災害時にはペットも一緒に避難しましょう!
災害時には、飼い主はペットを連れて、避難場所まで避難することができます。
避難所では、ペットの飼育スペースを設け、飼い主が責任を持ってお世話をします。
避難所には、動物が苦手な方やアレルギーの方などさまざまな方が集まります。
ペットの受入を理解してもらえるよう、飼い主の責任として、日ごろからのしつけや衛生管理が必要です。
どうしてペットも一緒に避難をするの?
災害時に飼い主とペットが離れ離れになりますと、ペットの放浪や徘徊により人を噛んでしまう事故や環境衛生の悪化で感染症が蔓延する原因になってしまいます。
また、過去の災害において、ペットがいるからと避難を躊躇したため、人もペットも被災したこともありました。
その教訓から、国の方針においてペットと一緒の避難≪同行避難≫を勧め、東京都や多摩市の地域防災計画の中で同行避難を原則とし、市民への理解と協力のお願いをしています。
そのため、飼い主は、周りに迷惑がかからぬよう日ごろから飼育マナーを守り、ペットのしつけや健康管理に気をつける“備え”が必要です。
ペットとの同行避難をするための備え・・・
- ペットのためにも防災備品の用意が必要です。
- ペットフードや水、薬は、5日分以上備蓄しましょう!
- キャリー、ケージを用意しましょう!
- トイレ用品、ペット用ブランケットなどは、飼い主が用意するものです!
- ペットに身元がわかるものを付けていることは大事なことです。
- マイクロチップや首輪に鑑札等を装備しておき、迷子にならない対策をしましょう!
- 災害時には、ペットにも大きなストレスがかかります。
- ペットは環境変化により体調を崩しがちです。日ごろから清潔を保ち、健康管理・感染予防に努めましょう!
- 持病があり服薬している場合は、ペットの健康手帳への記載の他に携帯電話等でその薬の写真を撮っておきましょう。
- 被災時の預け先の確保も必要です。
- 被災時に一時的に飼えなくなることを想定し、親戚やペットホテル、ペット仲間などへの預け先を確保しておきましょう!
- 人や他の動物に慣れていることが大事です。
- 日頃から、なるべく多くの人や動物に接することで、ペットの社会性がつきます。
- 家族以外の人にも慣れること、さまざまな音や物にも慣れることで、災害時にも、その環境の変化に馴染みやすくなります!
飼い主の責任・・・
一緒に避難(同行避難)できる頭数か考えましょう。
一緒に避難できる頭数は限られております。よく考えて適正な頭数を飼いましょう。既に複数頭を飼育して対応が難しい場合は、ご近所やペット仲間などに協力をお願いしておきましょう。
避難方法を考えておきましょう。
抱えることのできない場合や自力で歩けない大型犬などを飼っている場合は、カートや補助具などの移動手段を考えておきましょう。
猫は室内で飼いましょう。
災害時に猫が外にいた場合、同行避難ができません。また、猫を探すことで二次災害の危険もあります。猫を室内で飼う事は、猫の健康と安全を守ると共に、災害の備えでもあります。
不妊去勢手術をしましょう。
不妊去勢手術をしておくと、多くのペットと一緒になる避難所においても、争いやストレスを軽減することができます。マーキングなどの問題行動防止のためにも必要な備えです。
狂犬病予防注射をしましょう。
狂犬病予防注射接種済でないと他の犬や人と関わることができません。そのため、狂犬病予防注射済票と鑑札を、必ず首輪に付けることで把握できます。
災害時にペットと過ごす注意点・・・
被災時には、安全確保のため、まず避難所にペットと一緒に同行避難をします。しかし、避難所での対応は、災害状況や収容施設の規模、避難者数によりさまざまです。いろいろなことが想定されますので、状況に応じて、自分とペットの安全を優先して判断しましょう。
避難所で・・・
避難所では人とペットは別の場所で生活することになりますが、ペットの世話は飼い主の責任です。いつも以上に周りの人に配慮し、マナーを持った対応をします。
自宅で・・・
自宅や避難所からの道中の安全が確保されたのであれば、ペットだけ自宅で生活し、ペットの世話のため自宅へ通う方法もあります。ペットにはストレス減となります。
車の中で・・・
キャリーなどで飼えないような大型の場合は、車を活用する方法もあります。ただし、車内の温度は、思ったよりも暑くなりますので、温度や湿度に十分注意します。
預ける・・・
飼い主やペットの健康状態などにより、一時的に預かってもらう方法もあります。災害時にはさまざまな事が想定されます。ペットの預け場所を確保しておくことは安心につながります。
災害時の備えとして、日ごろより、マナーあるペットの飼育をお願いします。
フン、尿の後始末
トイレは、なるべく散歩の前に自宅でするようにしましょう。散歩中にした場合は必ず周辺をきれいにしてから持ち帰り、また尿には水をかけましょう。周辺へ臭いで迷惑とならぬよう配慮することがマナーです。
ノーリードの禁止
交通事故にあったり、人を噛(か)んだり、人に恐怖を与えたり、思わぬ事故が発生しかねません。リードをつけずにおきた事故は飼い主が責任を問われます。リードをつけて散歩することは最低限のマナーです。
しつけ
しつけを身に付ければ、散歩中の事故やむだ吠えなどを防ぐことができ、災害時にも避難しやすくなります。嫌がらずにケージに入る、トイレは決められた場所でするなど、日ごろからトレーニングしておきましょう。
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