東京2025デフリンピックの十種競技日本代表に決定している岡部祐介選手へインタビューしました!

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ページ番号1018835  更新日 2025年10月31日

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 11月15日(土曜日)~26日(水曜日)に東京で開催される東京2025デフリンピックの十種競技日本代表に決定した市内在住の岡部祐介(おかべゆうすけ)選手へインタビューしました!全編のインタビューはYouTubeにアップされています!ぜひ、ご覧ください! 

岡部祐介(おかべゆうすけ)選手

岡部選手(デフポーズ)
岡部選手

 1987年生まれ。秋田県出身。中学時代に陸上競技と出会う。2013年にデフリンピックに初出場し、今回で3回目の出場。2022年に400m走から十種競技に転向。今回は、十種競技に初出場。現在は、多摩市在住で、普段の練習場所は、国士舘大学陸上競技場。
 現在はライフネット生命のアスリート社員として、陸上競技を業務としているほか、デフ(ろう者)に関する理解・認知向上に向けた広報活動や人事総務部の仕事などを担当している。
 

デフリンピックとは

 聴覚に障がいのある選手を対象とした国際的な総合スポーツ大会で、「デフ(Deaf)」は英語で「耳がきこえない」という意味です。4年に1度、夏季大会と冬季大会が開催され、競技運営では国際手話やスタートランプ、旗等の視覚的な工夫がされます。令和7年11月に100周年記念の夏季デフリンピックが日本で初めて開催されます。

インタビュー内容

陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

 中学1年生までは、一般の学校に通っていたのですが、中学2年生の時に、一般の学校だとコミュニケーションを取っていくのが難しくなり、秋田の聾学校に転校しました。
 もともとはバスケ部で、バスケを続けたいなと考えていたのですが、聾学校に転校したところ、部活が卓球部、陸上部、美術部の3つしかなく、その中でピンと来たのが、陸上部でした。もっと早く走れるようになりたいと思い、陸上部を選びました。
 

十種競技へ転向した経緯

 2022年のブラジルでのデフリンピックの時に、それまで400メートル走の日本代表を目標として頑張っていましたが、出場できなかったんですね。引退しようかなとも考えたのですが、まだ、心残りがあって、その時に、友人に、「まだできる!大丈夫!」と背中を押してもらい、陸上の中で、一番難しい競技といえば、十種競技なので、自分の可能性を広げて、限界を超えたいという想いから、十種競技に転向しました。

競技中(ハードル)の岡部選手
競技中の岡部選手

いつ頃からデフリンピックを目指すようになったか。

 中学3年生の時に、東北地区聾学校体育大会の200メートルで大会新記録で優勝できた時にとても嬉しくて、もっと陸上を頑張ろうと決意しました。しかし、当時はデフリンピックを知らず、パラリンピックを目標に頑張っていました。大学生になって、筑波技術大学に入学して初めて、デフリンピックの存在を知り、そこからデフリンピックを目指し始めました。
 

初めてデフリンピックの内定をもらった時の気持ち

 初めて出場が決まった時は、日本代表として名前が呼ばれないのではとずっと不安に思っていて、2022年のブラジル大会の時は日本代表に選ばれなかったので、今回の大会は、ずっと心配でした。名前が呼ばれた時は、本当に嬉しく、言葉がないくらいの喜びでした。日本代表に決まってからは、今からがスタートで、本番が始まったという気持ちでいます。

岡部選手(インタビュー)
インタビュー中の岡部選手

十種競技の魅力

 十種競技は「キングオブアスリート」といわれるほど大変な競技として有名で、棒高跳、走高跳、円盤投などさまざまな種目があります。十種の中には得意なもの、苦手なものがあり、その点が面白いなと感じます。また、私は走高跳が苦手で、少し怖いのですが、新しい発見があることも魅力の一つです。

スポーツ以外で休み(オフ)の時はどういったことをしていますか。

 サウナに行ったり、コーヒーを飲んだり、温泉に行ったりしています。

11月からのデフリンピックへの意気込み

 デフリンピックでメダルを取れるように頑張ります!

多摩市民へのメッセージ

 日頃から競技の練習をしている場所は多摩市です。地元は秋田ですが、とても緑が豊かで、自然が多いのは多摩市とよく似ています。デフリンピックに十種競技で出場するのは、初めてで、とても不安はありますが、多摩市の皆さんからの応援をいただくことが、本当に力になります。2日間ケガなく競技を終えられるように頑張ります。引き続き応援していただければ嬉しいです!みなさん、デフリンピックでお会いしましょう!

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