多摩市では「横のつながり」で保育の質を高めています!
平成23年より設立された多摩市内の認可保育所や認定こども園の保育士が中心となり構成している「多摩市保育協議会」。公立、私立ともに集まり、定期的に研修会を行っています。
子育て環境の向上に向けて取り組まれている、「保育環境評価スケール」についてご紹介します。
多摩市保育士会よりコメント
2022年、子どもに関するさまざまな報道がありました。子どもたちがいるすべての園や施設において、子どもたちひとりひとりが大切にされることを願います。私たち子どもに関わる者はそのことを胸に刻み保育にあたらなくてはなりません。
多摩市内認可保育園では、保育の質の向上の取り組みとして「保育環境評価スケール」用いて客観的に自らの保育を検証しています。
現在「乳児保育」「幼児保育(教育)」のワーキンググループに分かれて取り組んでいます。
「保育環境評価スケール」とは?
アメリカで開発された保育の質を測る尺度で、現在世界20か国以上で調査研究や自己評価に用いられています。多摩市保育協議会では、このスケールの翻訳者でもある埋橋玲子氏(現大阪総合保育大学 児童保育学部教授)と共に研修を重ねてきました。
保育室の環境構成・食事や保健衛生や安全・子どもと保育者のやりとりなど35の項目におよび客観的な指標に基づき保育の振り返りや検討を行います。
客観的視点に基づいて「なぜそのような保育なのか」を保育者が話し合うことは、「保育者と子どもの関わり」と「関わりを通して育まれる子どもの学びに向かう力」を保障し、自分達の保育をみつめ、保育の質の向上につながっています。
令和4年度 実施報告
- 第1回評価
-
令和4年7月~10月
- 第1回の振り返り
- 令和4年11月
- 第2回評価
- 令和4年11月~12月
- 第2回の振り返り
- 令和5年1月
- まとめ
- 令和5年2月
実施の様子
小規模保育所を除く市内認可保育所の全施設で実施
- 各園にて年間2回を実施
- 1回目評価と2回目の間に経過を持ち寄り振り返りと2回目に向けての情報交換
- 2回目評価の終了後、変化等を含めた振り返りを実施
参考
タウンニュースにも取り上げられました(2022年10月20日号)
記事は以下のリンクからご覧いただけます。
多摩市保育協議会
多摩市内の公私立認可保育所と認定こども園等で組織されています。
- 保育士会:各園の主任保育士を中心に保育の質の向上について学びあっています。保育環境スケールもこの部会でとりまとめています。
- 看護師・保育士部会:健康ガイドブックの作成や市内各園の感染症や怪我などの保健にかかわる情報交換、研修を実施しています。
- 栄養士部会:給食にかかわる情報交換や、献立交流会、研修を実施しています。
- ハンディキャップ部会:島田療育センターによる1期3年間にわたるプログラムの研修で、各園での発達に関する中心的な役割を担う人材育成を実施しています。(現在3期生まで終了、令和4年度はフォローアップ研修も実施)
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このページに関するお問い合わせ
子育て支援課 計画推進・保育担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6850 ファクシミリ番号:042-372-7988
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