多摩のパパにインタビュー! vol.4

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ページ番号1014121  更新日 2024年2月5日

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パパインタビュー vol.4

今回お話を聞いたのは…

Cさんご夫婦(共に30代)
パパ… 大地さん(仮名) 会社員(趣味:フットサル)
ママ… 紀子さん(仮名) 会社員(趣味:バトミントン)
子ども…長男9歳、次男6歳、三男5歳、長女1歳

パパインタビュー vol.4(テキスト版)

負担の大きな送り迎えはパパが 絶妙な分担のバランス

――さっそく、お2人のライフワークバランスを拝見すると、大地さんは満足度80%。この理由を教えてください。

大(大地):理由は…おおむね定時で帰宅できて、休日も育児に専念できるんだけれども、日曜日は午前中出勤なので、家族が休みの日に私が家にいられないというのがちょっと、特に紀子に申し訳ないなという思いがあって。それがなければ100点ですね。

――Oさんご一家はお子さんが多いので、習い事や保育園の送迎の時間がバラバラで、大地さんが市内を自転車で走り回っているようですが(笑)、その苦労については。

大:全然不満はありません。

紀(紀子):すごいね、送り迎え面倒くさくないの?

大:面倒くさい時はあるけど、不満ではない。そういうものだし。

――おぉ(笑)、では次に紀子さん、満足度90%の理由をお聞かせください。

紀:好きなことを、やりたいようにやれている感じだからです(笑)。

――育児や家事の負担が偏っていることに苦労や不満はありませんか? 

紀:むしろ、平日の朝に真ん中の2人を保育園に連れて行くっていうタスクが私には負担が大きい。しょっちゅう大げんかしているのを連れて行かなきゃいけないし(笑)。それを大地がやってくれているから、彼の負担が少ないとは思わない。

大:送っていくだけだから10分で済むし、ケンカの対応とか同じことを紀子は日曜午前中にやってくれているからなぁ…

紀:でも私、どこも連れてったりしないからさ。時間までに連れて行くっていうのは大変でしょ、それを毎日やってくれているから、ありがたいよ。

「家事はやれる方がやればいい」

――夫婦間でいいバランスがとれていますね。大地さんは、現在のような育児への積極的な意識は、紀子さんの妊娠・出産を経て作られていったものなのでしょうか?それとも昔からそういう意識でしたか?

大:出産を経て変わったわけではなくて…最初からずっと「家事はやれる方がやればいい」って感じでした。

――分担は特に決めていない?

大:何も決めていません。送り迎えの分担だけだよね、決めているのは。

紀:そうそう。

――ちなみに、家事はやれる方がやればいいという考えは、ご自分が育ってきた環境ゆえでしょうか。

大:両親とも普通にバリバリ働いています。特に母親は、夜いなかったり、朝いなかったり本当に不定期なので。

紀:お義父さんが家事よくやるよね、好きだよね。

大:父が家事をしていた姿はあんまり記憶がないんですが、たぶんやってたんだろうね。そういう環境だったので、家事はやれる方がやればいいっていうのも、まぁ自然と。独身の頃から家事もしていましたから。

紀:「やれる方がやる」から、洗濯は寝かしつけた後に起きられた方が干すから、2人とも寝落ちしちゃった時は…チーンってなるよね(笑)。そういう家事はどうすればいいのかは、検討中。

――そうやって話し合って改善点とかを見出していくと言う感じなんですね。

紀:家事はもう考える余裕もないので、どんどん合理的にラクに…レシピ通りに作ればいい食材の宅配を活用したりしてます。

――初めて育児をしてみて戸惑ったこととか、思っていたのと違うっていう経験はありましたか?

大:「育児に関われなかった」というのが一番の戸惑いでした。長男が生まれた時期、仕事がめちゃくちゃ忙しい環境で早朝から深夜まで勤務で、全く関われなかったんです。

――紀子さんは当時のことを覚えていますか?

