自殺の現状と自殺予防の考え方

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ページ番号1002863  更新日 2024年7月31日

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自殺の現状

全国の自殺による死亡者数は、平成22年以降減少傾向でしたが、令和2年は11年ぶりに増加に転じ、令和3年は21,007人、令和4年は21,881人、令和5年は21,837人となりました。

市の自殺者は、平成21年の42人をピークに一時減少傾向にありましたが、平成24年に37人、平成25年に36人と増加に転じました。以降は30人前後で減少と増加を繰り返した後、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた令和2年以降は、令和2年は18人、令和3年は21人、令和4年は25人、令和5年は24人と、近年の傾向より減少しています。

全国・都では、令和2年以降の自殺者数の増加要因として、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等で自殺の要因となり得る様々な問題が悪化したことが指摘されています。

自殺者数年次推移のグラフ

自殺予防の考え方

自殺対策の基本認識(自殺総合対策大綱より)

自殺は、その多くが心理的に追い込まれた末の死

自殺者の多くは、さまざまな悩みが原因で、心理的に追い詰められて、うつ病やアルコール依存症など何らかの精神疾患が考えられる状態になっています。その精神疾患の影響で自殺以外の選択肢が考えられなくなり、正常な判断ができない状態で、自殺に至っている場合が多いと言われています。

自殺は、その多くが防ぐことができる社会的な問題

自殺の背景・原因となるさまざまな要因に対する社会の取組みと、専門家への相談やうつ病などの精神疾患に対する適切な治療により、多くの自殺は防ぐことができます。

自殺を考えている人は、何らかのサインを発していることが多い

わが国では、精神疾患や精神科医療に対する偏見が強く、相談することへの抵抗感から問題を深刻化しがちと言われています。死にたいと考えている人でも、実際には心の中では「生きたい」という気持ちの間で激しく揺れ動いており、自殺の危険を示すサインを発している場合が多いと言われています。そのサインに周囲が気づき、自殺防止につなげていくことが重要です。

いのちとこころのサポートプラン(第2期多摩市自殺対策推進計画)

多摩市では、誰も自殺に追い込まれることのない多摩市の実現を目指して、令和6年3月に「いのちとこころのサポートプラン(第2期多摩市自殺対策推進計画)」を策定しました。

令和6年(2024年)4月から令和11年(2029年)3月までの多摩市の自殺対策の指針となる計画です。

計画の詳細は、下記リンク先のページをご覧ください。

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