雨水(あまみず)を有効に使いましょう
地球には約14億立方キロメートルの水がありますが、その97.47%は海水です。淡水は2.53%しかありません。また、淡水のなかでも、氷河や氷山が1.76%で地下水が0.76%とそのほとんどを占めます。河川や湖沼などの私たちが飲み水やさまざまな経済活動に使える水は0.01%しかありません。(割合は、国土交通省「日本の水資源」から引用)
雨水は、この0.01%に含まれるとても貴重な水資源です。しかし、雨は自然の恵みであるとともに、短時間に雨が集中すると、川の氾濫や土砂崩れなどを引き起こし、人命や財産が失われるなど自然の驚異にもなります。
雨水利用とは
雨水利用とは、建物の屋根などに降った雨を貯留槽(タンク)に貯め、花木への散水、トイレの洗浄水などの雑用水として利用することです。
大規模な震災などの際は、水道管の破裂などによって水道が使えなくなることがあります。そのようなときに、貯めた雨水は貴重な生活用水としても活用できます。
また、降った雨を浸透させれば、地域の水循環が甦ります。
小さな槽(おけ)に貯めた水も、たくさん集まれば大きな貯水池になり浸水から私たちの街を守ります。
多摩市では、雨水貯留槽を設置する方に、購入費の一部を予算の範囲内において補助する制度を設けています。
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