市の地形も分かりやすくなると考えたからです。苦労した事は、坂を実際に身にいけるほどの余ゆうがなかったので、インターネットを使って調べた事です。どのような情報を書き込んだら見やすく、分かりやすい地図になるのか、何回も作りなおしました。まさか受賞するとは思っていなかったので、驚きました。

概要

主催

多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会

後援

国土交通省国土地理院

地球上における位置の基準を定め、国土の地形、建物の位置等の国土の基盤的な地理空間情報を整備し、提供しています。また、測量の基準の統一、地図と地理空間情報の秩序と正確さを確保するため、国の機関や地方公共団体の行う公共測量の指導・調整や情報発信を行っています。さらに、災害対策基本法に基づく政府の指定行政機関として、測量・地図分野の最新技術を活用した防災施策を推進し、国土の測量に関するわが国唯一の行政機関として、国際的な活動や研究開発も行っています。

一般社団法人 環境情報科学センター

1972年に環境科学の体系化、総合的な研究と環境科学の普及啓発に寄与することを目的に設立された団体で、1977年環境庁(当時)から公益法人として許可を受け、2011年4月より一般社団法人に移行し活動しています。自然科学、社会科学などの研究者、行政担当者、技術者など個人を中心とした学会活動とともに、環境省などから委託を受けて化学物質問題やヒートアイランド現象などについて調査研究を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

一般財団法人 日本地図センター

内外の地図・空中写真等に関する情報サービスを一元的に行うとともに、国土交通省国土地理院刊行の地図・空中写真等の円滑な供給、地図等に関する調査研究、並びにこれらについての普及活動を行うため、1972(昭和47)年2月に設立されました。特にコンピューター技術やニューメディア等を使用した多様な地図情報の作成・提供及び地図等の一層の推進、拡充・強化にむけて地図研究所を平成2年4月に設置し、時代の進展に適応する独自の刊行物の刊行、地図・空中写真等の普及啓発のための各種イベント・サービス、研修会等幅広く多彩な業務を行っております。

一般社団法人 地図調製技術協会

地図調製技術(測量成果をもとにした精度の高い地図作りをする技術)及び地理空間情報技術(その場所を示す情報と自然現象、社会的情報などを地図に組み合わせる技術)に関する研究開発、普及促進、人材育成等の事業を行い、地理空間情報を活用し人々の生活に役立つ活動を目的としています。当協会の会員(会社、個人)は、測量法に基づいた地図情報から地図の印刷、GIS及びIT技術を利用して正確で新しい内容を組み込んだ地理空間情報を通して、国や地方公共団体、各種事業への積極的な貢献を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

一般財団法人 地図情報センター

国内外で永年にわたって作られ、表現されてきた地図および地図資料を広く収集し、調査研究、整備保存し、その成果を普及しようとするために設立されました。地図と地図表現による情報の伝達は、世界中の誰もが理解できる共通言語のメディアとして優れた役割を担っています。当財団も国際化の中において、わが国の立場を深く認識し、地図文化の向上と地図・地理に関する学術研究の振興に寄与したいと考えております。事業活動として各種地図資・史料の収集・公開。地図に関する情報処理および研究。内外学術団体・教育団体との交流。研究会、見学会、セミナー等の開催。機関誌など定期刊行物、学術資料・二次資料の刊行。教育・普及活動。地図に関する学術・普及活動への後援と表彰などを積極的に進めております。

公益社団法人 日本地理学会

1925(大正14)年に創立された日本の地理学界を代表する学会です。現在の会員は、大学・研究所・企業の研究者・技術者や小・中・高校の教員を中心に、その数は約3千人です。会員の研究分野は地形・気候・水文・植生などの自然地理、農業・工業・人口・都市などの人文地理のほか、世界各地の自然・歴史・産業・文化などの総合的な地域研究、地図・リモートセンシング・GIS(地理情報システム)など、広い分野にわたっています。本学会は、近年のグローバルな環境危機や地震・火山噴火・地すべり・豪雨などの自然災害に対して、大地とそこに生活する人類を統合して研究調査し、具体的な対策の立案に大きく貢献しています。また、国際化と国際理解の推進、国土の開発と保全、社会の持続的発展の可能性の追求、空間的情報処理技術の開発など多面的な課題に取り組んでいます。さらに、これらの学術的成果を次の世代に伝えるために、地理の教育実践についても活発な活動を行っています。(詳細は次のリンクをご覧ください)

日本地図学会

地図に関する研究活動や情報収集交換につとめ、会員諸兄にすぐれた地図情報を提供し、地図作成・地図情報利用技術等の発達に寄与することを目的として1962(昭和37)年11月に設立され今日に至っております。この間、わが国を代表する地図学研究団体として、国際地図学協会(ICA)と密接な連絡をとり、国際交流の場を拡げております。

協賛

  • 小田急電鉄株式会社
  • 京王電鉄株式会社
  • 東京ガス株式会社 東京西支店

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このページに関するお問い合わせ

環境政策課 環境政策担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6831 ファクシミリ番号:042-338-6857
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