多摩市の魅力的な企業 第3回 京王電鉄株式会社
企業概要
京王電鉄株式会社は、運輸業、流通業、不動産業、レジャー・サービス業など55社からなる京王グループの中核企業です。
新宿を起点とする京王線と、渋谷を起点とする井の頭線からなり、東京都西部を中心に神奈川県北部にまたがる84.7kmの路線において1日約182万人を輸送しています。
安全で快適な鉄道サービスを提供するとともに、沿線に住む人々のさまざまなニーズに応えるため、平成30年春から有料座席指定列車を導入するほか、ショッピングセンターなどの駅周辺の開発、子育て・シニア世代などを対象とした生活支援サービスを行っています。
また、平成25年8月に多摩市と締結した「地域発展の推進に関する包括連携協定」に基づき、移動販売事業や事業所内保育所の地域開放なども行っています。
- 住所 多摩市関戸1-9-1
- 従業員 2,497人
代表取締役社長の紅村康さん
「着実に事業を推進し、皆さまに安全で快適に住み続けていただくために、拠点開発や沿線価値の向上に向けた取り組みを進めて参ります。」
より快適なくらしを実現!
新型車両「5000系」の魅力とは

通勤時間をより快適に過ごしてもらいたいという思いから、新型車両「5000系」を開発し、平成30年春から座席指定車両として、夜間帰宅時間帯に運行する予定です。
すでに、9月29日から通常列車として運行が開始されています。
外観は一新され、正面の“顔”は曲線になり、カラーリングに黒を用いてスマートさも加わりました。
内装は、「高尾山」の木々をイメージした深いブラウンと、「繊維の街・八王子」の絹糸をモチーフにしたデザインの座席を採用し、上質さが演出されています。
更に、車内には、無料公衆無線LANや空気清浄機など、京王電鉄では初めてとなる装備が、多数搭載されているそうです。
新型車両「5000系」の座席写真(クロスシート)
ゆったりとした座席で、快適な移動時間になりそうです。
新型車両「5000系」の座席写真(ロングシート)
見慣れた車内にもなります。
このような可動式の座席は都心部では珍しいですね。
京王沿線のシニア向けサービス
高齢者向けサービス付き住宅 医療と介護の総合相談窓口も開設
サービス付き高齢者向け住宅の外観。
建物1階に、介護・看護サービス事業所や、医療・介護の総合案内窓口が併設されています。
地域にこのような施設があると安心できますね。
平成29年2月、聖蹟桜ヶ丘駅近くにオープンしたサービス付き高齢者向け住宅は、スタッフが24時間常駐し、安全・安心に暮らせるよう、さまざまなこころ配りがされています。
建物の1階には、半日型のデイサービスや、医療や介護に対する総合的な相談窓口があったりと、地域の在宅ケア拠点としての機能も設けられています。
「不安や不便から解消され、自分らしい生活を楽しんでいただきたい、という思いでこの住宅をオープンしました。地域の方から、『ここに行けば、長く元気に人生を楽しめる』と思ってもらえるようになることが目標です」(担当者)
トータルサポートのセレモニーホール
京王多摩センター駅近くにオープンした、セレモニーホール。
イベント「葬儀展」では葬儀に関する相談や体験ができるそうです。
平成29年6月に京王多摩センター駅近くにオープンしたセレモニーホールは、沿線のシニア層やその家族の不安を解消することで、生活サービスの充実を図り、沿線価値の向上に繋げたいという目的で立ち上げた事業だそうです。
「一般的な葬儀社への取次サービスとは異なり、事前相談や当日の進行、葬儀後の手続き等まで、スタッフが直接サポートするため、さまざまな葬儀に対応可能です。対応するスタッフは、厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査を経た、葬祭ディレクターの資格を有し、適切なアドバイスや提案を行っています。喪主様に少しでも安心していただき、ご負担を軽減できるよう、努めております」(担当者)
アフターサポートでは、海洋散骨や樹木葬にも対応しているほか、生前整理や遺品整理、相続に関する相談まで、多方面からサポートを受けることができるそうです。
また、セレモニーホールでは、定期的に葬儀に関する勉強会やイベントを行い、地域の方に向けた情報発信を積極的に行ってるそうです。
「イベントでは『入棺体験』『遺影写真撮影会』『納棺式のデモンストレーション』『音楽葬の模擬葬儀』などを始め、地元産野菜の即売会や料理の試食会などを行っています。普段足を運びにくい葬儀会館に、気軽に立ち寄ってもらえるような企画で、イベントを楽しみながら館内をご覧いただけるように努めています」(担当者)
地域発展の推進に関する包括連携協定を締結
「地域発展の推進に関する包括連携協定」は、平成25年8月28日に締結されました。
今後、多摩市を含む大都市郊外部は、人口減少とともに急速な高齢化が予測されています。
その中で、両者が地域の諸課題や潜在的な魅力等に対する認識を共有し、住民の幸せな暮らしの実現に向けて連携して取り組むことを目的としています。
お買い物をより身近に! 生鮮食品などの移動販売
京王の移動販売車。
「京王ほっとネットワーク」による事業の一環です。
写真の車を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
京王電鉄株式会社では、平成25年11月から、京王多摩センター駅、京王永山駅周辺の多摩ニュータウンエリアで生鮮食品をはじめとする、食料品等の移動販売を行っています。多摩市と締結した「地域発展の推進に関する包括連携協定」に基づき始まった移動販売も今年で4年目を迎え、毎回多くの方が利用されています。
「移動販売につきましては、『お客様宅までこちらから出向いていく』という発想からサービス開始に至りました。移動販売を実施することで地域の皆さんの買い物利便性を高め、多世代にとって暮らしやすい街となるとともに、地域コミュニティの活性化に繋がればよいと思っております。」(担当者)
数々の受賞歴
- 「東京都がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰」を受賞(平成28年2月)
- 「健康経営優良法人(ホワイト500)」を受賞(平成28年2月)
- 「交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」を受賞(平成27年12月)
- 次世代認定マーク「くるみん」取得(平成26年12月)
その他多数
京王電鉄株式会社から見た多摩市
聖蹟桜ヶ丘周辺や、京王相模原線の沿線で不動産、流通、レジャー・サービスなどの事業を拡充してきた当社は、まさに多摩市と共に成長してきた企業です。
多摩市は緑豊かで、都心にも近く、人の住む街、生き生きと学び、働く街として魅力があります。(担当者)
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