【表敬訪問】パリ五輪セーリング銀メダリストの吉岡美帆選手が来庁されました。
パリ2024オリンピック競技大会に出場し、見事銀メダルを獲得したベネッセのセーリングチームに所属している吉岡美帆(よしおか みほ)選手が、令和6年10月9日に多摩市役所に来庁し、阿部市長に表敬訪問されました。
表敬訪問の冒頭では、まずは市長から吉岡選手に銀メダル獲得へのお祝いの言葉と花束が贈呈されました。吉岡選手がペアの岡田奎樹(おかだ けいじゅ)出場したセーリングの日本のメダル獲得は、2004年アテネ五輪以来20年ぶり、銀メダルは1996年アトランタ五輪以来28年ぶりの快挙となります。
吉岡選手が、出場したセーリング混合470級(よんななまるきゅう)は、2人乗りのレーシング・ディンギー(キャビンを持たない小型の船舶)です。スピネーカーと呼ばれる追い風用のバルーン型のセールが特徴的な船で、船名は全長470センチメートルに由来するそうです。レースは、海面に設置されたマークと呼ばれるブイを決められた回数、決められた順序で回りながら、フィニッシュラインまでの着順を競うものです。
吉岡選手は、普段は江の島を活動拠点として日々練習に励んでいるとのことですが、多摩市にあるベネッセコーポレーション東京本部に在籍ということで、多摩市にもゆかりのあるアスリートになります。吉岡選手は、会社がある多摩センターの印象について「魅力的なお店がたくさんあるけれど、落ち着いた雰囲気がある」ことが魅力と語っていただきました。
阿部市長からは、吉岡選手がセーリング競技をはじめたきっかけなどを質問されました。吉岡選手は、高校からセーリングを始めたということですが、中学生までとは違う新しいスポーツに挑戦したいとの思いから、セーリングを選ばれたとのことです。また、セーリングであればみんな同じタイミングで始める人ばかりなので、努力次第ではトップレベルの選手になることも可能なのではないかと思ったことも大きな動機とのことでした。
パリ五輪で銀メダル獲得という快挙を成し遂げた吉岡選手ですが、学生時代から順風満帆という成績ではなかったとのことで、学生時代は納得いく成績は残せなかったそうです。大学卒業のタイミングで当時日本代表の監督をされていた方がベネッセセーリングチームの所属で、お声をかけていただき、ベネッセに入社され、様々な大会で結果を残し、今回の銀メダル獲得につながったと語っていただきました。
ご自身について、他の人以上に努力しないと戦えないとの想いから、毎日厳しいノルマを自分で課して練習に励んでいたとのことです。その結果、見事今回の銀メダル獲得につながり、当時の気持ちについて「フィニッシュのときは実感がなかったが、メダルをかけたときの重さで今までの努力が詰まっている実感があり嬉しかった」と語っていただきました。
阿部市長から吉岡選手に今後の目標をお聞きすると、吉岡選手は「今回の結果に満足していて競技目標としては達成したと考えている。今後は、まだまだマイナーであるセーリング競技について、面白さを多くの人に知ってもらいたい」と目標を語っていただきました。
多摩市としても、吉岡選手の経験を通じて、多くの多摩市民の方にセーリングやスポーツの楽しさを知ってもらえるよう微力ながら協力していきたいと思います。吉岡選手は、令和6年10月26日土曜日に開催する「パリ2024大会感動をありがとうイベント」にもご出席いただく予定です。イベントでは吉岡選手に当時の様子のインタビューや来場者からの質問にもお答えいただく予定ですので、皆様もぜひ会場にお越しいただければと思います。
吉岡選手も出演するイベントの観覧申し込みを実施しています!
このページに関するお問い合わせ
スポーツ振興課 スポーツ振興担当
〒206-8666 東京都多摩市関戸六丁目12番地1
電話番号:042-338-6954 ファクシミリ番号:042-371-3711
電話番号のかけ間違いにご注意ください
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。