グリーンカーテン事業 ゴーヤの栽培をしています
挑戦!グリーンカーテン ゴーヤ栽培日記
多摩市では平成23年度より教育委員会と環境部が連携し、持続発展教育・ESDの取組み及び地球温暖化防止の観点から、グリーンカーテンを多摩市立の全小・中学校及び市内公共施設において実施しています。
つる性植物を植えることで、葉が茂り、窓からの夏場の強い日射の侵入を防ぐことができ、涼を感じることができるグリーンカーテン。
令和2年度は、環境政策課で種まきからホームページにて公開し、皆様にグリーンカーテンをより身近に感じていただこうと思います。
市内学校の取組み紹介 中学校編
以前の記事で小学校での取組みの写真を紹介しましたが、今回は市内中学校の写真を紹介します。
市内中学校でもゴーヤの栽培をしています。
育てた苗は自校分の他、市内公共施設等へ配布されました。
特に令和2年度は休校期間があったために、時間をとるのも大変だったと思いますが、各校で積極的にゴーヤを栽培いただいていることがうれしいです。
グリーンカーテン以外にも、学校毎、独自に環境への取組みをおこなっているので、今後はそのような情報も発信していけたらと思います。
10月2日 秋のゴーヤの様子
朝夕、大分涼しくなってきました。
ゴーヤもそろそろ撤収かなと思いきや、まだまだ新たに実がなり葉も伸びて成長しています。
蚊も多く見られるようになってきたので困りますが、ある程度涼しい方が人も動植物も過ごしやすく元気に活動できるのだと思います。
さてゴーヤですが、収穫出来ない高い部分に実がなり、そのまま完熟し割れるものが多くなってきました。
その場合、地面や壁が汚れてしまうので適宜収穫するか、処理(掃除)するかをしなくてはいけません。
また、そろそろ弱ってくる苗もあります。葉が黒くなったり黄色みが多くなってきたものに関しては、思い切って処分をおすすめします。
そのままにしておくと、見栄えがよろしくないだけでなく、悪くなった葉から病気が回ることもあります。
少し手間はありますが、管理することでまだまだゴーヤを楽しむことが出来ます。
東庁舎玄関入ってすぐの窓です。
窓から実を収穫したかったのですが、開かない窓でした。
収穫方法を検討中です。
公共施設訪問(3) エコプラザ多摩
エコプラザ多摩は、みなさんの家庭で分別してから出される資源を品物ごとに選別し保管する施設です。
また、市内の公園等で剪定した枝を土壌改良材に資源化する施設もあります。
5月27日の記事でも書いたとおり、環境政策課でも土壌改良材を分けていただき、ゴーヤの栽培に利用しています。
ゴーヤの花と朝顔が一緒に仲良く咲いています。
(伺ったのが昼だったため、咲いてはいませんでした。残念。)
エコプラザは尾根幹線沿いの緑豊かな場所にあるのですが、体感温度も本庁舎と比べて1~2度位涼しいかも?と勤務されている職員の方が仰っていました。
涼しい分、育ちのスピードもゆっくりかもしれませんが、夏の酷暑の影響を受けにくいので、環境は良いと思われます。
人も植物も、適温が過ごしやすいですね。
実が小さめの品種なので、「トイゴーヤ」の愛称をつけていただき、みなさんに育てていただいています。
施設裏で栽培していますので、資源持ち込みの際などに車中から見てみてください。
市内学校の取組み紹介 小学校編
多摩市内の小・中学校でもグリーンカーテンの取組みを行っています。
例年、農業委員の方のご協力を得て出前授業を開催していましたが、令和2年度は新型コロナの影響で中止となりました。
そんな中で各学校の先生や近隣の方などのご協力のもと、ゴーヤの種まきをしていただきましたので紹介します!
種まき後は児童のみなさんも一緒に育てているとのこと。
8月の暑い中でも授業があって大変だったと思いますが、ゴーヤのグリーンカーテンで少しでも涼しく感じていただけていたら幸いです。
コロナ禍でも省エネ活動を続けることが地球温暖化対策になります。
8月31日 グリーンカーテンに集まる○○○○
あっという間に8月も最終日です。
日々の暑さに疲れ気味か、上の方のゴーヤの葉が小さめです。
実も多くついているので摘果したいのですが、成長するにつれて高いところにいってしまい、容易に取ることができない高さになってしまいました。
受粉できず小さい実のままのものが多くなっていますが、それはそれでミニチュアゴーヤのようで可愛いです。
東庁舎の窓から見える高さまで伸びました。
突然ですが、クイズです!
下の写真の中にゴーヤ以外の何かが写っています。何がいるか、わかりますか・・・?
