多摩市では「横のつながり」で保育の質を高めています!
平成23年に設立された多摩市内の認可保育所や認定こども園の保育士が中心となり構成している「多摩市保育協議会」。公立、私立ともに集まり、定期的に研修会を行っています。
子育て環境の向上に向けて取り組まれている、「保育環境評価スケール」についてご紹介します。
多摩市保育士会よりコメント
近年、子どもに関するさまざまな報道があります。子どもたちがいるすべての園や施設において、子どもたちひとりひとりが大切にされることを願います。
多摩市内認可保育園では、「保育環境評価スケール」を用いて客観的に自らの保育を検証し、保育の質の向上につとめています。
「保育環境評価スケール」とは?
アメリカで開発された保育の質を測る尺度で、現在世界20か国以上で調査研究や自己評価に用いられています。多摩市保育協議会では、このスケールの翻訳者でもある埋橋玲子氏(現大阪総合保育大学 児童保育学部教授)と共に研修を重ねてきました。
保育室の環境構成・食事や保健衛生や安全・子どもと保育者のやりとりなど35の項目におよび客観的な指標に基づき保育の振り返りや検討を行います。
客観的視点に基づいて「なぜそのような保育なのか」を保育者が話し合うことは、「保育者と子どもの関わり」と「関わりを通して育まれる子どもの学びに向かう力」を保障し、自分達の保育をみつめ、保育の質の向上につながっています。
~これまでの実施報告~
参加した先生の声
~保育環境評価スケールを振り返って(抜粋)~
- 保育の現場において大切な環境をその時の状況に合わせ整えていくことは常に考えなければなりません。
- 「いつもこのようにやっている」で良しとせず、ほかの職員の視点が入ることで、保育のレベルアップが図れると思いました。
- スケールをもとに空間の設定をすることでくつろぎの空間ができ、子ども同士の会話を楽しむ姿が増え、環境設定の大切さを実感しました。
- 保護者と同様の活動写真を子どもたちとも共有できたことで、親子でも会話がはずむきっかけを作ることができました。
他にもたくさんの気付きがありました。ぜひ実施報告をご覧ください!
実施の様子
参考
タウンニュースにも取り上げられました(2022年10月20日号)
記事は以下のリンクからご覧いただけます。
多摩市保育協議会
多摩市内の公私立認可保育所と認定こども園等で組織されています。
- 保育士会:各園の主任保育士を中心に保育の質の向上について学びあっています。保育環境スケールもこの部会でとりまとめています。
- 看護師・保育士部会:健康ガイドブックの作成や市内各園の感染症や怪我などの保健にかかわる情報交換、研修を実施しています。
- 栄養士部会:給食にかかわる情報交換や、献立交流会、研修を実施しています。
- ハンディキャップ部会:島田療育センターによる1期3年間にわたるプログラムの研修で、各園での発達に関する中心的な役割を担う人材育成を実施しています。(現在4期生2年目、令和4年度には1~3期生までのフォローアップ研修も実施済)
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このページに関するお問い合わせ
子ども・若者政策課 幼児教育・保育担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
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