令和6年度多摩市環境出前授業~あなたの学校にマシンガンズの滝沢さんが行きます~
近年、地球温暖化・廃棄物の増加・自然環境の悪化など、様々な環境問題が生じています。こうした環境問題を解決し、持続可能な社会を次世代に残していくためには、小中学生の時期に環境教育を受ける機会を確保し、環境問題を主体的・協働的に考え、行動する人材の育成に取り組んでいくことが重要です。 資源循環推進課では、現役ごみ清掃員でお笑い芸人のマシンガンズの滝沢さんをお招きし、市内の小中学校に出向いて、ごみの分別方法やリサイクルなど環境教育の一環とした出前授業を実施。子ども達に分かり易く、笑いに溢れ、心に残る楽しい授業をお届けしました。
第1回 多摩市立南鶴牧小学校
夏休み明け早々の9月3日、南鶴牧小学校体育館において、4年生から6年生の児童生徒及び対象児童生徒の保護者を対象に、マシンガンズの滝沢さんがごみの授業にやってきました。その名の通りのマシンガントークと、面白い写真や参加型のやり取りで、あっという間に終わりの時間となりました。
ごみって何だろうの問いに、「要らなくなったもの」「興味がなくなったもの」「必要じゃなくなったもの」「壊れたもの」「腐って食べられないもの」「これ以上再生できなくなったもの」と、次から次へあふれ出る子供たちの答えに関心しました。
最後に、ごみを減らすには3R(リデュース=削減、リユース=再利用、リサイクル=再資源化)に加え、4つ目のR「リスペクト(敬意)」が必要とおっしゃっていました。物や食べ物に対して、リスペクトの気持ちがあれば簡単に捨てようとは思いませんし、ごみを収集する清掃員さんにリスペクトの気持ちがあれば、ごみの出し方も気を付けるようになります。作り手やそれに関わる人へのリスペクトがの気持ちがごみ問題も解決してくれます。
みんながごみを出すその先には、収集する人、仕分けをする人といった様々な仕事をする人がいますので敬意の気持ちを大切にしましょう。
講演後の質問コーナーでは、滝沢さんにさまざまな質問にお答えいただきました。「収集員を辞めたいと思った時はありますか?」という質問には、「沢山あります。でも同期のサンドウィッチマンがM-1グランプリでチャンピオンになったのを見て、自分はごみ収集員としてNO.1になろうと思い頑張って続けています」という回答が。また「他の芸人さんでごみ収集員をしている人はいますか?」という質問には、「20人ほどいます。自分の活動を見て、ごみ清掃芸人を目指す仲間もいます」など。滝沢さんが、ご自身の回答に、質問した生徒さんが納得されたか確認してから、次の質問に移ってくれる心優しい対応も印象的でした。
第2回 多摩市立和田中学校
クリスマスを間近に控えた12月20日、和田中学校の体育館にマシンガンズの滝沢さんがごみの授業にやってきました。
今回は、多摩第二小学校4年から6年の児童、和田中学校1年の生徒、教職員と来賓の総勢353人を対象に、ごみ資源の回収エピソードから食品ロスや海ごみ、日本国内の最終処分場の問題などをクイズ形式で楽しい授業をしていただきました。60分という短い時間でしたが、子供たちにはこの授業を通して、身近に起きる環境問題に少しでも興味を持って日々を送ってほしいと願います。
滝沢さんは多摩市のことをリサーチしていただいて、授業の中では、「片手で1億 両手で3億」(諸説ありますが、燃やせるごみの中の特に生ごみに含まれる水分を片手でしぼれば約1億円、両手でしぼれば約3億円の税金が軽減される)という、10年以上前からあるキャッチコピーを用いて説明してくださいました。多摩市から全国へ広まったら本当にうれしいです。
第3回 多摩市立連光寺小学校
令和6年度の多摩市環境出前教室も最終回を迎えました。新年が明けた令和7年1月28日、連光寺小学校の3年生から6年生までの児童と保護者、来賓を対象に楽しいごみの授業を行っていただきました。
クイズでは「ごみ箱と集積所の違いは」、「プラスチックが分解されるまでの年数は」、「清掃車が1日に運搬するごみ袋の数は」、「リチウムイオン電池は何ごみか」、「牛乳パックが何枚でトイレットペーパーがひと巻きできるか」等、さて全問正解者は何人いたかな。
スライドでは捨てられたぬいぐるみの写真で大盛り上がり、また、季節ごとに出る様々なごみの画像にみんな興味深く熱心に見入っていました。ごみとして生まれてきたものなんて一つもない、人の心で決まってしまう。捨てる人にとってはいらないものでも、一般的にはもったいないという感情があふれ出てきます。そんな気持ちを引き出してくれる授業でした。
まとめ
令和6年度の環境出前授業も無事に終えることができました。改めまして、滝沢さんにはお忙しい中、3度も多摩市へ足を運んで子供たちに楽しい授業を行っていただき御礼申し上げます。また、ご協力くださった方々に心より感謝申し上げます。
前にも述べましたが、ごみを減らすには3R(リデュース=削減、リユース=再利用、リサイクル=再資源化)に加え、4つ目のR「リスペクト(敬意)」が必要と話されました。物や食べ物に対して、リスペクトの気持ちがあれば簡単に捨てようとは思いませんし、ごみを収集する清掃員さんにリスペクトの気持ちがあれば、ごみの出し方も気を付けるようになります。作り手やそれに関わる人へのリスペクトがの気持ちがごみ問題も解決してくれます。
みんながごみを出すその先には、収集する人、仕分けをする人といった様々な仕事をする人がいますので敬意の気持ちを大切にしましょう。
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