多摩市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和4年11月22日)
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市民の皆さん。こんにちは。市長の阿部裕行です。
だいぶ、寒くなってきました。コートやジャンパーが必要な季節となってきました。寒暖の差も激しく風邪をひきやすく、私もちょっと鼻かぜ気味で声が通りにくく申し訳ありません。新型コロナウイルス感染症も第8波が到来したと、政府や東京都は注意を呼び掛けています。5回目のワクチン接種も始まっていますが、発熱などの副反応が気になって、接種を見送っている人も多いようです。今回は、多摩サービス補助施設自然観察会、厚生労働省の「私のまちの『通いの場』自慢コンテスト」で多摩市地域介護予防教室が優秀賞受賞、多摩市役所本庁舎建替についての市民フォーラム、多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ2022、多摩センターイルミネーション2022についてご紹介します。
多摩市と稲城市との境、川崎街道沿いに広大な緑地が広がっていますが、ここは在日米軍が管理するエリアで多摩サービス補助施設と言っています。米軍の施設ですので、出入りについてはレベルの高い制限が課され、なかなか立ち入ることができません。今回、かねて、横田基地への訪問や、北関東防衛局を通した要請を行い、市制施行50周年を記念した自然観察会として実現することができました。広報等で呼びかけ、19人の市民の皆さんと共に11月5日、私も立ち入ることができました。当日は、横田基地環境課の深澤さんにご案内いただき、広報担当部長のペレス・サマンサ中尉も同行されました。
この多摩サービス補助施設は、もともと、旧日本陸軍の東京第二陸軍造兵廠多摩火薬製造所として1937年に土地の接収が開始され、1938年9月に操業が開始されました。その後、太平洋戦争の末期まで弾薬等の火薬製造が行われてきたところです。戦後、米軍に接収されましたが、弾薬を貯蔵していた半地下式の倉庫、巨大なボイラー施設、旧陸軍の消火栓、多摩火薬製造所事務所跡など当時の面影をしのぶ遺跡が随所に残っています。また、在日米軍基地として、敷地全体に手が加えられなかったことから、結果としてそのまま保存され、自然資源の宝庫ともなっています。1999年から生物多様性調査が実施され、鳥類61種、哺乳類13種、昆虫1027種、両生類11種、魚類2種そして植物803種類が確認されています。自然観察会では、これら戦争遺跡やキンラン、ユリ、オオタカの営巣地など貴重な動植物の息吹も感じることができました。サービス補助施設への入構に際し、ご協力いただいた北関東防衛局ならびに横田基地の関係者の皆さんに感謝申し上げます。
次は嬉しい表彰の話です。厚生労働省の「私のまちの『通いの場』自慢コンテスト」に多摩市の介護予防リーダーの皆さんが実施している「多摩市地域介護予防教室」が優秀賞に輝きました。10月26日、活動の中心を担っていただいている介護予防リーダーの代表者の方4名が市長室を訪れ、受賞報告をしていただきました。2016年度にスタートした、この教室は、現在、市内に17か所で展開しています。各会場では、週に1回、高齢者が座って体を動かせる「元気アップ体操」などを行っています。介護予防リーダーの皆さんからは、コロナ渦でも安心して体を動かせる地域コミュニティの場づくりを大切にしてきたことなど、会の活動や参加された高齢者からの嬉しい感想などを伺いました。まさに健幸まちづくりの実践とはこのようなことを言うのだなと大きくうなずいた次第です。
次に、2029(令和11)年度を目指し検討している多摩市役所本庁舎の建て替えについてです。11月26日(土曜日)午前10時からベルブ永山公民館ホールで、11月27日(日曜日)14時から関戸公民館ホールで第2回市民フォーラムを開催します。多摩市では、これまで有識者懇談会等で市役所建て替えを論議してきましたが、今後20年、30年後の市役所や行政サービスのありかた等についてデジタル化がさらに進み、市役所に行かなくても各種手続きができる、駅近の公共施設でほとんどの用が足りる、など未来の市政の在り方を模索してきました。また、地震、風・水害、新型コロナウイルス感染症など災害時の拠点となり、市民の命を守る最前線として機能していくことも求められます。その結果、新たに土地を取得するなど過度な財政負担のない、現在地での建て替えが望ましいとの結論になりました。どなたでも参加できますので、是非多くの皆さんにお越しいただき、市役所の未来像、位置などについてご意見をお聞かせいただけないでしょうか。お待ちしています。当日でもご参加できますので、お顔を出していただけると幸いです。
12月10日(土曜日)、11日(日曜日)の二日間、ベルブ永山で「多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ2022」を開催します。当日は、環境団体による展示の他、TAMAサスティナブル・アワード2022表彰式&講演会も開催されます。講師は、日本エシカル推進協議会副会長で環境ビジネス総合研究所理事長の山口真奈美さんです。テーマは「持続可能なライフスタイル実践に向けて」。私も一緒に登壇します。地球温暖化について、私たちに残されている時間は多くありません。何ができるのか、共に考えませんか。
最後に、現在、多摩センターでイルミネーション2022が58本のクスノキやハローキティのバルーン、動物、水族館などで光を灯し、訪れる人に温かみのある光景をご覧いただいています。12月3日16時30分から今年も友好都市の長野県富士見町からもみの木をいただき、センターランドツリーに灯を灯す点灯式が行われます。点灯式では、富士見町の木遣りの披露、サンリオファンタジーショーも開催されます。ひとあし早いクリスマス気分を味わいませんか。
さて、暖房器具を使うと換気ができず、乾燥しやすくなります。新型コロナウイルス感染症も新たな株に移り変わるのも時間の問題とする専門家の指摘もあります。お互い気を付けて過ごしていきましょう。私も暖かくして睡眠をよくとるようにします。次回は、12月16日配信予定です。では。
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