(怖い話ではありません!)
緑ばかりで見えにくいですね、ズームします。
御覧いただけたでしょうか?
タイトルの○○○○は、カマキリでした!
カマキリがネットからぶら下がっていました。
憩いの場になっているようです。
ゴーヤは彼らのごはんではないようなので、引き続き見守っていきたいと思います。
公共施設訪問(2) 大栗川・かるがも館
大栗川・かるがも館は、和田にあるコミュニティセンターです。
平成30年にオープンした新しい施設で、子育てプレイルームや読書、学習できるスペースがあります。
ガラス張りの窓が印象的な施設で、ゴーヤのグリーンカーテンを栽培されています。
「梅雨が長く、明けた後は急に暑くなったので葉が焼けて早めに葉が黄色くなってきてしまった」とのことでした。
やはり自然のものなので、気候の影響を受けやすいようです。
ですが、見た目はまだまだ葉が広がっていて、実もつけていました。
なんと、施設横と裏にもグリーンカーテンが!
表よりも日差しの影響が少ないのか、まだまだ元気に茂っていました。
ゴーヤのグリーンカーテン以外にも、サルスベリの花が咲いていて綺麗でした。
緑溢れる素敵な施設ですので、お近くにお越しの際は是非ご覧ください。
※施設をご利用になる場合は、ホームページ等で開館情報等を確認のうえ、検温や手洗い、マスクの着用の徹底をお願いいたします。
公共施設訪問(1) 東寺方老人福祉館
東寺方老人福祉館は、総合体育館の近く、東寺方児童館が入っている建物の3階にあります。
ベランダでプランター栽培されていますが、かなり広い面がグリーンカーテンで覆われていました。
ゴーヤの裏に回ってみると、葉が日差しを遮り、暑さが大分緩和されていました。
職員の方いわく、例年より成長が緩やかとのことでした。
梅雨が長引いたことが原因かなとも思ったのですが、種苗会社に問い合わせたところ、
「自分で育てた苗からとれた種は、確実に受粉をしている訳ではないので翌年度の発芽率や成長度合いが下がります」
とのことでした。
資源循環の観点からすると実から採取した種を利用することが好ましいですが、成長や実つきが芳しくない場合は新しい種のご使用をおすすめします。
※成長具合に関しては、さまざまな要因が絡み合っていると思われますので、一例としてのご紹介です。
8月13日 実は熟すと割れます
梅雨が明けた途端、40℃近い暑さになってきました。
昨日は昼過ぎから豪雨もあり、市内の一部で停電も発生したようで心配です。
ゴーヤですが、葉に隠れていますが実がたくさんなっております。
そのうちの1つ、朝の水やり時には変わりなかったのですが、11時頃見た時に、なんと実が割れて赤い種がこぼれそうになっていました!
匂いを嗅いでみましたが、無臭。
種の周りの赤いところは甘い!という情報があったので食べてみました。
結果は、確かに甘い!
ついでに周りのオレンジ色の皮部分も少々食べてみましたが、見た目は甘そうだけど、やはりゴーヤ。
皮部分に甘みはなく、苦かったです。
種の周りは甘いですが、中の種は食べられないので洗って乾燥させています。
春に蒔いた種と同じ形状でした!
水分が乾いたタイミングで、春まで冷蔵庫の野菜室等で保存して、また翌春植えてみようと思います。
通常の実は15cmほどなのですが、4cm位で色がつき始めた実がありました。
熟しているから、この大きさでも種はしっかり出来ているか?という疑問が湧いたので試しに切ってみました。
結果は、中は熟しておらず種も未熟でした。
小さくて実が熟す(色づく)理由のひとつとして、受粉が上手くいかないということがあるようです。
今回は自然に任せていて、人の手では一切受粉は行っていませんでした。
受粉前から雌花の後ろはぷっくり膨れているのですが、それが受粉されないことで、小さいまま色がつくとのことです。
その他、肥料や水不足等、要因はいくつかあるようです。
今回の目的は実をつけることではなく「日よけ=グリーンカーテン」としてゴーヤを栽培しているため葉の生育促進として、いくつか早い段階で摘果(実をとること)をしています。
それでも大分実がついているので、気候的にもゴーヤの生育には適しているようです。
7月30日 遂に実がつきました!
未だ梅雨が明けずに雨が多い夏になっています。
たまの晴れの時に太陽の光を浴びて、ゴーヤはぐんぐん成長して、花も多く咲いています。
大きな葉とネットに隠れて、なんとゴーヤの実がなっていました!
