多摩市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和7年1月23日)
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新年あけましておめでとうございます。市長の阿部裕行です。
東京に住む私たちにとっては天候に恵まれ穏やかな年明けとなりました。大雪に見舞われた地域に帰省された方もおられたのではないでしょうか。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今回は、正月行事として多摩市らしい光景として定着している「どんど焼き」をご紹介します。
今年も市内では小・中学校の校庭や公園など10カ所を超える「どんど焼き」が青少協(多摩市青少年問題協議会)や自治会の皆さんの主催で行われました。かつての伝統を今日に伝えているのは唐木田の二反田公園での「どんど焼き」です。毎年、1月14日、地元の中組の皆さんが近所の秋葉神社に安置されている庚申塔から火をいただき二反田公園で着火するという儀式を行っています。こちらをご覧ください。
「どんど焼き」の開催日ですが、1月14日(火曜日)から16日(木曜日)までの「小正月」と言われる頃に行われることが多かったようです。ただ、実際はどんど焼きを組み立てる青竹やカヤ(ススキ)を刈ったり、繭玉と呼ばれるお餅を刺す篠竹を採ってきたりなど、準備に多くの人の力が必要なことから、その前後の土日に行われることが多く、今年は11日(土曜日)から13日(月曜日)にかけて開催された地域が多かったようです。
この「どんど焼き」とは、松の内まで飾っていたしめ縄などの正月飾り、お守り、破魔矢、だるま、書初めなどをもともとは神社や地域の広場、畑などに持ち寄って焚き上げていました。古くは正月飾りを目印に家に来ていただいた年神様をその正月飾りの煙とともに見送る、という意味もあったようです。五穀豊穣、商売繁盛、無病息災、字が上手くなる、などをお願いするなど地域の民俗文化として育ってきました。
次の写真は、やはり14日(火曜日)に行われた唐木田公園での「どんど焼き」です。
準備にあたっていた自治会の方は、「最近、どんど焼きに来られる地域の方が増えてきてね」と笑顔で話してくれました。
次は、13日(月曜日)に行われた多摩第一小学校の「どんど焼き」です。
しっかりと組み立てられた見事な姿にご注目ください。「おやじの会」のお父さんたち、頑張りました。拍手ですね。
燃え盛っている炎の前には地元消防団の方が立っています。このようにそれぞれの地域で地元の消防団や多摩消防署の皆さんが火の警戒にあたってくれています。
次の写真は11日(土曜日)に行われた瓜生小学校での光景です。
瓜生小では「どんど焼き」に先立ち子どもたちによる瓜生太鼓の演奏が正月の恒例行事となっています。
最後に18日(土曜日)に行われた東落合小の「どんど焼き」をご覧ください。
毎年、点火の時刻は夕刻とあって夜空に昇る火柱に圧倒される「どんど焼き」です。
小野路の皆さんのお囃子で正月の雰囲気を感じられ、青少協の皆さんの手でお汁粉なども振舞われ、大勢の人々が集まるいまや多摩ニュータウンの冬の風物詩となっています。
なお、「どんど焼き」の多くは、青少協の地区委員会の皆さんが主催し、地域の自治会、会場となる学校の関係者の皆さんとで準備を行っています。ぜひ、地域でお手伝いできる方はご協力よろしくお願いいたします。
多摩ニュータウンが街開きしてから53年余が経とうとしています。新たなふるさとづくりの一つでしたが、いまや立派な多摩市の伝統文化に育っています。一部しか紹介できませんでしたが、地域や子どもたちのために汗を流していただいた多くの皆さんに感謝申し上げます。
本年も皆様の無病息災、家内安全をお祈りいたします。本年もよろしくお願いいたします。では。
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