COOL CHOICE No,2 京王バス株式会社 燃料電池バス(SORA)
水素エネルギーの活用 燃料電池バスSORA
トヨタ自動車株式会社では、2018年に燃料電池バス「SORA」の型式認証を、燃料電池バスとして国内で初めて取得し、販売を始めました。
環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、騒音や振動が少ない快適な乗り心地が特長です。
また、大容量外部給電機能を生かして、災害時には電源としての利用ができます。
京王バス株式会社にお話を伺いました
京王バス株式会社は、2020年夏、多摩営業所に2台の燃料電池バス「SORA」を導入されました。
2021年2月現在、東京の区部を除く市町村エリアでSORAを導入しているのは、多摩市を含む多摩営業所管轄エリアのみということです。
今回は、多摩営業所にお話を伺いしました。
導入の経緯を教えてください。
走行時にCO₂(二酸化炭素)やCO(炭素)、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)等の環境負荷物質の排出がなく、当社グループの環境基本方針で掲げている「地球温暖化防止」に寄与することと、トヨタ自動車株式会社から燃料電池バスの紹介があり、多摩営業所至近で水素ステーションも開業するため、導入に向けたインフラ条件が整ったという両面によります。
いつどこで乗ることができますか?
現在、特に路線は限定していません。多摩営業所管轄エリアを走っています。
(市)定期路線がないとのことなので、市内で見かけたらラッキーですね!
運転する中で、今までのバスと違う点はありますか?
他のディーゼルエンジンのバスと比べ、かなり力があります。またエンジンではなくモーターですべての動力(走行・エアコン等)を動かす為、起終点でもエアコンをつけたまま乗降扱いが出来ます。(アイドリングストップをしなくてよい為)
なにより、走行中にエンジン音がしないので車内も静かです。
乗客の方の反応はどうですか?
同じ型のミニカーが発売されており、お子様はミニカーをもって「同じだよ」と乗務員に話しかけてくる事もあります。
導入当初はバスの横を通りかかったお客様にかなり写真を撮られました。形も塗装色も他のバスとは違うため、かなりの反響がありました。
その他、環境配慮について
京王バス株式会社が所属する京王バスグループでは、燃料電池バス導入以外にもさまざまな環境への取組みをおこなっています。
- 照明のLED化
バス営業所・工場の蛍光灯・白熱電球をLED照明に交換し、対前年で消費電力が約20%低減するなど省エネルギー化を推進しています。 - バス車両洗車時の節水
バスの洗車時に使用する水を削減するために「排水処理装置」を活用しています。
現在使用する水のほとんどは装置でろ過された再生水で、水の削減量は年間で約11tに上ります。
環境基本方針など詳しくは、京王バス株式会社ホームページをご覧ください。
関連情報
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