やさしい日本語ワークショップを開催しました!
初めて、市民向けのやさしい日本語ワークショップを開催
7月19日(土曜日)に、からきだ菖蒲館にて【多摩市やさしい日本語ワークショップ~明日から使えるやさしい日本語を知ろう~】を開催しました!
このワークショップは、令和7年3月に策定した、「多摩市多文化共生推進基本方針」に基づき、外国人にも伝わりやすい やさしい日本語の普及・啓発を目的として、市民向けに初めて開催したものです。
今回は市と唐木田コミュニティセンター運営協議会との共催事業として実施しました。
第1部 講義「やさしい日本語とは~多文化共生社会に向けて~」
講師には、基本方針策定の際にもご尽力いただいた、明治大学国際日本学部の山脇啓造教授をお迎えし、やさしい日本語の歴史的背景や社会的意義などについてご講義いただきました。
やさしい日本語は、阪神淡路大震災を機に、外国人へ向けた情報発信ツールとして広まりました。
近年の社会情勢においても、その重要性が高まり、やさしい日本語の活用を推進するためのガイドラインや手引きが整備されています。
このような地域社会や企業におけるやさしい日本語の活用の重要性から、山脇ゼミで取り組まれた、自治体職員向け研修や出入国在留管理庁が発行したガイドラインの解説動画、やさしい日本語普及啓発動画制作などの実例も紹介されました。

第2部 ワークショップ
山脇教授のご講演のあとは、明治大学山脇ゼミの皆さんへバトンタッチ!
山脇ゼミは「多文化共生のまちづくり」をテーマに、キャンパスのある中野区を中心に活動を進めています。
ゼミ生2名の進行のもと、6名のゼミ生がファシリテーターとして各グループに入り、参加者はやさしい日本語の実践を学びました。
アイスブレイクでは「うそ ほんと自己紹介」と称して、やさしい日本語を使ったグループ内での自己紹介を行いました。その後のロールプレイでは「留学生への道案内」や「災害時に困っている外国人への声掛け」などのテーマに沿って、それぞれの場面でやさしい日本語に置き換える実践的なグループワークをしました。
「曖昧な言葉は使わない」「擬音語・擬態語、外来語は注意する」「身振り・手振りの活用」などやさしい日本語に置き換える際のポイントを習得しました!

やさしい日本語とは一つの正解があるわけではなく、お互いに歩み寄りながらコミュニケーションの質を高めることが大切だと確認しました。
ワークショップに参加した方からは、「海外に滞在していた頃、短い英語をはっきり話してくれた経験を思い出しました」「やさしい日本語を使う時は、『歩み寄る心』が何よりも大切だと改めて感じました」といった感想が寄せられました。実際に言葉を選び、相手に伝えることの重要性を実感した方が多く、今後の地域での交流に役立てたいとの意欲がうかがえました。

今後も多摩市では、地域における多文化共生の輪を広げるため、
このようなやさしい日本語のイベントを市内各コミュニティセンター等で開催していく予定です!
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