紀:ずっと夫がいなくて、引っ越してきたばかりだから知り合いもいなくて孤立していて、すごい大変だった…あの時が一番辛かったかな。

大:紀子がほんとに辛そうでメンタル結構まずかったから、申し訳なくて辛くて、それがまさに「思っていたのと違う」経験でした。

――では紀子さんは、今のこういう姿勢でいる大地さんに対して、どう感じていますか?

紀:ありがたいなぁって思います。キャリアのことを考えてずっと同じ職場で踏ん張る男性も多いのに、家族とのことを考えて職場を変えたりしてくれて、良かったなって思います。

うれしいのは、「努力しなきゃ」という姿勢

――育児・家事をめぐる印象的な大地さんの言葉やエピソードなどありますか?

紀:う~ん、言葉というか、子どもを大事にしてくれているけれど、一番私を大事にしてくれているのは日々感じていて、嬉しいし、それがあるからいろいろ乗り越えて来られたかなって思います。

大:できてる…のかなぁ(笑)、自分としては「もっと大事にしなきゃ」っていう思いしかないんですけど。かといって何すればいいのかが分かってないから難しくて悩む。

紀:ほら、私たちまるで正反対だから。私はいいことしか見えないけれど、大地はダメなところしか見えない(笑)。私が満足していても、大地は「どうしたらいいのかなぁ」とかずっと悩んでいるでしょ。努力しなきゃっていう姿勢でいてくれていることだけで、私としてはうれしい。

――すばらしいです!
パートナーから「もっと、こうして欲しい」という要望があるとすれば、どんなことだと思いますか?

大:自分としては…子どもたちがモメて泣いているときに、子どもの意見を聞かずに無理矢理仲裁したり怒鳴っちゃったりするので、「もっと子どもの意見を聞いて欲しい」と思われている気がします。あと末っ子がまだ夜中に泣くので、その対応を代わってあげたいなとは思いつつ、起きられないので、申し訳ない。

――紀子さん、いかがですか、そういう不満はお持ちですか(笑)?

紀:全くない(笑)。子どもの気持ちを尊重するとかは、自分もできるときにしかできていないし、対応してくれてありがとう、としか思っていません。

――末っ子の夜泣き対応についてはどうですか? 

紀:別に何とも…むしろ、早く寝てしっかり休んでほしいから、寝不足は逆に困るし。脳を刺激するからスマホ見てないで早く寝て休んで欲しい。

――大地さんからは、「ここを直してほしい」っていうところはあると思いますか?

紀:これは絶対に分かる(笑)。知り合いに会うと長話ししちゃってすぐに1~2時間経っちゃって、全然帰らないの(笑)。

大:当たってます。でも大丈夫!無事なんだって学んだから(笑)。もともと、僕は食事を家族みんなでとりたいので、夕飯を作る当番の木曜日は、早めに作っておいて紀子の帰宅を待っているんです。

紀:そう、待っていてくれるの。

――話は変わりますが、多摩市もしくは近隣で、おすすめのお出かけスポットはありますか?

大:多摩動物公園は、年間パスポートを持っているくらい行ってます。 

紀:自転車で行ってるよね。 

大:坂がけっこう長いので、子どもたちも一生懸命自転車こいで体力使ってくれて。

紀:私は…公園かな?芝も広いし緑も多いし、子どもたちを解き放てるから、心身にすごくいいなって思います。あと児童館が多いし、利用しやすいです。

日々の“ガチャガチャ”を楽しむ(ママ) 一人より「ママと2人」が幸せ(パパ)

――最後に、日々の生活の中で、幸せだと感じる時などありますか。

紀:人数が増えると、笑顔が増えてただただ楽しい。子どもたちのケンカは絶えないけれど、ガチャガチャしているのも今しかないと思っていて。だからもっと今を楽しまないともったいないなぁとは思います。

大:僕は、紀子と2人で出かけている時とかは羽を伸ばせるので、プチ幸せを感じている(笑)。自分一人でいる時より、紀子といる時の方が嬉しい。

――素敵な関係ですね♪ありがとうございました!

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