多摩市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和6年5月21日)
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- 多摩市長から皆さんへのメッセージ「じーさんとぴーぽっぽ」三部作のお話(令和6年5月21日)(外部リンク)
- 多摩市長から皆さんへのメッセージ「こども誰でも通園制度」(令和6年5月21日)(外部リンク)
- 多摩市長から皆さんへのメッセージ「こどもまつり」「TAMA河原フェス」(令和6年5月21日)(外部リンク)
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市民の皆さん。こんにちは。市長の阿部裕行です。
皆さんは「じーさんとぴーぽっぽ」という絵本をご存じですか。市内在住の絵本作家、小亀たく(こがめ たく)さんが2022年7月に世に送り出したものです。小亀さんは、広告の世界でグラフィックデザインや企画制作の分野で長く活躍されてきました。当時、私は、市内の書店でこの絵本を手に取り、可愛らしい小鳥、心優しいおじいさんに吸い込まれました。本の帯には「ボクたち ずっと いっしょだよ」とのキャッチコピーが。ページをめくると多摩ニュータウンの団地を想像できるシーンも。おじいさんは自宅で小さな小鳥を飼っていました。そのおじいさんが入院し、娘さんの自宅で飼われることとなり、「ぴーぽっぽ」と名付けられ、その娘さんの家では黄色と白の二羽の小鳥が飼われていて、その小鳥たちとの交流そして、おじいさんと「ぴーぽっぽ」それぞれの旅立ち。人の寿命と小鳥の寿命との比較など、どの家庭でも、ありそうな心温まるドラマが描かれていました。小亀さんは、その後2023年5月におじいさんの娘さん、つまり小亀さんのパートナーが飼っていた「きいろとしろ」という二羽の小鳥のお話を出版します。その中に、「ぴーぽっぽ」という名の新入りの小鳥が、おじいさんと暮らしていた家のベランダで体験したスズメ、ハト、カラスなどから聞く話などアナザーストーリーが展開されました。そして、この度、2024年5月1日、三作目となる「かごそとのぴーぽっぽ」という絵本が刊行されました。おじいさんと「ぴーぽっぽ」との最初の出会いがホームセンターのペット売り場だったこと。世界を旅するワタリドリがベランダに来訪し、世界で起きている、山火事、洪水などの話を聞いている光景など、確かに、鳥同士で、地球温暖化の状況を驚きと共に伝えることもあるかなぁ、と思えてくるから不思議です。「かごの中」から「かごの外」を、ワタリドリの目を通して体験する、まさに私たちのことじゃないか、そう思える絵本です。
多摩市では、この4月から「多摩市こども誰でも通園事業」をスタートしました。東京都内では4区と1市のみ、多摩地域では多摩市のみの取り組みです。国では2026(令和8)年から本格実施を予定しているとのことです。保育園や幼稚園に通っていないお子さんを対象に就労などの保育要件がなくても誰でも通園できる仕組みです。お子さんの年齢は、利用日時点で生後6か月から満3歳未満。多摩市では、まず市内の二つの幼稚園と二つの保育園で受け入れを始めました。今回、そのうちの「緑ヶ丘幼稚園」、「あすのき保育園」にお邪魔しました。多摩市和田にある「緑ヶ丘幼稚園」では、有馬園長にご案内いただきました。緑ヶ丘幼稚園は、市内や近隣自治体に園バスを走らせる他、直接、送迎する保護者もおられます。大きな園舎と広い園庭が特徴で伸び伸びとした幼児教育を実践されています。有馬先生は「幼稚園は地域に根差し、先生方は幼児教育のプロです。園庭も広く、子どもたちが楽しんで遊べる遊具や玩具もいっぱい用意しています」「まだ、スタートしたばかりで、短い方で2時間、長い方で6時間ほどお子さんをお預かりしていますが、私たちがサポートすることでご両親にもリフレッシュいただいています」と話されます。「だれでも通園事業」用に部屋が一室、確保されていて、子どもたちが楽しんで過ごすことのできる玩具などが用意されていました。子どもの年齢によって、2歳児クラスの子供たちと一緒に過ごすなど、いろいろ工夫をされているとのことでした。
次にお邪魔したのは、多摩市諏訪2丁目のブリリア多摩ニュータウン内にある「あすのき保育園」です。ブリリア多摩ニュータウンは2013年に竣工した自然豊かな丘陵地に全7棟、1249戸という市内最大の民間分譲マンションです。もともとは、1971年に分譲された諏訪2丁目住宅の管理組合の皆さんの献身的な努力によって建て替えを成功した全国的にも稀有な団地です。当日は、垣内(かきうち)園長、担当の細谷(ほそや)先生、運営法人である至愛協会(しあいきょうかい)常務理事の福島(ふくしま)さんにご案内いただきました。現在、利用いただいている方は、ゼロ歳児のお子さんが多いとのことです。ちょうど、預けにいらしたお母さんに話を伺うことができました。3人目のお子さんとのことでしたが、次の仕事への準備期間として、出産後の一時を預かっていただくことができ「このような仕組みを持っている自治体に住んでいることは自慢」とママ友の中で話しているそうです。他の自治体に住む友人から羨ましがられている、とのことでした。この事業を所管している子ども・若者政策課の話では、実際に、この制度があることで多摩市への引っ越しを決意された方がおられる、とのことです。「多摩市こども誰でも通園事業」についてのお問い合わせは子ども・若者政策課 042-338-6850まで。
本年もゴールデンウイークの5月3日から5日まで「ガーデンシティ多摩センター こどもまつり2024」が開催され、天気にも恵まれ、大勢の皆さんが多摩センターに来訪されました。パルテノン大通り、ハローキティストリートなどマルシェやキッチンカーの出店があり、十字路の特設ステージやポケット広場では、「Tama Runway2024 Kids Collection」やディゼルのミニライブ、大道芸のパフォーマンスなどが行われ、盛大な拍手や掛け声がおくられていました。レンガ坂では市・内外の皆さんが子ども向けの衣類や玩具などのリサイクルやゲーム、ぬいぐるみ、書籍などのフリーマーケットでにぎわっていました。多摩市の友好都市である長野県富士見町からの出店もあり、キャベツやレタスなどの高原野菜が人気でした。また、三角広場では、「天幕劇場 深海洋燈(しんかいランプ)」による「燈のあたらない川に流れるペンギン」という本格的な屋外テントによる意欲作を10日間にわたり披露しました。聖蹟桜ヶ丘の「せいせきカワマチ」でも5月5日、「TAMA河原フェス」が開催され、キッチンカーやコンサートなどで多くの人々が楽しんでいる姿をみることができました。次回は6月19日配信予定です。では。
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