川の水質汚濁事故防止にご協力ください 排水による事故多発

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ページ番号1002320  更新日 2023年3月10日

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事業活動に伴い発生した排水(塗料を含んだ洗浄水・泥水等)によって河川が汚れる水質汚濁事故が多発しています。
多摩市の下水道は分流式下水道であるため、雨水を流す管(雨水管)と生活排水を流す管(汚水管)が区別されており、雨水管は河川へ、汚水管は下水処理場へとつながっています。このため雨水を処理するための「雨どい」、「道路側溝」や「雨水管マンホール」等に汚れた水を流すと、直接河川へ流れ出て、川が真っ白になったり、油が浮いたり、さらには魚が死んでしまうといった環境汚染につながります。
事業活動で発生した汚れた排水を「雨どい」、「道路側溝」や「雨水管マンホール」等に流さないでください。また、汚れていないと判断し、雨水管あるいは汚水管に流す場合でも、必ず事前に市へご相談ください。

水質汚濁事故の具体例(ペンキを道路側溝に流した例)

写真:ペンキを道路側溝に流した例

事故後には多額の金銭コストと労働コストが発生

水質汚濁事故が発生した場合、雨水管の現状復帰が原則となるため、発生現場から河川までつながる雨水管について汚れた箇所を清掃していただくこととなります。清掃にあたっては清掃業者の手配、交通誘導員の手配、さらに警察へ道路使用許可の手続きも必要となります。
また、再発防止を目的として、市と協議しながら事故報告書ならびに改善計画書を提出して頂きます。
このように水質汚濁事故を発生させると、多額の金銭コストと労働コストが発生することとなります。

排水を伴う作業を実施する場合はご連絡ください!

河川環境の保全と共に、余計なコストを発生させないためにも、排水の取り扱いには十分にご注意ください。また、排水を汚水管へ放流する場合でも下水道課への手続きが必要になります。
事業活動に伴い、排水作業が予想される場合は、事前に必ず市へご相談ください。

連絡先

  • 下水道課
    電話番号:042-338-6842
    ファクシミリ番号:042-339-4413
  • 環境政策課
    電話番号:042-338-6831
    ファクシミリ番号:042-338-6857

水質異常事故事例集の紹介

以下、事故の実例となります。未然に事故を防止するための参考としてください。

  • 塗装作業後、残ったペンキを道路側溝へ流し、川が白濁。
  • 塗装作業後、ペンキのはけ等の洗浄水(※)を雨水管マンホールに流し、川が白濁。
  • 道路カッター作業時、発生した泥水を道路側溝へ流し、川が汚濁。
  • 堀削作業時、水道管を破損し、土砂・泥を含んだ水道水が道路側溝へ流れ、川が汚濁。
  • 泥水を沈殿槽で浄化し、雨水管へ流していたが、沈殿槽で泥水が浄化しきれていないことに気づかず、川が汚濁。
  • コンクリートミキサー車の洗浄水(生コンクリート含有)を道路側溝へ流し、川が汚濁。
  • 清掃作業時、排水を雨どいや道路側溝へ流し、川が白濁。

(※)汚水管であってもペンキ・泥水・廃油等は直接流せません。
産業廃棄物として取り扱ってください。

適切な処理を行うなどして所定の条件を満たした排水のみ汚水管へ流すことが可能です。
詳しくは下水道課までお問い合わせください。

なお、建設工事等に伴い発生する汚水の排水については、東京都条例により規制されています。
建設工事に関わる事業者の方につきましては、規制基準等を以下の添付ファイルにてご確認ください。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

環境政策課 環境政策担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6831 ファクシミリ番号:042-338-6857
電話番号のかけ間違いにご注意ください
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。