こどもの事故防止について

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ページ番号1014959  更新日 2024年5月30日

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こどもの死亡原因は、玩具などの誤飲、風呂での溺水などの「不慮の事故」が多く、また、死亡にいたらないまでも、日常生活の中で多く発生しています。
どのような場所で事故が起こりやすいかを知り、こどもの周りの環境を見直すことにより、「不慮の事故」が発生するリスクを軽減することができます。こどもを事故から守るために、家族全員で事故防止の認識を深めましょう。

こどもの事故の具体例

「こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック」
「こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック」(出典:こども家庭庁)

※以下の具体例は、こども家庭庁が作成している「こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック」から抜粋しています。

窒息・誤飲事故

うつぶせで寝て、顔が柔らかい寝具に埋もれる

〔注意ポイント〕
1.大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせ、敷布団やマットレス等の寝具は硬めのものを使用しましょう。
2.1歳になるまでは、寝かせる時は、あお向けに寝かせましょう。

ブラインドやカーテンのひもなどによる窒息

〔注意のポイント〕
1.ひもが首に絡まらないよう、こどもの手が届かない所にまとめましょう。
2.ソファなど、踏み台になる物をひもの近くに設置しないようにしましょう。
3.ひも部分がないなどの安全性の高い商品を選びましょう。

医薬品、洗剤、化粧品などの誤飲

〔注意のポイント〕
1.医薬品や洗剤などの誤飲は、重大な症状を引き起こすおそれがあります。
2.医薬品、食品と見た目が似ている洗剤や化粧品、入浴剤などは、こどもの目に触れない場所や、手の届かない場所に保管しましょう。

もしも誤飲してしまったら・・・

公益財団法人日本中毒情報センターでは、化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定し情報提供しています。細菌性食中毒、小石・ビー玉などの異物誤飲等については受け付けていません。

転落事故

ベランダからの転落

〔注意のポイント〕
1.ベランダをこどもの遊び場にしないようにし、こどもだけでベランダに出ないよう注意しましょう。
2.ベランダから身を乗り出すと転落する危険があることを教えましょう。
3.ベランダに植木鉢、椅子などの踏み台になるものを置かないようにしましょう。エアコンの室外機は手すりから60cm以上離して設置するか、上からつるしましょう。
4・こどもだけを家に残して外出することは避けましょう。

窓や出窓からの転落

〔注意のポイント〕
1.窓に補助錠やストッパーをつけて、大きく開かないようにしましょう。
2.窓の近くにベッドやソファーなど踏み台になるものは置かないようにしましょう。
3.網戸に寄りかかると破れて転落するおそれがあるので、窓を開ける幅を制限できない場合は、網戸に寄りかかれないよう柵を設置しましょう。

大人用ベッドやソファからの転落

〔注意のポイント〕
1.こどもは寝ている間も寝返りをしたり、動きまわったりして、ベッドから転落し、頭部などにけがをすることがあります。軟らかすぎるクッションなどは窒息のおそれがあるため、転落防止のためであっても周りに置かないようにしましょう。
2.寝かしつけの時に、添い寝をすることは多いと思いますが、2歳になるまでは、できるだけ大人用ベッドは使わないようにしましょう。またソファで寝かせないようにしましょう。

自動車関連の事故

車のドアやパワーウインドウに挟まれる事故

〔注意のポイント〕
1.車のドアやパワーウインドウを閉める時は、こどものそばで顔や手が出ていないか安全を確認してから閉めましょう。
2.こどもが自分で開閉操作ができないように、ロック機能を活用しましょう。

車内でのの熱中症

〔注意のポイント〕
1.こどもだけを車内に残しておくことは大変危険です。予想外に車内温度が上昇することがあります。その結果、熱中症に陥り、死に至ることもあります。
2.短時間でもこどもは熱中症に陥ることがあります。大人の感覚とは異なるので注意が必要です。

チャイルドシート未使用による事故

〔注意のポイント〕
1.抱っこ乗車は危険です。こどもを抱っこしたままシートベルトを締めることも危険です。
2.短時間の乗車であっても、チャイルドシート(※ジュニアシートを含みます)を使用しましょう。
3.6歳になるまでは、必ずチャイルドシートを使用しましょう。6歳になっても、シートベルトを適切に着用できない場合はチャイルドシートを使用しましょう。
4.チャイルドシートは取扱説明書をよく読んで、座席にしっかり取り付け、正しく使用しましょう。

水まわりの事故

入浴時に溺れる

〔注意のポイント〕
1.大人が洗髪する際には、こどもを浴槽から出しましょう。
2.浮き輪の使用中でも溺れる事故が発生しています。保護者が目を離す状況で使用するのはやめましょう。
3.お風呂から上がる際には、こどもを先に浴槽・浴室から出しましょう。

やけど事故

お茶、みそ汁、カップ麺などでのやけど

〔注意のポイント〕
1.こどもの手が届かないように、高温の飲み物や汁物をテーブルに置くときは中央に置き、またこどもを抱っこしたまま扱わないようにしましょう。
2.テーブルクロスやランチョンマットは、こどもが引っ張って、その上の載った容器を倒す原因になりやすいので使わないようにしましょう。

その他の事故

ドラム式洗濯機での事故

〔注意のポイント〕
1.ドラム式洗濯機は、未使用時でも、蓋は必ず閉めて、チャイルドロック機能を利用しましょう。
2.チャイルドロック機能がない洗濯機では、蓋にゴムバンドを掛けるなどの工夫をしましょう。

多摩市立健康センター2階の事故防止グッズコーナー

現在、「不慮の事故」がこどもの死亡原因の上位となっています。こどもの発達に応じた、周りの対応によって防げる事故もあります。そこで、多摩市でも、事故防止グッズの展示を多摩市立健康センター2階にて行っております。多摩市立健康センターにお越しの際は、2階の事故防止グッズコーナーをご覧ください。

チャイルドマウスをご存知ですか?

チャイルドマウスは、こどもの誤飲を防ぐための目安となるものです。こども(乳幼児)が口を大きく開けたときの目安は、直径が約39ミリメートル。口からのどの奥までの長さが約51ミリメートル程度です。チャイルドマウスより小さいもの(危険なもの)は、床から1メートルより上に置き、こどもの手が届かないようにしましょう。
多摩市で交付している母子健康手帳には、チャイルドマウスと同じ大きさの穴が開いているページがあります。どうぞご利用ください。(ラップやトイレットペーパーの芯でも代用できます)
乳幼児は、日々成長しています。一度、ご家族でチェックしてみませんか?

写真:母子健康手帳とチャイルドマウス
チャイルドマウス(誤飲チェッカー)
健康センター2階に展示中

こどもの安全に役立つサイト

このページに関するお問い合わせ

健康推進課(健康センター)母子担当
〒206-0011 東京都多摩市関戸四丁目19番5号
電話番号:042-376-9177 ファクシミリ番号:042-371-1235
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