葉も随分大きくなりました。
今後の目標は、東庁舎のロビーの窓から見えること。
早く梅雨明けして、夏の日差しを浴びて欲しいです。
7月10日 つるネットを追加設置しました
毎日雨が続いていますが、ゴーヤはぐんぐん育っています!
苗が多く育ってきたので、追加でプランターを用意しました。
そして、つるネットも新たに設置したいただきました。うまく育つとアーチ状になります。
梅雨明けはまだ先になりそうですが、ゴーヤのアーチが楽しみです。
6月18日 ゴーヤをプランターに植え替える
今晩から雨が降るとのことで、本日はプランターへ植え替え作業を行いました。
前日に前年度の土を片付けていたのですが、中から大量にコガネムシの幼虫が出てきました・・・
(写真はありません!)
虫が入ってしまう他に、前年と同じ土を使用すると育ちが悪くなってしまうので(連作障害といいます)
全部取り替えることをお勧めしますが、難しい場合は土のリサイクル材の使用や、半分入れ替える、直射日光で消毒する等の対策を講じることが好ましいです。
梅雨明けに茂ってくれることを期待します。
ツルも、ちょっと出てきました。
6月11日 梅雨入り初日は強風
今日から梅雨入りということで、昼過ぎから雨が降っています。風も強く、ゴーヤが心配です。
別にまいた種があったのですが、種まき用のトレーにまいたものをポリポットに植え替えたばかりで、根が張っていないために風にあおられグラグラしていました。
風で揺れることで苗自身に負荷がかかり弱ってしまう、または折れてしまうので場所があれば風の当たらない場所へ移動をおすすめします。
既にプランターに植えている場合、移動するスペースがない場合は風対策が必要となってきます。今回は黒トレーを重ねることで風よけ対策を行いました。
次の晴れた日に、プランターへ植え替え予定です!
6月3日 公共施設へ引き渡しを始めました
本葉が出てきて、すっかり苗らしくなってきました。
植え付けるには少し小さいかもしれませんが、今後はツルが伸びて成長スピードも格段にアップするので、各公共施設に連絡して苗の引き渡しを開始しました。
5月27日 ぐんぐん成長中!
1つだったゴーヤの芽が次々と発芽!あっという間に緑鮮やかに成長しました。
ごみ対策課から土壌改良材を分けていただきました。
剪定枝・草をエコプラザ多摩内の施設で破砕・粉砕し、米ぬか・発酵菌を混ぜて一次発酵させた後、約6ケ月間発酵・熟成させたもので、肥料や腐葉土とは異なるものだそうです。
土と混ぜることにより、保水や土の酸素不足を解消し、ゆっくりと土が生き返る手助けをしてくれるとのことでしたので、培養土に混ぜて使用しました。
資材がないので、家から段ボールとピックニックシートを持参して土を混ぜる簡易BOXにしました。土の違いによる成長の差は出るでしょうか?!
5月21日 ゴーヤが発芽!?
交替勤務のため、持ち回りで水やりを行っています。
昨日、職員が発芽を確認しました!
と思ったら、ポットの下からも同じ双葉が出ているので、ゴーヤの芽ではありませんでした…
暖かい日が続いたので、植物全般の育ちが良いようです。根がとても長く成長に勢いがあります。
その後・・・1つだけゴーヤの発芽を確認しました!
芽に種がついているので、ゴーヤで間違いないです!!
このところ雨で寒い日が続いていますが、また来週気温が上がると一気に成長するものと思われます。
5月12日 ゴーヤの種まき
前日の夕方から一晩水につけたゴーヤの種を、12日に蒔きました。
令和元年度までは小学校で実施する場合は給食で提供される牛乳の紙パックを利用して栽培していただいていましたが、資源循環の観点から、令和2年度からビンでの提供となったため、ポリポットを使用しています。
(新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校が続き、5月12日現在、給食は提供されていませんが)
ゴーヤの種は硬いので、種まき前に水に浸けたり種に傷をつけることで発芽を促します。
ポット1つに2粒ずつ蒔き、公共施設配布分約200本の育苗を目指します。
用土はすでに配合されている培養土を使用しましたが、ご自身で堆肥をつくり赤玉土と混ぜて用土をつくるのも楽しいと思います。
種の袋の裏には有効期限と発芽率が記載されています。
今回まいた種は発芽率が70%以上だったので、200本苗がほしい場合は約285個の種をまく必要があります。
水やりは、東庁舎のお隣りの第二庁舎前にある雨水タンクから水を分けていただいております。
環境省ホームページ
環境省のグリーンカーテンのページでは、イラスト入りで分かりやすい栽培方法や、涼しさのヒミツを学ぶことができます。
このページに関するお問い合わせ
環境政策課 環境政策担当
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