多摩市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和7年4月30日)【多摩市の資源循環推進の取り組みについて】

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ページ番号1017360  更新日 2025年4月30日

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 市民の皆さん。こんにちは、市長の阿部裕行です。

 気象庁の発表によれば、今年一番の夏日を観測したなど今年も猛暑の只中に突入していきそうです。このゴールデンウイークはいかがお過ごしでしょうか。5月3日から5日まで多摩センターで「ガーデンシティ多摩センターこども祭り2025」を開催します。4月5日にグランドオープンした多摩中央公園の大型遊具やカフェなどと共にお楽しみいただけると幸いです。

 さて、今回は、プラスティックのリサイクルなど多摩市の資源循環推進の取り組みについてご紹介します。
 ご承知の通り、多摩市では、2023(令和5)年12月からペットボトルの分別を徹底し、「ラベルをはがしてキャップをとって中身をすすいでポン」を合言葉に市民の皆さんの協力をお願いしてきました。

図:はがして、とって、すすいで、ポン!

 その結果、ご覧のようにエコプラザ多摩に集まってくるペットボトルの選別レーンは、かつては色とりどりでしたが、現在は透明なペットボトルばかりとなっています。

ペットボトル選抜レーン

 2022(令和4)年8月にサントリーグループと多摩市とは多摩市が収集した使用済みペットボトルをペットボトルにリサイクルする「ボトルtoボトル」という水平リサイクルを進める協定を締結しました。

図:ペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)

 リサイクルとはいえ品質のよい良質なペットボトルとしてサントリーグループに手渡したいという気持ちとこの機会に資源循環社会に向けた取り組みをさらに進めたい、との思いからでした。
 また、市としても、課の名称を「ごみ対策課」から「資源循環推進課」という名称に変更するなど、世の中にはゴミはない、循環できる資源ばかり、という姿勢を明確にしました。特に今回は、アパートの大家さんや管理会社、大学の学生の皆さんなどにご協力いただき、この写真のようにゴミ集積所等についても見違えるようにきれいになりました。

図:ペットボトルの排出ルール徹底化によるごみ集積所の様子

 さらに現役ごみ清掃員でお笑い芸人のマシンガンズの滝沢さんをお招きし、市民向け、市内の小・中学校などでゴミの分別やリサイクルなど、ご自身の仕事の中で見えてきた課題やごみの捨て方のルールなどについてわかりやすくお話をしていただく機会をつくりました。

図:マシンガンズ滝沢さん環境出前授業

 このような取り組みが話題となり、資源循環推進課には毎年、視察や見学を希望される方が増えてきています。昨年末、韓国の仁川(インチョン)広域市からプラスティックのリサイクルについて視察したいとの連絡があり、4月の上旬でしたが、実際、視察があり、お引き受けしたところです。この仁川広域市は人口が約300万人と韓国ではソウル、釜山に次ぐ3番目に人口の多い都市です。お話ししたかったのは、今回の視察について私もビックリしたのですが、相手方の仁川広域市の通訳をされた日本に住む東京大学の大学院生であるパクさんがYouTubeで、その内容を紹介されており、その内容があまりに市役所にとっては嬉しい話でしたのでちょっと紹介させていただきました。多摩市としては、また日本の地方自治体ではごく普通の対応だったと思いますが、パクさんのお話では、そのことを含め、多摩市の職員の対応について評価していただいています。この件を紹介するYouTubeの表題が「韓国人が多摩市役所で目撃した衝撃的な状況」というちょっとエキセントリックなタイトルとなっていますが、内容はとても温かいものでした。パクさん。この映像をご覧になっていたら多摩市役所にご連絡いただけませんか。お仕事になるかどうかはわかりませんが、日韓の友好を深められるいい契機になったらと思っています。

「エッ!詩人」とご紹介していただいたエコプラザの所長と名付けていただいた資源循環推進課長も喜んでいましたよ。なお、多摩市では、5月1日から、家庭の台所などで出る賞味期限切れや未使用などを含みますが廃食油の回収実験を行います。ペットボトルなど蓋のついた容器に入れて公民館や総合体育館、武道館などの回収場所にお持ちください。航空燃料にリサイクルする実験に役立てたいと思っています。

図:廃食油回収の実証実験について(2)

図:廃食油回収の実証実験について(1)

資源循環推進課ではこのように多くの取り組みを行っています。

 さて、日々、暑さも増しているようですが、水分補給に気を付け熱中症にならないようくれぐれもお気をつけください。では。

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