多摩市長から市民の皆さんへのメッセージ(令和5年5月11日)

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ページ番号1009705  更新日 2023年5月11日

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 市民の皆さん、こんにちは、市長の阿部裕行です。
 5月8日の連休明けから新型コロナウイルス感染症は感染症法上の2類同等から5類へと引き下げられました。65歳以上の方、基礎疾患をお持ちの方そして医療機関、高齢者施設、障がい者施設などの従事者を対象とする、ワクチン接種も始まりました。多摩市では、聖蹟桜ヶ丘、多摩センター、永山などの駅周辺で集団接種会場を設け、既にご案内を開始しています。ただし、接種等については、強制ではありませんので、お一人お一人の状況に合わせ、ご判断のうえ、対応いただければと思っています。今回は、飛鳥交通ニュータウン株式会社とのEV車両による災害時給電支援、図書館本館閉館記念ナイトライブラリー、パルテノン多摩「牧野富太郎と多摩」展、多摩市ヴェルディ応援DAYそして旧統一教会の多摩市内での土地取得、などについてお話しします。

飛鳥交通株式会社との協定式の写真


 まず、この写真をご覧ください。多摩市と飛鳥交通ニュータウン株式会社は、5月1日、「災害時における電動車両等によるボランティア支援に関する協定」を締結しました。これにより、大規模災害時におけるEV車両の提供や給電が可能となりました。車両等の運用は飛鳥交通ニュータウン株式会社が行います。地震等の災害時に電力等の供給の見通しが立たない時、市民の安心・安全を確保するうえで大きな役割を果たしていただけることになりました。また、現在、タクシーアプリ「GO」などモビリティDX(デジタルトランスフォーメーション)を行っているGO株式会社は、運輸部門でのCO2削減を目指し、「タクシー産業GX(グリーントランスフォーメーション)プロジェクト」を進めていますが、飛鳥交通グループは、同社が保有する約2.100台のタクシーをEV化していてく方針を一早く、打ち出し、今年度中に180台のタクシーをEV車両に転換することを表明しました。5月1日は、そのうち、多摩市や町田市に配車する40台のEV車の出陣式も行われ、青空のもと、颯爽と、街の中に走りだしました。

図書館ナイトツアーの写真


 次にご覧いただきたいのは、5月7日に閉館を迎えた多摩市立図書館本館で宿泊体験をしようとのNight Library(ナイトライブラリー)についてです。4月28日、29日と図書館本館で、小学生、中・高校生、そして大人たちなど約80人の皆さんが寝袋やテントを持ち込み図書館内で宿泊しました。私も、午後9時頃から午前1時半頃まで皆さんと共に貴重な体験を共有しました。ファミリーでの参加が多く、読みたかった本、好きな作家の本、絵本のシリーズなど、本棚から選んだ本を何冊も抱え、思い思いの格好で読まれていました。また、ナイトツアーでは図書館職員の案内で、日頃、入ることができない書庫など案内いただき、かつては中学校の視聴覚室、調理室、特別教室だったとの説明を受け、学校だった当時を偲ぶこともできました。夜の懇談では、今回のイベントに参加した理由、情報の共有の方法、さらには多摩のまちの未来など、いろいろな感想やアイデアが出され、活気に満ちた楽しいひと時を過ごすことができました。

パルテノン多摩特別展の展示のチラシ


 次の話題は、現在NHKの朝の連続テレビ小説で放送されている「らんまん」の主人公、牧野富太郎の話です。この5月4日から5月29日まで、パルテノン多摩のオープンスタジオで「牧野富太郎と多摩」を開催しています。この企画を催したパルテノン多摩の学芸員である仙仁径(せんに けい)さんは、植物の専門家でもあります。「らんまん」で取り上げている植物の考証は国立科学博物館植物研究部の田中伸幸(たなか のぶゆき)先生が担当されていますが、そのほか植物学指導で5人が携わっており、仙仁径さんもそのお一人です。会場では、高知県佐川村でのこと、東京帝国大学でのこと、さらに植物観察会を大切にしていたこと、多摩にも来られ植物採集をしていたことなど、いろいろなことを知ることができます。5月27日には、田中伸幸先生による講演会も開催されます。参加ご希望の方は5月17日までにパルテノン多摩公式ホームページまたは往復葉書でお申し込みください。定員は60人です。実は、私の父は、晩年の牧野富太郎先生の弟子でもありました。かつて暮らしていた家の中は、植物関連の書籍と植物の標本の山で埋まっていました。

東京ヴェルディ多摩市応援デーの写真

 5月3日、味の素スタジアムで、多摩市ヴェルディ応援DAYを開催しました。当日は、今シーズン最高の14,702人もの観衆でスタジアムを埋め尽くしました。私も東京ヴェルディ勝つぞ!と応援のスピーチをしました。試合の相手はジュビロ磐田。一進一退の激しい攻防を続けましたが、残念ながら引き分けとなりました。とはいえ、東京ヴェルディは、今シーズン、城福(じょうふく)監督のもと、快進撃を続けています。J1リーグ昇格も夢ではない、この調子で闘いぬいてほしい、そう願っています。頑張れ東京ヴェルディ。
 さて、宗教法人世界平和統一家庭連合いわゆる旧統一教会の多摩市内の土地取得について、4月28日に多摩市公式ホームページ上に市長メッセージを掲載しました。そちらをご覧いただきたいのですが、私としては、旧統一教会の活動において、献金の名のもと、被害を受けた方が多くおられること。国会でも被害者救済のための法律が制定されたことなどに鑑み、多摩市内での土地取得、さらに活動拠点の構築は、そこに被害を受けた方々の財産も原資に含まれている可能性も考えられ、行政を預かる立場の人間として、大変、困惑すると共に平穏に生活したいと願う市民の暮らしが脅かされると危惧せざるを得ません。引き続き、国や東京都と連携し、情報収集に当たると共に、個別の活動についての違法性や不当性が指摘されている旧統一教会による市内での活動拠点の構築については、市長として心穏やかでない旨改めて表明いたします。重ねて国に対しては、宗教法人法に基づく調査については、国民に不安を与えないよう、しっかりとした手続きを行っていただきたく強く要請いたします。
 最後に5月5日、多摩市では多摩センターで「こども祭り」を開催している最中でしたが、その時間に石川県能登地方を震源とする地震が発生しました。珠洲市では震度6強を記録しました。その後の余震や風雨などで、被害にあわれた方々や避難を余儀なくされている皆さまにお見舞い申し上げます。改めて、自分の命は、自分で守る。家族や仲間でイザという時に備え、避難場所、落ち合う場所など話し合っておきましょう。
 次回は、6月21日配信予定です。では。

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