東京2020大会シリーズ 選手紹介(5) ※たま広報7月20日号に掲載した内容です
プロフィール
清水 梨紗(しみず りさ)選手(サッカー女子)
国士舘大学21世紀アジア学部 4年生
2019年6月からフランスで開催される女子ワールドカップサッカーに、8大会連続で出場を決めた日本。
2011年の初優勝後、世代交代していく「なでしこJAPAN」の新世代の選手として活躍が期待されているDF(ディフェンダー)清水梨紗選手を紹介します。
2歳違いの姉の影響で小学1年生からサッカーを始め、「一度もやめたいと思わなかった」と話す清水さんの素顔に迫ります。
2冠達成するも、骨折に見舞われたが?
昨年、ベレーザはリーグ戦と皇后杯(全日本選手権)の優勝で2冠を達成しました。
私は皇后杯2回戦で左鎖骨を骨折し、全治3カ月の診断を受けましたが、ボルトで固定する手術とリハビリで、45日後の準決勝と決勝戦に出場しました。
今もボルトが入っています。
ケガへの対処は?
サイドバックというポジションは、守りの最終ラインという相手の猛攻を防ぐ、“最後の砦”ですから、不安はありましたが、ケガを理由にはしたくなかったので、いつも通りのプレーに徹しました。
もともと足首のねんざが多く、ウォーミングアップではチューブを使って足首の強化に努めています。
試合前のルーティーンは?
安心感を得たくて、高校までは靴下を履く順番や食事メニューなどを決めていました。
あるとき、海外では同じ条件でやれるとは限らないことに気がつき、今はあえて意識せず、いつでも平常心で臨めるよう環境や場面に合わせて準備しています。
サイドバックの魅力は?
中学1年生までフォワードでしたから、攻撃側の気持ちや動きがわかるし、サイドバックは守備範囲が広く運動量が多いから、自分の強みを生かせるポジションです。
守備から攻撃への起点となるポジションでもあり、攻めに転じることができるところも魅力です。
ぜひ、守備にも注目して見ていただけるとうれしいですね。
その一方で、少しの油断からゴールへ運ばれてしまう危険性もあり、緊張の連続です。
どこでもやる覚悟はありますが、ゴールキーパーだけは勘弁してほしい。
怖くて立てません。
学生生活との両立は?
今は週1日ですが、昨年までは週4~5日は通学していました。
大学の町田キャンパス、川崎市のクラブハウス、横浜市の自宅を移動する毎日でしたが、空き時間にレポートを書くなど時間を有効に使うことで、練習にも効率よく取り組めるようになりました。
キャンパスで過ごす時間は、自分と向き合うことにも繋がったと思います。
印象的な科目は?
仲の良い韓国チームの選手ともっと話したいと思い、第二外国語として韓国語を履修しました。
今年4月のアジアカップで再会したとき、さっそくその成果を披露したら、とても喜んでくれました。
国士舘大学の後輩へ一言
国士舘大学の学生は、入学時から進路・就職先に対して明確な目標をもっていて、すごいなあと感じています。
私にとって、日本代表は雲の上のことでしたが、一つ一つを達成していったことで、現実のものになってきました。
身近な目標を立て、ぶれずに夢に向かってほしいですね。
夢を持つことはとても大切です。
今後の目標を
日本代表の選出はサバイバルです。
勝利に貢献する一人になれるよう、プレーの精度とモチベーションを上げていき、2020年の大会出場を目指します。
ぜひ、応援してください。
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